一周目 24
書けた分だけ投稿していきます。話の区切りは気にしないでください。
魔力操作の練習を開始してから数日がたった。
『ねぇねぇ~、マスタァ~。。。お家でじっとしていないでそろそろゴブリンでも狩りにいきましょうよぉ~。。。。』
なんだこのウザイしゃべり方は・・・
『ねぇってばぁ~』
勝手に人のMP消費して話しかけてくるんじゃない!
『だってぇ~、暇だしぃ~、私の本体のほうがせっつくんだもん。。。』
あれ??
本体とは別人格なの?
『うん、そだおぉ~』
なんで?
『わかんな~い、てか、知っててもおしえられな~い』
そか、なんだかの禁則事項にあたるんだな。
『しらな~い』
・・・・・
まあいいや、ゴブリンを狩りになんかいかないよ。
『どうして?』
どうしてって、よく考えてみて、死にかけてるんだよ俺、この辺ぶらぶらしていたてもシリウスと一緒に生き残って行けそうだからそんなに急いでLV上げしなくてもいいかなっておもってね。
『え~っ、ヤダヤダ、マスタァ~LV上げしようよぉ~~~~~~』
お前何なんだ。。。。
『私はマスターの一部、ユニクスキルの【ファラス】ですけどなにか?』
だめだ、絶対にこれ以上ファラスのLVはあげれないな・・・
『そのほうが懸命ですね!』
お前が言うな!!
『でも、正直な話もう少しマスターのLVを上げておいたほうがよいですよ。』
ん?
なにか知っているのか??
『いや、ただ、私の本体がウルド様から嫌味を言われてるのでさらに私の本体が私に嫌味を言う形になりまして。。。。私、人格が確立してしまったので自己防衛のためにマスターに進言しているわけです。』
スキルの癖に自分の都合かよ!
『でも、あれですぜ旦那、あんましのんびりしているとゴブリンたちにここ見つかって手詰まりになる可能性がありますよ。せめて自身のLV上げて自衛の手段だけでもしっかりもっておかないと』
う~~ん、そうか。。。それもそうか・・でも、う~~ん・・・
じゃ、明日から!!
『今からやれよ!!!』
は~い
、というわけでLVアップのためにゴブリンを狩りに行くことにしたのだけどまた岩塩のところに行けば何かにであえるかな?
とりあえず岩塩のところにいってホーンラビットやら熊やらの肉を置いて獲物を釣ろう。
俺は、岩塩の取れる広場に行きホーンラビットの肉を置き姿を隠す。
シリウスは俺の周りを警戒しながら獲物の気配を探してくれている。
結構な時間がたったけど、なにも現れない。
暇だ。
仕方がない、昼ごはんにしようか。俺はどんぐりクッキーを取り出し口に頬張る。
なんかうまいもの食いたいなぁ~、そういえばゴブリンたちはどんなもの食べているんだ?
『基本時には森の動物や弱い魔物を狩って生活しているのと、あと、少し大きな群れになると村のような拠点を作って芋なんかを栽培して生活しているようですよ。』
人間とそんなに変わらない生活してる?
『そうですね、極貧の開拓村よりは、言っては何ですが人間らしい生活をしています。』
えっ、そんなの自分がLVアップしたいからってそんなの襲っていいの?
『マスター、そんなの気にしない気にしない、ほっておいたらマスター自分が狩られますよ。自分自身の命よりそんな倫理観のほうが大切ですか?それに、マスターはウルド様の崇高な目的のためにこの世界にやってきたのですから小さいことは気にしないでOKです。天罰は落ちません。』
それにしてもゴブリンが芋を栽培しているなんて始めて知ったよ。
『それはそうでしょうねぇ、人のたくさんいる大陸のゴブリンたちは人や家畜、作物は奪えば簡単に他に入るものですから人から奪います。だから、芋の栽培なんて面倒なことはしません、それに比べてここ魔の森は人があまりいないので食料確保として町を襲ったりしません町はそれなりの防御力を備えていますし第一この大陸にいる人たちは基本強いですから返り討ちにあってしまいますしね。なのでこの魔の森のゴブリン達は狩りと農業を基本として生きています。まぁ、割と大きなコミニティだけですけどねそんなのは20~30匹程度なら狩りだけで生活していけるので気楽に生きているみたいです彼らは・・・』
結構、ゴブリンは知能高いんだな。
『ただのゴブリンは言われたことぐらいしか出来ないけど、進化してホブゴブリンやゴブリンメイジ、ゴブリンファイターなんかになると知恵らしきものがみえてきますね』
えっ?進化と化するの??
『普通にしますよ』
どうやって?
『要件を満たせばかってにします。』
まじでか。。。あんまりほっておいてゴブリン達が賢くなったら人類ヤバイんじゃね?
『まぁ、大丈夫でしょ、進化できるって言っても簡単にはできないしこの森で生き残るには個としての力が弱すぎる集団で何とか生き残っているだけだからいくら繁殖力があってもなかなか難しいと考えますし事実いままでそんな事例がないのでまぁこれからもすぐにどうこうという可能性はすくないでしょう。』
そうか。。。
そんな話をファラスとしているとシリウスが何か気配を感じたようだ俺に合図してきた。
どうやら獲物が近くにいるようだ俺はさらに慎重に気配を隠し獲物を確認することにした。
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