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一周目 21

いてててて。。。


まだ完全には治ってないか。

HPは流石上級ポーションというべきかほぼ戻っている。骨折しているせいか完全には戻らない様だ。

早速、リペアを掛けるか、俺は腕の骨がつながるのをイメージしながらリペアを掛ける。


リペア


リペア


リペア


『おはようございます、マスター、もう骨折は治りましたよ。』


おっ、結構簡単に直ったな。

一日、掛かると思ったからシリウスに今日はもういいって言ってしまった。

まだ、朝一だどやることない何しようか。

そうだ、ヒールポーションを作ろう。ファラスは作れるって言っていたしたぶん作れるんだろう。

ファラスさんよ、ヒールポーション作るから作り方教えておくれ。


『マスター、了解しました。まず、必要なものを言いますので用意してください。』


おいおい、いま現状で手に入るものなんだろうな。


『当然ですよ、でないと作れますとは言いませんよ。』


ホントかよ、いろいろとやられてきたような気はするが許す。

そいで何が必要なんだよ。


『えーとですねぇ、まずはピポポ草という薬草を10株ときれいな水をたくさん、そして小さな魔石をひとつたったこれだけでマスターなら作ることが出来ますよ。』


マジでか、えらく簡単そうだけど大丈夫かいな。

そいで「ピポポ草って薬草はこのあたりに生えているのか?


『泉の周りに群生してますよ。ただ、ピポポポ草っていうピポポ草に良く似た毒草も生えているのできをつけてくださいね。まあ、よく似ているって言っても私に確認していただければ区別は出来ますよ。』


そうか、じゃ早速泉に行ってみるか、俺は身支度と軽く朝食を済ませ洞窟をでる。泉まではいままで通っているのでもう獣道のようになっている。朝日が木々の隙間からこぼれ差し込む気持ちのいい朝、散歩にはちょうどいい感じだ。しばらく歩くと泉が近づいてきた。

泉は水場なのでよく魔物がいる。俺は索敵のスキルで周りを慎重に確認する。

一応、索敵は常に発動させてはいるが意識するのとしないのではかなり精度が違ってくる。そのうち意識しなくても高精度の索敵が出来るように索敵のレベルも上げたいものだ。

魔物の気配はいないどうやらいないようだ。


ファラスさん、泉に着いたぞ、どれがピポポ草なんだ?


『泉の側で黄色い花を咲かせている草があるでしょ、それがピポポ草。。。。その周りに黄色い花を咲かしているのがピポポポ草です。』


俺は泉の周りを見回す。

泉の周りには確かに黄色い花を咲かした草が沢山群生している場所があった。

俺は黄色い花が咲いているところにいき一株引き抜いた。


これか?


『それはピポポポそうですよ。』


これ?そういってもう一株引き抜く。


『それもピポポポ草ですよ。』


どれも同じに見える。ここにはピポポポ草しか生えていないのかもしれない別を探すか・・・


『そんなことありませんよ、ちゃんとピポポ草も生えていますよ。』


どれだよ、、、全部一緒じゃんよ!!


『微妙に違いますよ。まぁ、普通の目では区別することは難しいかもしれませんねぇ、ピポポ草ととピポポポ草を簡単に見分ける方法としてピポポ草に極僅かに流れる魔力を感じて判別します。ピポポ草は魔草でピポポポ草はただの野草です、、、、毒があるからただの野草ではないかもしれませんが。。。』


ピポポ草はピポポポ草に擬態することで生存確率を上げているということか。


『そのと~~~り』


コイツ、、うざ!


・・・・・・・


みんなどうやって区別して採取しているんだよ。


『ピポポ草もピポポポ草も纏めて採取して鑑定できるところに持って行っていますよ。どれがピポポ草か判断できないと効率悪いですしもし間違ってピポポポ草の毒が体内に入ってしまったら大変危険ですのでピポポ草は希少ですしそれを使ったヒールポーションは高価なものとなっています。』


そうか。。。で、俺はその魔力を感じることができるのか?


『訓練すれば出来るようになりますが今すぐにはむずかしいです。』


じゃ、仕方がないな、いちいち確認していくからよろしく頼むよ。


『りょ!』


略すな。。。その辺の若者みたいに。。。


まぁいいや、

俺は黄色い花に指をさし「これか?」という。


『違います。』


「これか?」また、違う花に指をさす。


『違います。』


「これか?」


『違います。』


・・・・・・・


どれだよ、本当にあるのかよ。

俺は違う場所に移動しようと歩き出す。


『あっ』


なんだよ、


『今、マスターが踏んでいるのがピポポ草ですよ。』


う~~ん、なんていったらいいのだろう。。。。なんかいや


う~~ん


俺は足元を見る。俺の足の下には踏みつけられたかわいらしく咲いた黄色い花があった。

一応、その花を一株摘んでみてみる。

先に積んだピポポポ草と比べてみても全く区別がつかない、これはまとめて摘んで帰ってわかる人に選別してもらわないと無理だわな。


どれくらいの割合でピポポ草があるんだ?


『一割程度ですよ。』


そんだけか?


『そうですよ。』


はぁ~


俺はため息を一つ吐いて再び黄色い花に指を差し出す。


『違います。違います。違います。違います。それです!違います。・・・・・それです!』


そんなやり取りをしばらくすると、それでもピポポ草を30株ほど採取することができた。

これはめんどくさいな、ファラスさん、魔力の感じ方教えてくださいよ。


『おっけ~♪』


軽っる!

ノリがいいのかいい加減なのか。。。軽いな、そいでどうやるんですかね。


『え~とですね、ヒールポーション造るときの技術の応用になりますが今聞きますか?』


習得するのにじかんかかる?


『たぶん・・・』


じゃ、やめたポーション作るときについでに教えてくれよ。


『り』


・・・・・・


じゃ、お腹もすいてきたし、魚でも取って食うか。

俺は泉の中にいる魚の陰を追う、そして、テレキネシスを使い魚の動きを止める。テレキネシスにつかまった魚は動くことが出来ない。テレキネシスだレベル4になって大分射程距離が伸び使えるようになった業だ。俺は魚のそばに行って魚を捕まえる。まだ、魚をテレキネシスでこちらまで持ってくることはできない。

もう少しのところまで来ていると思うんだがどうだろ??ファラスさん。。。


『う~~ん、どうでしょぅ~』


その元プロ野球選手みたいな返事はなんだよ。

教えられないってことね分りましたよ。

俺は火を起こすために薪や乾いた草を集め火を着ける。焚火の真ん中に大きな石を置き塩を振った魚と熊さんの肉を置いてみる。暫らくすると良いにおいがしてくくる。

もしかして、ヤバいかも・・・

この匂いに引かれて、魔物たちが引き寄せられるかもしれない、今日は戦いたくないのに魔物が来たらな戦闘になるかもしれないそう思い俺は急いで焼きあがった魚を取る。

あちち、、魚にかぶりつく、さっさと食べて帰ろう。お肉はまだ焼けてはいない少しかかるようだ。

俺は周りに注意深く索敵を掛ける。。。。魔物の気配はしない。

熊の肉は大きく切りすぎたのかなかなか火が通らない、。。。

あっ、なんか来る。

逃げよ、俺は隠匿を使いすぐさま逃げにかかる。

どんな魔物かは気になるがMPも少ないし今日のところは逃げの一手だ、匂いを使っての魔物の釣りもありかもしれないな。そんなことを考えながらピポポ草をマジックポーチにいれ洞窟に急いで帰る。

洞窟に無事に帰ったおれは寝床に転がる、なんか知らんが疲れたから今日はこの後は本を読みながらゆっくりしよう。「ヒールポーション作りは明日しよ。。。」俺は一人ドングリクッキーを食べながらつぶやく・・・


今日も一日が終わっていく、明日、明日じゃダメなんだけどなぁ。



ブックマーク・評価をいただけるとすごく励みになります。


心が折れそうなときにもそれを励みに頑張れますのでなにとぞよろしくお願いいたします。


そして、ブックマーク・評価・閲覧ありがとうございます。これから年末・年始にかけて更新が遅くなったり文字数が少なくなったりするかもしれませんが頑張って執筆してまいりますので変わらず応援していただけると幸いです。

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