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一周目 18

何もしない日って、結構あると思うんですけどそれを書いてみました。

かなり短い回なりましたが更新してみました。

目が覚めると。。。。いつもの洞窟の天井が見える。


あっ、、、、知ってる天井だ。


クソ、寝て目が覚めたら、知らない病院の天井が見えて、日本に戻ってるって何度思ったことか。

今日もこの天井から一日が始まるのか。

俺は朝一から目に飛び込んでくる岩肌の天井でウンザリする。

ここ何日かは変化があったので忘れていたが日本に早く帰りたい。


『おはようございます、マスター、一度死んでウルド様の元に戻ったらいかがですか?』


おはよう、ファラス。。。。って、お前挨拶できたのか。

初めておはようって言われた気がするけど気のせいか??

もしや。。。俺はファラスのレベルを確認してみる。するとレベル6から一上がってレベル7になっている。


『レベルが上がれば出来ることが増えるかもしれないし、増えないかもしれないかもしれない的な何かを・・・覚えてないんですか?』


で、レベルが上がって何が出来るようになったんだ?


『私のMPの消費量が減っただけですよ。』


えっ、それだけ??


『そですよ。』


でも、レベルが上がれば出来ることが増えるっていってなかったっけ?


『レベルが上がれば出来ることが増えるかもしれないし、増えないかもしれないかもしれない的な何かのはずですが、マスターはほんとおバカですね~wwww』


じゃ、何で急に挨拶なんてできたんだ?


『もともと出来ましたよ、ただしなかっただけで、ただの挨拶なんてペッパ〇君だってできますよ。馬鹿にしないでくださいよぉ』


じゃ、なんでしてこなかったんだ?


『なんとなくですよぉ~』


なんとなくって。。。。


『だって、初老のくたびれたおっさんに何で知識の魔神である私がわざわざ挨拶なんてしなくちゃいけないんですか。』


初老って、、、、会社では小野寺さんって若いですね!ってよく言われてたんだが年齢だって10は若く見られてたんだけどなぁ、、、上手言われてたのか。。。ショックだ。。。


今日はもう何もしない。。。


『え~~、今日はゴブリン狩りでレベルアップ♪って感じだったじゃないですか何でなんですかぁ~』


お前のせいだよ!!


『こころが狭矮ですねぇ~』


決めた今日は何もしない


『シリウスが待ってますよ』


そうか、シリウスか

シリウス待たしちゃかわいそうだな。。。


『そうですよ。』


俺はおもむろに立ち上がり洞窟の前に立つ


「シリウ~~ス!!」

大声でシリウスを呼ぶ、そうすると暫らくすると森の中からハアハアと息を切らしてシリウスが現れる。


『シリウス、今日は何もしないから遠くに行っていいぞ飯はあるな?』


わうっ!

シリウスは一声なき頷く。


ホント賢いなこのワンコは

『よし、行ってよし。』


シリウスは森の中に入る前に一度立ち止まりこちらを振り返る。それを見て俺は行っていいぞの手ぶりをする。そうするとシリウスは頷き森の中に消えていった。

俺は洞穴に入って行き寝床に転がる。


『ますたぁ~、今日は本当に何もしないんですかぁ~』


そんな甘えた声で言っても駄目だ、今日は何もしない!!

思い返せばこの世界に来てから、生きるのに精いっぱいでゆっくりしてこなかった今日は休養にする。

あ~、辛かった。。。毎日毎日、魔物に怯え食い物を探し一人きりで知らない世界で。。。そら、精神耐性も付くわな。


俺は寝転がりながらどんぐりクッキーをかじり読書に勤しむ、そして、微睡んできたらそのまま深い眠りにつき目が覚めたら水分をとり外に出てく新鮮な空気を吸い、再び、寝床に入り惰眠をむさぼる。

そうしているうちに、周りが暗くなり森に闇が覆いつくす。静寂の中にもなにか不気味なものが感じるこの森にあって俺はなんとか生き抜いてこれた、これからも何とかなるだろうか美奈子。。。。会いたいよ。君は元気でいるだろうか俺がいないで泣いていないだろうか子供たちは大丈夫だろうか・・・



あっ、、、、知ってる天井だ。

目が覚めると。。。。いつもの洞窟の天井が見えた。


さあ、今日も一日頑張ろう!



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心が折れそうなときにもそれを励みに頑張れますのでなにとぞよろしくお願いいたします。

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