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二周目 54

学院の入学準備も一通り終わり、俺は一旦、ノット村に戻ることにした。

俺は、ノット~ベニーの定期便に便乗してノットに戻る、ハンスも一緒に来るというのでこの機会に親交を深めておこう。


「なあ、ジュード、お前、ミヒャエル様のことどう思っているんだ?」


俺はギョとして、ハンスを見る。


「違う違う、そう言う意味じゃなくて、ミヒャエル様が今後、クライスト伯となった時どうなのかって意味で、どう思っている?って聞いたんだ、決して好きとか嫌いとかじゃない。。。。」

ハンスは慌てて訂正してくる。


何だか、少しモジモジしているぞ、おい!


急いて訂正してくるってことは少しは意識しているのかもしれんな。

マイクの奴、ハンスにずっとチャームしていたから、いくら毎回レジストしていても意識はしてしまうかもしれないな。


覚醒しないことを祈るしかないな。


「マイクの代になっても、今と変わらない、むしろ、他の貴族たちに影響を与える存在になるかもしれないし、ならないかもしれない。」


「何だよそれじゃ、全然、判らねえよ!」


「そうだよ、僕には全然わからん。多分、伯爵家の跡継ぎとしての能力は今のところ持っているみたいでけど、将来のことはわからない。しかも、あのチャーム(能力)の影響が学院でどうなるかが問題だ。かける相手を考えて来れればよいのだけども。」


「相手を考えないで掛けるとどうなるんだ?」


「王族とかに掛けちゃって、その王族がマイクにゾッコンになってしまったら大事になってしまうだろう、その類は俺達に来るだろうなぁ、クライスト伯家自体はちょっと家名に傷がつくぐらいで済むけど、俺達はなぁ。。。しがない、騎士爵家の子せがれでしかないから、取り敢えずお供のあいつ等からやっとけってなるんじゃないかと思うけどね。」


「おい、大丈夫なのか!!」


「大丈夫なのかって、判らないよ。とにかく、俺達はマイクが学院で自制するようにうまく立ち回らないといけないということかな、俺達の家のためにね。」


ハンスは黙って考え込む。


ハンスはマイクのお供で学院に行って、マイクの側近になって出世していこうと思っていたのだろうが、そもそも俺達のような騎士爵家の息子にこの話が回ってくること自体がおかしい。はじめは確か子爵家・男爵家の子息がいたはずだだが今はいない、こんな大きなリスクは取れないと大人が判断したのだろう、一応、寄子の子息もマイクと一緒に行くことになっているが俺たちの様にガッツリではない。

大きなリターンには大きなリスクが伴う、実際、この案件はハイリスク、ハイリターンなのは確かだ。


この帰郷の間にハンスとじっくり話を詰めていこう。



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