二周目 53
毎日が忙しく過ぎていき、すごい勢いで時間が過ぎていく、やるべきこといっぱいである。
貴族としての教育、クライスト伯派閥の底辺である俺は皆から良いように使われている。
幸いマイクと仲良くしているので直接的な嫌がらせはないのだけど、いろいろなやっかみがある。まあ、俺は適当に聞き流して泳いでいるので問題は無いが、ハンスのことが少し心配だ。
いちいち、愚直に反応して反抗しているから結構敵が多い、学院に行けばあいつらは仲間だから仲良くしておいた方が良いのだが、しかも、ハンスの家は金がないから悔しい思いもしているようだし、なんとか稼げるようにしてやりたいけど、アイツ、商人のこと馬鹿にしているふしがあるからなぁ。
金がないんだから、自分で何とかしないとダメだよな。
ハンスは学院に入ったなら冒険者ギルドに入って王都で冒険者としても活躍するって言ってるけど、そんなことしなくても稼げるシステムを作ってしまえば楽に金を稼げる。
「いっしょに、商売しようぜ!」とハンスに言っても、「商売なんか駄目だ、貴族の矜持を持て!」そう言って断ってくる。
マイクに「いっしょに、商売しようぜ!」といったら、「僕、別にお金に困っていないし、権力が得れば自然に富が集まってくるから、僕には何でそんなに君がお金を儲けよと商売しているのかわからないんだよねぇ~、そんなことより一緒に踊らない?」だって、これだからお貴族様は。。。。
でも、マイクの言った「困っていない!}って言うのは、上級貴族の本音なんだろうな、下々の民とあまり接点がないから、領民の命と人数なんてただの数字なんだろうなぁ、まだ、お金の方が親近感があるのかもしれんな。
まあなんにしても、王立学院入学の準備は整った、後は商売の方を仕上げれば安心して王都に旅立つことが出来る。
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