二周目 52
俺は会議を終えクライスト伯の館に向かう。
館に着くと俺は「ハンス様はもうお見栄でございます。こちらへどうぞ」と、中庭に通される。
何やら軽やかな音楽が聞こえてくる。
今日はダンスの練習の日じゃないはずなんだけど、何だろう?
音の聞こえる方に向かって歩いていくと、そこには衝撃の映像が!!
それを見て俺はダッシュで走り出す。
そして、ハンスの頭を張ったおす!
ハンスは頭を押さえてしゃがみ込む、結構本気でやったから死ぬほど痛いはずだ。でも、それくらいしないといけないし仕方がないよね。
頭を抱えるハンスの横でマイクが俺に手を差し出し、こう言った。
「Shall We Dance?」
マイクが俺を見つめる。
少しドキッとしたがそれくらいかな。
「そうやって、ハンスと踊っていたのかい?」
「うん、だってハンス可愛いでしょ。」
いやいや、可愛くはないでしょ、結構な美少年だけどかわいい系ではなくゴリゴリのイケメンのような気がするけど。
「それに、もう、俺にチャーム仕掛けないって言ってなかったけ?」
「だって、ジュードとも踊ってみたかったし、いいじゃん気かなかったんだし。」
マイクは口をとがらせてホッペを膨らませる。
女の子だったら超かわいいんだけど、、、、いや、今でも十分かわいい。。。。。。
俺は、ハッと我に返る。
「だから、隙あらばチャームをしかけなさんな!!」
チィッ!
「マイク、舌打ちははしたないよ。」
そんなこんなしているとハンスが頭を押さえながら立ち上がり俺を睨みつける。
「痛てえなこの野郎!何しやがる!!」
凄くにらんでくる。
「マイクにうっとりと見とれながら華麗にワルツを踊っていた奴がこの俺に何か?」
ハンスは思い出したのか顔を手で隠ししゃがみ込む。
はずかいいのは判るけど乙女かよ!!
耳まで真っ赤にして。。。。
「マイク、本当にチャームやめてくれないか。」
「いいじゃん!ジュードには効かないんだし、ハンスも少しづつ耐性を身に付けつつあるんだし。」
たしかに、だんだんハンスはチャームからの回復が早くなってきている。
でも、それは俺が殴り飛ばしたり自分で足にホークやペンを突き刺して強引に解いているからなんだけど、さっきみたいに俺がいないときに結構深めに掛かっちゃうと自分では何ともならないみたいだからそのうち身も心もマイクにメロメロになってしまうかもしれない。
今は俺と一緒にしかマイクには会わないからいいけど、耐性がないとヤバいのは事実なんだけど、、、、、そもそも、マイクが仕掛けなかったら。。。。。
まあ、なるようにしかならないか。
しょせん他人事だ!
よし、諦めたハンスにはしばらく痛い思いを見てもらおう。そして、大人になったとき俺に感謝してもらおう!!
数少ない友人が男の子を恋する乙女の様な目でマイクをみているののもいやだしな。
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