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一周目 10

岩塩を取りにいくその朝、自分のステータスを確認してみる。

この世界に来て、約一ヶ月、少しは慣れそして強くなったはずだ。


ステータスオープン


名前:小野寺 真幸  年齢:51歳  種族:普通人族  職業:会社員 Lv:5

HP:102/102  MP:99/100 SP:42

力:39 魔力:50 素早さ:49 

スキル

モンターティムLV1:投擲LV6:隠匿LV3:索敵:LV3:解体LV2:メーリング

魔法

神聖魔法(ヒールLV2):無属性魔法(テレパシーLV2・サイコキネシスLV3)

スペシャルテクニック

バックスタブLV2:ビットスナイプLV2

ユニークスキル:ファラス(LV6)

アビリティ:運命の女神の加護【ウルド】:神聖属性:無属性


だいぶ強くなったと思うけどどうだろう。


『マスター、全然ダメですよ。レベル5なんて初心者の冒険者と同じぐらいですよ。』


えっ~、結構頑張ったと思うけどダメですか。


『マスターは安全マージンとりすぎなような気がします。もっとリスクとらないと急には強くならないですよ。折角、もらったチート能力全然いけしてませんよ。』


でも、死んだらあのウンコのとこ行かないといけないし、絶対死ねない。


『そんなに嫌なんですか?』


うん


『なんでなんですか?』


秘密


まぁ、そんなことより塩だよ、塩がないとこの先安心できない。俺って、岩塩のある所まで行けそう??


『多分、行けると思いますよ。新しい技もてにいれたみたいですし、、』


なんか隠してる?


『いいえ』


なんか隠してるよこいつ、、絶対・・・


『さぁ、出発しましょうよ。』


あっ、今、話そらした。

まっいいか、出発だ!!




あっ、もしかしてもう着いた??


『はい、着きましたよぉ~』


なんの障害もなく、岩塩の鉱石のある場所に着いたみたいだ。

これが岩塩か、山が崩れ崖になったようなところから半透明な水晶のような岩が所々に見える。多分、これが岩塩なのだろう。俺はその水晶のような石をひろい舐めてみる。。。。


しょっぱ!!


ああ、確かに塩ですなぁ、これを砕けば簡単に塩として使えそうだ。

こんなに簡単に来れるんならもっと早く来ればよかった。案ずるより産むが何とかってやつだな。

俺は、いそいそと岩塩を拾いマジックポーチに入れていく。

何度も、ここに来るの面倒だからマジックポーチに入るだけ入れていこう。。。。



結構、拾ったけどなかなかいっぱいにならない。よく考えたら2メートル×2メートルの塩なんか一人で生活するのにいらないか・・・

ある程度、岩塩を拾ったところでそのことに気づく。


んっ?


なにかいる!?


俺の索敵スキルに何か引っかかる。

まだ、相手は気づいていない様だ。何か弱そうな気配が3個ここから西の方角に感じられる。


俺は隠匿のスキルを発動し姿を隠す、そして、気配のする方向に近づいていくもし弱い魔物であったら討伐して経験を積んでおきたい、確かにファラスに言われればその通りそんなに強うなってないような気がしてきた、一般人にしてはだいぶ強いけど、ここで生きていくにはかなり厳しい街に行くにしてもこのままではいつになるかわからない。これからは意識して自身のレベルアップに努めよう。


姿を消して気配のするところに近づくそこには、緑色の肌、頭には小さな角、よれよれの腰巻に手には錆びたショートソード。。。小柄な人型の魔物・・・ゴブリンである。

しかし、テンプレな展開だなはじめはゴブリンでレベリングってやつか??


『そうですよぉ~』


ファラスのやつ知ってて黙ってやがったな。


『ふふふ~~ん』


わざとらしくとぼけやがって。。。でも、3匹ぐらいならちょうどいいか、二匹を遠くから投石で行動不能にして、残りをバックスタブでやるか、、、ビットスナイプで一気にやるか。


よし、前者の作戦でいこうビットスナイプ結構MP食うから帰りになにかあったときに取っておきたいし、こう考えると3匹ぐらいのゴブリンが平気なぐらいの強さはある。

たま~に、はぐれゴブリンを狩ったりしたのでゴブリンの強さはわかっている。今回は初めて武器持ちのゴブリンだけど大して強さは変わらないだろう。なぁファラス??


『肉体的強さは基本的にはかわらないですよ、武器もった分だけ単純に攻撃力が上がるだけです。』


なら、投石で二匹は何とかなるだろう。残りはバックスタブでやる。バックスタブも使わないとレベルが上がらない。

俺は投石の届く位置まで近づく、そして、一匹に狙いをつけ石を投げる。

石は狙いをつけたゴブリンの頭に命中し、命中したゴブリンはギャという小さな悲鳴を上げ膝から倒れ落ちる。残り二匹は、ギャウギャウと何かを話しながら石の飛んできた方向を指さし、俺の方向に警戒しながら向かってくる。

俺は隠匿スキルを使いゴブリンの右の方向に回り込む。

ゴブリンたちが俺が投石したあたりに来た時には、俺はゴブリンたちの真後ろに回り込めていた。そして、ショートソードを持っている方のゴブリンに狙いを付け投石する。

石はゴブリンの後頭部に直撃しショートソードを持ったゴブリンは倒れる。残ったゴブリンはパニックに陥ったのかキョロキョロと周りを見渡しギャウギャウギャーギャーと大声で泣き叫びその場を走って逃げようとする。

俺はゴブリンに近づきバックスタブを発動させる。

パニック状態のゴブリンの陰に簡単に入り込み後ろから首元にダガーを突き立てる。そして、ゴブリンは簡単に崩れ落ちる。

3匹ぐらいのゴブリンだったら不意を突けば楽勝だな。それに今回は武器をもったゴブリンが一匹、やっとダガー以外の武器をゲットだぜ!!錆さびだけど・・・ゴブリンの持っていたショートソードを手にする。投石で倒した方のゴブリンはまだ生きているから止めさしておかないと今度は俺が後ろから襲われるかもしれないしな。

ゴブリンたちにトドメをさしていきそして小さな魔石を回収していく、今はまだ魔石必要ないけど今後の為に取っておく。

さぁ~、レベル上がってますかねぇ~


ステータスオープン!!


・・・・・


残念、レベル上がらずですか・・・ゴブリン3匹じゃ仕方がないか、今回は剣も手に入ったし良しとするか。




ん??????


やばい、また気配が近づいてきた。

今度は10個以上の気配に囲まれている。どうやら最後に何か大きな声で鳴いていたのは仲間を呼び寄せていたようだ。まだ、見つかってはいない様だが俺の存在を知って包囲してきている。流石に今の俺のレベルじゃ10匹以上のゴブリンにソロで勝てないだろう。


よし、逃げよう。


一応、ファラスさんに聞いてみよう。

ファラス、俺がこのまま戦ったら勝てる?


『無理ですねぇ~、それに隠匿のスキルを使っても逃げ切れるかどうかわからないですよ。相手はマスターの存在を知って集まってきているわけですし、動き出せば多分見つかると思いますよ。』


なんでお前そんなに余裕なの?


『だって、マスターには一度死んでウルド様のところに行ってほしいからですよぉ~決まってるじゃないですかぁ~』


ファリス、、お前もウンコ野郎なのか?


『酷い、ウルド様と一緒にしないでくださいよぉwwwwヒィ~~~~~~~~~~!!』


また、ファリスの悲鳴が聞こえる学習しないやつだ。しかし、どんな目に遭わされているんだ。魔神が悲鳴を上げる仕打ってどんのものか。。。


俺、絶対に死なんぞ!


そうしている間にも、気配が近づいてくる。


考えろ俺!何か方法があるはずだ!!

だめだ、考えがまとまらない焦る・・・

ああ、、俺死んじゃうのかなぁ~やだなぁ~やだなぁ~

あきらめるな、考えろ!!

諦めたらそこで終わりだと、どこかの眼鏡がいっていたじゃないか!!


その時、俺の頭の中にまたアナウンスが流れた。


【思考加速】を取得しましたと。。。。。


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