二周目 47
マイクと一緒に学院への入学準備をしているある日。
「ジュード、君、ハンス・ドワイスって知ってる?」
「知ってるよ、うちの村のとなり村を収めるドワイス騎士爵家の令息だよね。」
「そうそう、今日から彼もいっしょに勉強していくからよろしくね。」
そうか、ハンスも一緒にマイクのお供って言ってたもんな。
ハンスの奴、武ばっかに偏って勉学おろそかになっていないか心配だよ。
「ハンスとは仲いいの?」
「そこそこかな、始めはよくなかったけど決闘して一晩話したったら仲良くなった。まあでも、気持ちの真っすぐな良い奴ですよ。」
「そうか、会うのが楽しみだよ。ところでハンスってかっこいいの?」
「なかなかの容姿をもってるよ。子供から大人になる前の微妙なラインがマイクの心をくすぐるとおもう。」
それを聞いてマイクがいやらしい微笑みを浮かべる。
おっと、自分がどんな顔をしてるのか気付いたのか、また天使の微笑みにもどる。
俺の鼓動が早くなる。
俺は、フゥと一息してあきれ顔でマイクに文句を言う。
「いい加減仕掛けるのやめてくれないかなぁ」
「ごめんごめん、一日一回ぐらい試させてよ。いろいろ検証とかもしたいんだよ。しかし、どうしてジュードにはチャームが利かないんだろう?同年代の男の子には鉄板で聞くはずなんだけど、、、おかしいなぁ。」
「一日一回でもやめてくれよ。そのたびにドキドキして苦しくなるんだから。」
「ってことは、一応、チャームは発動しているんだよな、どうしてだろ? 君も一緒に考えてくれよ」
「やだよ、答えが見つかって僕が攻略されちゃったらどうするんだよ。」
「どうもしないよ、君が僕のものになるだけだよ。」
「一つ質問があるんだけどいい?」
「なに?」
「マイク、君ってもしかして女の子には興味ないの?」
「あるよ。」
「男の子のこと好きだよね?」
「うん」
・・・・・・
・・・・
・・・
「男の子も女の子も両方好きだよ、男の子でも女の子でも可愛いのが好きなんだよ。でも、僕の能力って男の子にしか利かないみたいだから、とりあえず可愛い男の子を僕の周りにはべらそうかなぁって思ってね。それに貴族の子供たちをこの手にできれば将来何かと都合がいいし一石二鳥だよ!」
「一石二鳥じゃないよ、侍らせられるこっちの身にもなってよ。」
「えへへ。。。」
可愛い・・・
「惚れ直した?」
「惚れてないし」
「ならどうして、子爵家や男爵家のご子息をかえしたの? いくらなんかおかしくなったからってマイクの取り巻きになるのって結構名誉にになるんだからマイクがそばに置きたいっていえば残してくれるでしょ。」
「そうなんだけど、少年だからってすべてが可愛い訳じゃないんだよね。太っていたり、目つきが悪かったり、ぽっちゃりしていたり、体重が重そうだったり、暑苦しかったり。」
「デブが嫌いなんだね。」
「嫌いっていうか、僕可愛いのが好きなんだよね。でも、勿体ないから一応、チャームは掛けておいたよ。その点ジュードは十分合格点に達しているよ、やったね!!」
「うれしそうに、『やったね!!』じゃないよ。ハンスにはやめてくれよ。」
マイクは少し考えるような仕草をした後「それはどうだろうねぇ」と笑う。
ああ、ハンスよ心を強く持つんだぞ。
「失礼いたします。ミヒャエル様、ハンス・ドワシス様がお見えになりました。」
ガンバレ、ハンス!!
俺は心の中でハンスにエールを送るのであった。
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