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ユベントゥスの息吹  作者: 伊吹 ヒロシ
第三十三章 南の大陸への進出(前編)
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2.三顧の礼に倣う

 ――異世界生活九ヶ月と十六日目。

 俺とアレスはコテツに迎えに来てもらい、その日の内にボスアレスへと移動する。

 そして、俺を探しに移動していたビアンカとアウラは、翌日の朝にボスアレスに戻ってきた。

 「ふたりとも色々と心配掛けたな……!? イッテー!」

 俺はビアンカとアウラの頭を撫でて、再会の喜びを分かち合おうとしたが、遮られてしまう。

 久々にアレスから電流を浴びて左手を振るが、以前の様に文句は言わない。

 「カザマ、返品されたと聞いて心配したけど、体調が悪いっすか?」

 「私も気になったわ。いつもなら子供が駄々を捏ねる様に、アレスに文句を言う筈なのに大人しいもの」

 ふたりが本当に心配そうに見つめてきて、俺はイラッとするが我慢する。

 「ふたりとも俺の事をどんな風に思っているんだよ。ちょっと痛い思いをしたくらいで、イチイチ真に受けても仕方ないだろう」

 俺は再びビアンカとアウラの頭を撫でて、アレスの顔をちらりと見て口端を吊り上げた。

 ビアンカとアウラは不思議そうにお互いの顔を見つめているが、アレスは苦笑を浮かべる。

 「ねえ、君、再召喚されて妙な力を得たみたいだけど、調子に乗っていないかい?」

 「アレス、そんなことはないですよ。俺も実家に帰って、色々と反省しただけですよ」

 「うん……そうかい。あまり面白くないけど、我慢するよ。それで、これからどうするんだい?」

 俺は初めてアレスに勝った気がしたが、これくらいで調子には乗らない。

 「そうですね……取り敢えず、北欧に行かなければなりません。ロキさまとの約束もありますし、ジークフリートの事が気になりますからね」

 俺はアレスに答えながら、みんなの方に視線を向けた。

 昨日久々に会ってからぎこちない様子のアリーシャが、不安気に口を開いた。

 「……あの、カザマ。私はどうすれば良いのでしょう? カザマに言われてボスアレスの領主になりました。ですが、アテネリシア王国とオーストディーテ王国から、次期国王にと話が来ています……」

 「アリーシャ、その話は丁重に断るべきだと思う」

 「へっ!? でも、カザマが、私が国王になる様にと、裏で手を回したのですよね? 私は正直、国王には興味がありませんが……」

 アリーシャは余程驚いたのか、素っ頓狂な声を上げると顔を顰めたが、何か考え出した様である。

 「流石だな……驚くだけなら誰でも出来るが、即座に考え始めるとは……アリーシャ、二度は断って、三度話が来たら三度目で話を受けるんだ」

 「どういう意味ですか?」

 アリーシャだけでなくアウラも首を傾げるが、コテツとアレスも分からない様子である。

 ビアンカは退屈なのか他の事をし始めたが、リヴァイは苛立っている様子だ。

 「ああ、俺の国では……『三顧の礼』というのだが、隣の大国から伝わった言葉なんだ。元の意味は、目上の人が格下の者の許に三度も出向いてお願いすることだが……今回は元名門とはいえ、没落した家柄のアリーシャの許に国王として迎えるという話になるだろう。――だが、俺の意図は少し違う。事情を知らない世間としては、簡単に受けてしまうと妬みを受けたりと風評が気になるところだ。そこで何度も断ったらどうだろうか……アリーシャは喜んで受けるのではなく、やむを得ず受けるという体裁を保つ事が出来る。これは後々を考えるとディフェンシブなアクションと言えるだろう」

 俺は身振り手振りを駆使して力強くアリーシャだけでなく、みんなに説明した。

 「あの、三顧の礼ですか? 極東には不思議な言葉があるのですね? 普通は目上の方の頼み事を、何度も断るのは非礼だと思うのですが……」

 「ディフェンシブなアクションって、何? ただ単に、引き篭もる行為ではないのかしら? エリカが教えてくれた以前のカザマみたいに……カザマって、難しい言葉を使っているだけで、実は楽する事ばかりよね……」

 「ねえ、君、それだけじゃないよね。周りの目を気にしたりとか、始める前から後の事を考える辺りが、カザマらしいよね」

 俺の画期的な話を聞くとアリーシャ、アウラ、アレスの順に感想を言い出すが、話が難し過ぎたのだろう。

 アリーシャだけは俺の話に相貌を顰めたが、アウラとアレスは苦笑を浮かべて馬鹿にしている様にしか見えない。

 「アリーシャは兎も角、アウラとアレスは文句があるのなら、俺よりも良いアイデアを出してくれないか? 文句を言うだけなら誰に出来るだろう。全く……」

 俺は自分の発言にケチをつけたアウラとアレスを牽制し、以前から考えていた戦略に長けた人材の不足を嘆いた。

 ちなみに今回の件で、軍事だけでなく政治も含めて人材不足を感じる。

 それから近い内に、アウラにはしっかりと叱っておいた方がいいと思った。

 ビアンカと共に俺を探しに行ってくれたことで非を咎めなかったが、そもそも突然アウラが竜巻を起こさなければ、面倒事に巻き込まれなかったのだ。

 それにも関わらず、アウラは既に忘れたかの様な態度で反省している様子が窺えない。


 ――異世界生活九ヶ月と二十二日目。

 俺たちはボスアレスに集まった翌日、デンマルク王国の北欧領に移動した。

 そして五日目にして、ブリュンヒルデさんとゲイルさんに対面する。

 今回もアリーシャとリヴァイは、アテネリシア王国とオーストディーテ王国への対応のために留守番である。

 そして北欧の面々も、今回はブリュンヒルデさんとゲイルさんだけであるが、スクルドさんたちは俺たちの出迎えのための準備をしているらしい。

 俺たちは挨拶もそこそこにして、ブリュンヒルデさんとゲイルさんが乗っているペガサスの後に続いた。

 「アレス、ペガサスはオリンポスの神々の逸話に登場する筈ですが、見た事がないですよ。何故、北欧の方々はペガサスを持っているのですか?」

 「ねえ、君、僕に訊ねられても興味のないことまで知らないよ。それに、確か君が言った筈だよね。北欧と密輸がどうこうと……」

 俺はペガサスの後姿を見つめながらアレスに訊ねたが、アレスが嬉しそうな笑みを浮かべ突っ込みを入れてきた。

 この前は初めてアレスを言い負かした気がしたが、アレスは怒る訳でもなく益々俺に対する精神的な攻撃が激しくなった気がする。


 ――ストックホルムの街。

 数時間飛行して目的の街に到着したようだが、街の光景を見て頬が緩む。

 「ブリュンヒルデさん、ここはストックホルムの街ですよね? わざわざこの街を選ばれたということは、ベネチアーノを意識されたということですね!」

 「お、落ち着いて、極東の男……私には、ロキさまの意図は分からないわ」

 四月初めの時期だけに肌寒く感じるが、周囲には山がなく空と海ばかりの青色の光景がベネチアーノの街に良く似ており、アウラとビアンカも嬉しそうである。

 俺たちはブリュンヒルデさんたちに案内されて街の観光を楽しんだ。


 ――宿。

 夕方になると、貴族が泊まる様な格式が高そうな宿に入った。

 こういう宿に入ると冒険を始めたばかりの頃、カトレアさんの付き添いをしていた事を思い出す。

 以前は貴族と誤解されて、年上の綺麗なお姉さんであるカトレアさんから積極的に迫られて、右往左往したのが懐かしい。

 今回はブリュンヒルデさんが年上の綺麗なお姉さんに当たるが、以前に比べて大分慣れたのと、一度ヘーベとの契約が破棄され現実世界に戻った事が大きいようだ。

 長いテーブル席で美女と美少女たちに囲まれても、以前の様にドキドキさせられることはない。

 「ロキさま、今回はお招き頂きありがとうございます。ベネチアーノとよく似た美しい街を選ばれて、好意的な印象を受けました。それから、料理が最高です!」

 俺は久々に食べるサーモンとニシンの料理に満足していた。

 ビアンカは名物のミートボールやステーキ、特にトナカイの肉は初めてらしく黙々と食べており、リヴァイとコテツも競う様に肉ばかり食べている。

 アウラはニシンの酢漬けで動きを止めていたので、俺が代わりに食べてあげるがアンチョビとは違った味わいである。

 世界的に有名なシュールストレミングが脳裏を過ぎったが、そもそも缶詰ではないし、ニオイのする料理なら日本でも納豆が世界的に有名である。

 アウラの転移魔法でリヴァイとアリーシャも食事の席に同席しているが、アレスと一緒にアリーシャも立場を弁え優雅に食事を楽しんでいた。

 「流石はカザマね。こちらの意図が伝わっているのが分かって嬉しいわ……ところで、アリーシャ殿、アテネリシア王国とオーストディーテ王国からの話を断ったと聞いたのだけど、本当かしら?」

 「ロキさま、断ったとは、具体的にどの様なことでしょうか? 最近は色々な話がやって来ますので、返答に困ってしまいます」

 ロキさまがアリーシャに鎌をかけたが、アリーシャは揚げ足を取られることなく無難に返答する。

 ロキさまも食事の席で不遜だと怒ったりせずに、政治的な駆け引きを楽しんでいる様子であった。

 「ロキさま、確かに二つの国が統一されたら脅威だと思いますが、最近の不安要素は東にあるので心配はないですよ。そもそも北欧との間には、ゲルマニア帝国がありますしね」

 「あら、カザマは隠すつもりはないようですね」

 俺がアリーシャの代わりに答えたのが以外だったのか、ロキさまが俺を見つめる。

 だが、俺はシラを切って肝心な話題を始めた。

 「隠すとは、何の事でしょう? それよりもお尋ねしたいことがあります。最近ジークフリートという者に喧嘩を売られたことがありまして、大変な目に遭いました。彼が言うには、ブリュンヒルデさんが許婚だったそうです。それを、俺が横から手を出したと勘違いされて大変でしたよ」

 俺は食事の手を止め身振り手振りも合わせて、如何にも大変だったと大袈裟に表現した。

 「何ですって! 誤解だわ! 私は何度も断ったのですが、シツコイので……私の婚約者が極東の男だと言ったら、居なくなってくれたわ……」

 ブリュンヒルデさんが席を立って声を上げたが、途中から顔を逸らして声が小さくなったのは気のせいではあるまい。

 ストーカー被害から逃れるために、俺の名前を使ったのだろう。

 ジークフリートがエリカやアウラと同じ様な性格だと分かり、ブリュンヒルデさんに同情する。

 「ロキさま、事情は分かりました。しかし、ジークフリートのせいで俺は刀を折られたり、自分の国に強制的に帰還されたりと大きな被害を受けました。損害賠償請求と当然友好的な関係を持つ要人を襲ったジークフリートには、何らかの罰を受けてもらう必要がありますね」

 俺はまだ何かしら呟いているブリュンヒルデさんに掌を向けて遮り、責任者ともいうべきロキさまに抗議した。

 「ああ、そういうことね……いいわ。北欧でも有力な戦力であるけど、ブリュンヒルデを極東の男の結婚相手として譲るわ。但し、第一夫人までとは言わないけど、妾などの扱いは止めて頂戴ね。ブリュンヒルデもいいわね」

 ブリュンヒルデさんは顔を真っ赤にして頷くが、ゲイルさんとスクルドさんが両手でテーブルを叩き立ち上がる。

 ちなみに、アリーシャとアウラも同じ様に立ち上がっている。

 俺は全く予期していない事態に返す言葉がなかった。

 確かに人材不足で優秀な人材を望んでいたし、戦闘力でも将軍としても有能なブリュンヒルデさんの存在は稀少であるが、お嫁さんとなると話は別である。

 「ブリュンヒルデさん、カザマはこの様な事を引き受けるに当たって……二度は断る事にしているそうです。それが自分よりも身分の高い相手だとしても同じだそうです。私の言っている意味が分かりますか?」

 アリーシャが真っ先に声を上げて、ブリュンヒルデさんに対して話し始めた。

 そして、同時にみんなにも伝えようしているのが分かる。

 ブリュンヒルデさんは、突然色々な事を言われて対応に困っているのか、口を開け締めして声が出ない。

 そこへ参謀であるスクルドさんがタイミングを計った様に意見する。

 「ロキさま、ブリュンヒルデを極東の男に嫁がせるとは、羨ましい……!? コホン……オーディンさまの許可を取っているのですか? 彼女はワルキューレの最大戦力ですよ。それから、アリーシャ殿の言われた事の意味が分からないわ」

 スクルドさんは感情を抑える事が出来なかったのか、聞き捨てならない言葉を吐いた気がするが、後々面倒事に巻き込まれそうなので聞き流した。

 「スクルド、極東の男は彼が先程口にした様に、南では影の英雄と呼ばれる要人で、女神キラーと言われ恐れられている存在でもあります。こちらも何かしらの誠意を見せなければなりませんが、ブリュンヒルデは同意しています。アリーシャ殿もいきなりは無理だと言われたので、オーディンには後から説明しましょう」

 ロキさまは俺の女神キラーのスキルなど、かなり際どい発言をしつつも狼狽える事なく坦々と答えて、俺とアレスは口元を引き攣らせる。

 「ロキさま、私も……!? いえ、そうじゃなくて、アリーシャ殿。先程、二度は断ると言われましたが、どういう意味でしょうか?」

 スクルドさんは、またも危険な事を口走りしそうになり、ゲイルさんも頷く。

 しかし、首を思い切り左右に振ってアリーシャに顔を向けた。

 「はい、極東の男から教わりました。二度は断って、三度話が来たら三度目で話を受ける慣わしで……『三顧の礼』というそうです。極東の国の隣の大国から伝わった言葉だそうですよ。元の意味は、目上の人が格下の者の許に三度も出向いてお願いすることだそうです。私が教わった時と状況が違いますが……簡単に受けてしまうと妬みを受けたりと風評が気になるので、何度か断るそうです。そうすると周囲は喜んで受けるのではなく、やむを得ず受けるという印象を持ち体裁を保つ事が出来るそうです。これは後々を考えるとディフェンシブなアクションと言えるだろうと得意気に教えてくれました」

 「ア、アリーシャ……色々と違うよな」

 俺は慌てて、色々と勘違いしているアリーシャを止めようとしたが遅かった。

 アリーシャとビアンカを除く女性陣が、険しい表情で俺を見つめる。

 アウラは一緒に話を聞いていたので分かりそうなものだが、元々話を聞いている時も理解出来ていなかった。

 「極東の男、簡単に受けると風評が気になるとは、どういう意味かしら? 私ではやむを得ず受ける体裁が必要なのですか?」

 「極東の男、最低だわ! これ程女性を侮辱する様な策を弄する理由が分からないのだけど」

 「極東の男、見損なったぞ! 俺もお前ならと思っていたのだが……」

 ブリュンヒルデさん、スクルドさん、ゲイルさんの順に俺を責め始め、何故かアウラまで一緒に腕組みして俺を睨んでいる。

 「ご、誤解です! それは外交の話ですよ! 恋愛の話では……ないですよ……」

 俺は声を上げて否定しようとしたが、恋愛の話も同じであると気づき口篭ってしまう。

 そもそも三顧の礼は、恋愛ではないが相手に対する強い好意から起きた逸話なのだ。

 アレスとロキさまが、俺の困った顔を嬉しそうに笑って見つめている。

 「……あっ!? そうだわ! 私、極東の男に貸しがあった……」

 ブリュンヒルデさんが突然高い声を上げると、表情がみるみる緩んでいき、ハニカンだ。

 「えっ!? 急にどうしたんですか? 俺に貸しって……あっ!? パンツ……」

 俺はブリュンヒルデさんとの一騎打ちを思い出したが、みんなも思い出したようだ。

 先程の突き刺さる様な強い視線から、蔑む様な視線に変わった気がする。

 「あの……いきなり結婚と言われても困るので、お友達で良ければ……」

 返答に困った俺は、他に思いつく言葉がなかった。

 そもそも結婚相手は他にもいるのに、未だに決まってなくて順位付けも出来ず。

 最近騒ぎになったばかりである。

 ロキさまが俺の事情を知っているかの様に、微笑を湛えて頷く。

 「ブリュンヒルデ、極東の男は称賛される声は多いけど、身内ではヘタレだと言われているみたいだわ。取り敢えず、お友達で我慢なさい。オーディンに許可を貰ったら、極東の男の所へ行ってもいいわ」

 ブリュンヒルデさんは可憐な花が開く様な笑みを溢す。

 俺は、ブリュンヒルデさんの幸せそうな笑顔に恐縮してしまう。

 「……あの、ロキさま。お詫びを催促した訳ではないのですが……お、お嫁さんというか、お友達を紹介して頂き恐縮です。ところで、ジークフリートに対する制裁はどうされるのですか? それに、俺は刀を折られたので、あの剣を何とかしたいのですが……」

 「ああ、あの男なら北欧にはいないわよ。極東の男もゲルマニア帝国の敵として会ったのでしょう? もう北欧には関係ないから好きにしていいけど、護衛ならブリュンヒルデがいるから大丈夫だわ。それに剣も北欧と関係ないから好きにして構わないわ」

 ブリュンヒルデさんがロキさまの言葉にアウラの様に胸を張り、アウラだけでなく何故かビアンカまで顔を顰めて不思議に思う。

 でも、あの危険な大剣を自由にして良いと許可を貰ったのは大きい。

 俺は、他にもロキさまとスクルドさんから、北欧の資源について話を進めようとした。

 だが、資源を運搬にするには、陸路は効率が悪く海路になってしまう。

 しかし海路はドーバー海峡があるため、現在は通ることが出来ないと知った。

 何故通ることができないのか知りたかったが、国にも関わることなのでグラハムさんに相談することにする――。

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