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その幸せを希う  作者: 雲居瑞香
番外編【ウェストブルック事件簿】
124/124

職員名簿+α

ざっと覚書です。





【メイ・ウィンザー/メアリ・アストレア・ウィンザー】

 21歳。リアン・オーダーの十二人会議に議席を持つ。第6席。本人は前線勤務を希望しているが、後方にいる方が役に立つと本人も理解している。引退する参謀の代わりに招集された。刀使いで、戦力としても上から数えた方が早いが肉体的に打たれ弱い。

 元男爵令嬢で、実家は商家だった。金持ちの下級貴族だったが、両親をグールに殺されてオーダーに身を寄せる。グールに対抗する術を持たないのに持ちこたえ、その後の財産清算から爵位返上まで12歳でやってのけたことから、王都では結構名が知られている。

 基本的には温厚で面倒見やよく、乗りの良い性格。子供のころは朗らかな少年めいた口調の少女だったが、15歳のころの誘拐事件により辛辣な口を利く陰鬱な印象に代わる。重症な男性恐怖症だったが、ジーンと付き合うようになって多少ましになる。

 淡めの栗毛に深い青の瞳をしている。優し気な顔立ち。料理がうまい。自他ともに認める変人で、奇行が目立つ。だが、みんな彼女が頭脳であることをわかっているので、ちょっと引いてみている。

 気づいたらウィンザー男爵になっていた。この爵位はメイが返上したものとは別の、1代限りのもの。

 身長175センチ(5フィート9インチ)。11月29日生まれ。



【ルーシャン・リッジウェイ/ルーシャン・エクレシア・ウィンザー】

 20歳。メイの弟で、もともとは王都の病院に勤める医師だったが、上司の失敗の責任を取らされる形で解雇され、そこをオーダーにスカウトされた。スカウトマンは彼がメイの弟だと知らなかったが、ルーシャンは姉がいる組織だとわかっていて、承諾した。姉の手によって四つ年下の弟と共にリッジウェイ家に養子に入った。メイからは『ルー』と呼ばれている。メイとは14か月年の離れた姉弟。

 久々に顔を合わせた姉が暗くなっていて驚くが、そんなことでへこたれない強い心の持ち主。朗らかな性格で人当たりもよく、頭がいい。曰く、『メアリは頭が使える。ルーシャンは勉強ができる』と例えられた。実際、17歳で医師免許を取得し、しかもいきなり前線に医療に出かけても立ち回れるほど肝が据わっている。サイコメトリーの持ち主。シスコン。栗毛に青紫の瞳をした美形。オーダーに所属したので体を鍛え始めたが、すぐに姉の筋力を越えたのですねられた。

 身長190センチ(6フィート3インチ)。1月22日生まれ。



【ジーン・カートライト/ユージーン・カートライト】

 22歳。オーダーに所属する騎士で、十二人会議のメンバーの一人。第8席。メイより1歳年上だが、同時期にオーダーに登録された剣士。かなり強い。実はメイがセアラと共に誘拐されたときに助けに駆け付けた一人で、メイの心を救えなかったことを後悔している。初めて会ったルーシャンに一目でメイが好きだと気づかれたヘタレ。最終的に、メイと恋人同士になる。メイが男性恐怖症であることを知っているから、下手なことをして嫌われるのが嫌で、結局ヘタレに甘んじている。

 父親は国立軍の将軍。母は学者だったが、妹の惨殺死体を見て発狂し、精神を壊した。ジーンは妹と一緒にいたのに護れなかったので、オーダーに身を投じた。

 やや短気ではあるが、比較的常識人。メイの奇行にツッコミを入れているのでそう見えるだけかもしれない。精悍で整った顔立ちをしているが、強面である。目に斬られた傷跡がある。男気はあるが、メイの前に出すと途端にヘタレになるので面白がられている黒髪にヘイゼルの瞳をした、粗野だが気は優しい青年。素顔のメイと一緒にいるとき、人さらいに間違われて通報されたことがある。

 身長184センチ。7月6日生まれ。



【ギルバート・アラン・シズリー】

 26歳。代々リアン・オーダーを統括するシズリー公爵の当代。貴族院に議席があり、オーダーの本部とは別の領地内の屋敷に住んでいる。妻はセアラで力関係は妻の方が上。実はメイたちと遠縁の親戚になり、彼女が売却したウィンザー男爵位と事業を買い取った男。セアラなどには『ギル』と呼ばれている。

 おおらかな兄貴肌の青年。司令官ではあるが、自分に戦術的才能はあまりないとわかっており、そのあたりはメイに丸投げしている。

 茶髪に碧の瞳の貴族的な美青年。若い有爵者のため、貴族院では嫌味を言われがちなので、メイに反論してほしいと思っている。

 身長179センチ。6月4日生まれ。



【セアラ・フローレンス・シズリー】

 23歳。シズリー公爵夫人で、すでに夫より力関係は上。3歳の息子がいる。事務処理能力の優秀な金庫番で、彼女がいなければ領地は回らない。夫より戦術的センスもある頭のいい女性。

 はきはきとした物言いの女性で、おおらか。優しく人懐っこい性格で、夫よりもオーダーになじんでいる。魔術師で、たぶん夫より強い。

 青い銀髪にアメジストの瞳の理知的な美女。ギルバートとは恋愛結婚で、彼女自身は伯爵家の出身。頭がよかったので、オーダーの在り方がよくなじんだ。

 身長164センチ。11月2日生まれ。



【ブルーノ・ニコルソン】

 17歳。メイの弟弟子にあたる。オーダーの騎士の一人で、おそらく剣技だけならメイより強いとのこと。偏屈な師匠に家族を助けられ、そのまま師匠についてきてオーダーに入団。姉弟子のメイを慕っており、彼女の護衛替わりでもある。実は、ルーシャンの治療を最初に受けた人物。言われるまで、彼が姉弟子の弟だとは気づかなかった。

 真面目でやや短気だが、天然のきらいがある。いつも姉弟子にいいようにあしらわれていることに気づいていない。よく使い走りにさせられるちょっとかわいそうな少年。

 褐色の髪に紅茶色の眼をした、どちらかと言えば童顔な少年。家族とはちゃんと交流がある。

 身長170センチ。9月10日生まれ。



【ニーヴ・マクシェイン】

 18歳。メイが預かっている少女。エリン出身で、孤児院で気味悪がられているところをギルバートが引き取ってきてメイに預けた。オーダーの射手であり、強力な読心能力者であるが、口を利くことができない。コミュニケーションのための手帳とペンをいつも持ち歩いている。メイはなんとなく彼女が考えていることを察することができる。一緒に暮らし始めて2年半ほどが経過している。

 メイの護衛替わりでもあり、よく一緒にいる。愛想がよく、にこにこしている。メイのことは姉のように慕っている。優しく細かいことを気にしない、おおらかな性格をしているが、弓矢の腕は一流。

 ダークブロンドに菫色の瞳の少女。メイの奇行にも動じない、鋼の精神の持ち主。可愛いものが好き。ルーシャンの恋人となる。

 身長163センチ。3月19日生まれ。(推定)



【ヴィオラ・パーシング】

 43歳。十二人会議のメンバーの一人。第7席。魔法医であり、医療班を束ねている。基本的にドクター、『ヴィー』と呼ばれている。ルーシャンの上司。戦闘力はほぼ皆無。たいていいつもメイとお留守番をしている。

 おっとり気味の優しい女性だが、たまに切れ味が鋭い。既婚者で、息子が二人いる。おそらく、メイやジーンと同世代。彼女自身は王都で女性の医師が活躍できなかったため、ここまで流れてきたという経緯がある。

 黒髪に緑の瞳の優し気な顔立ちの女性。ルーシャンがメイの弟だと知らされていなかったが、骨格が似ているので知って納得した。

 身長160センチ。10月30日生まれ。



【トラヴィス・コーエン】

 34歳。十二人会議の第11席。主に魔術(防御)と武器作成を担当している。普段は素材探しも兼ねて外に出ていることが多いが、ちょくちょく城に帰ってくる。

 明るくてノリの良い人物。最近結婚して、年の離れた嫁がいる。人をからかうのが好きだが、ルーシャンにマジレスを返されてさすがに心が折れそうになった。ジーンと同じくメイの男性恐怖症に責任を感じており、ジーンの背中を押している。ただヘタレをからかっているだけかもしれない。

 金髪碧眼の見目麗しい青年。やや童顔気味で、実年齢を知るとたいてい驚かれる。貴族の出だが、家出同然に飛び出してきた。たびたびメイに参謀代理を押し付けられる気の毒な人。

 身長177センチ。5月22日生まれ。



【グレアム・レイ】

 25歳。十二人会議の第4席。槍使いではあるが、本業は研究者である。マッドサイエンティスト過ぎて学会を追放された過去を持つ。普段は各地を見回っているが、たまに帰ってくる。

 一般レベルでは常識人の部類に入るが、グールを捉えて解剖してみたり、負荷実験を与えて変形させて殺してしまった過去を持つが、本編には出てこない。人間に対しても興味津々だが、一応倫理はわきまえているので自粛している。基本的には明るく前向きで、ノリがよい。戦闘能力はメイよりやや下。そのため、メイと二人で討伐に出ることになったときは悲観的だった。まじで死ぬかと思った。メイの頭の中身は信用している。

 アッシュブロンドに青紫の瞳のなかなかの男前。髪は染めている。

 身長182センチ。4月16日生まれ。



【リサ・ユーイング】

 28歳。十二人会議の第12席の女剣士であるが、自分の実力がメイにすら及ばないのを理解している。単純な力ならリサの方が上。周囲に脳筋だと思われている。普段は各地を見回っていて不在。

 感情の起伏は激しいが、変人ぞろいのオーダーの中では比較的まとも。また、面倒見の良い姉御肌であることから、周囲から『姐さん』と呼ばれて慕われている。入隊したばかりのメイを可愛がっていたが、それがこれになったので内心複雑である。ツッコミが激しい。

 金髪の青灰色の瞳の美女。恋人がいる。

 身長166センチ。5月9日生まれ。



【アーノルド・メイスフィールド】

 46歳。十二人会議の第1席でまとめ役。最古参でもある。セアラと共に事務面を掌握している。先代の公爵の友人であり、元貴族。家が没落したために先代公爵に引き抜かれた優秀な人物。戦闘力はほぼ皆無。城に常駐している。

 ダンディなおじ様で食えない人物。にこにこ笑っているが絶対に裏があると思われている。妻はオーダーの狙撃手だったが、10年以上前に亡くなっており、1人娘も嫁いでしまってちょっと寂しい。

 黒髪黒目の男性。昔はそれなりにもてただろうな、という顔立ちをしている。たまにメンバーに「お父さん」と呼ばれる。

 身長177センチ。10月3日生まれ。



【ナイジェル・ボイエット】

 30歳。十二人会議の第2席。攻撃魔法の使い手で、グールに対抗できる魔術師たちを束ねているが、気難しいのでとっつきにくく思われている。城の外にいることも多いので、ほぼ副官に任せきり。

 偏屈とまではいかないが、生真面目で気難しく、とっつきにくい人物で、変人だがおおらかなメイとは性格的に合わない。お互いの能力に対しての信頼はあるので、ナイジェルもメイの意見は聞く。

 金茶色の髪にグレーの瞳の気難しそうな男性。大規模攻撃魔法が得意。

 身長181センチ。8月26日生まれ。



【ジュリアン・マグワイア】

 29歳。十二人会議の第9席。腕の良い狙撃手。10センチの隙間から狙撃をヒットさせた腕前を持つ。たいてい城の外を見回っているが、能力の性質上同行者として剣士を連れていることが多い。物静かなので存在が空気だと言われる。

 話してみればいい人だが、マイペースで自由人。そのため、変人ぞろいの会議メンバーの中でもあまり気にせずに好きな発言をするが、別に空気を読めないわけではないので、女性陣には結構気を使っている。(本人比)

 栗毛にヘイゼルの瞳の男性。ルーシャンよりも彼の方がメイと似ている。

 身長175センチ。12月30日生まれ。



【シャーリー・コーエン】

 27歳。メイの秘書のようなことをしている。メイのことを考慮して選ばれたのだが、実は男も女もどちらも行ける。

 防御魔法に秀でた魔術師。本業はどちらかというと事務仕事。真面目だが詰めが甘いところがある。よくツッコミを入れる女性。メイの奇行には最初面食らったが、すぐに慣れた。朗らかな少女だったころの彼女を覚えているので、内心複雑。

 金髪碧眼の美女。トラヴィスの末の妹にあたる。年下の義姉と仲が良い。

 身長161センチ。9月22日生まれ。



【クレイグ・ヘイリー】

 23歳。スカウトマン。新婚で嫁はアーノルドの娘。ルーシャンをメイの弟と知らずにスカウトした。



【キャリー・コーエン】

 20歳。トラヴィスの妻で、14歳年下。ルーシャンより1年年上になる。本名はキャロライン。

 もともとはアーノルドの部下で、事務員。はちみつ色の髪に若草色の瞳をした美人。少し天然が入っていて、夫曰く、『夫よりメイのことが好き』らしい。年上の妹のシャーリーと仲が良い。

 身長159センチ。



【ナンシー・オルブライト】

 22歳。ジーンと同い年。3年前にリアン・オーダーに入団したのだが、現在すでに最強格の剣の腕を持つ。普段は各地を転々としているため、城にめったに帰ってこない。

 ブルネットの美女。琥珀色の瞳をしている。体つきも豊満で、かつ怪力。恋多き女で、各地に現地夫がいると言われているが、真相不明。性格自体はさっくりしている。

 身長164センチ。



【イアン】

 29歳。9年前、メイやルーシャンを助けたオーダーの銃士。当時は20歳で剣を使っていた。おそらく、メイより弱い。

 面倒見の良い人物で、彼女らのほかにも人を拾ってきたことがあるが、メイに関してはとんでもないものを拾ってきてしまったな、と思いながらかつて助けた娘の命令を聞いている。

 身長179センチ。



【ジョエル】

 メイとブルーノの師匠。偏屈な刀使いの爺さんであるが、弟子のことは可愛がっている。メイが心を許しているため、性被害にあった後の彼女をしばらく面倒を見ていたことがある。



【ノエル・ヴィヴィアン・ウィンザー】

 享年34歳。メイやルーシャンの父親で、ウィンザー男爵。父から受け継いだ商業や事業をさらに発展させた人物。才能ある男だったが、それ故に恨みを買って殺されてしまう。

 性格は、朗らかで頭のいいちょっと変な人、という感じで、奇行が多かったとのこと。メイは父親似。娘にアストレアと名付けようとして、妻に止められたのでミドルネームになった。愛妻家。ちなみに美形。

 身長185センチ。



【クリスティアナ・エスター・レヴァイン・ウィンザー】

 享年35歳。夫より1歳年上。頭のいい女性で、その才覚に惚れたノエルが口説き落とした経緯がある。もともとはレヴァイン子爵家の娘。魔術師でもあり、才能は娘に引き継がれている。

 性格の落ち着いた人物で、冷静に夫にツッコミを入れていた。メイの名は、彼女が止めなければアストレアになり、夫は娘に一生恨まれるところだった。はっとするような美人ではないが、顔立ちは整っていた。ルーシャンの能力は母親譲り。

 身長170センチ。



【ヘンリー・ロバート・シーウェル】

 28歳。シーウェル公爵。国王の姉の息子にあたる。つまり、王子たちの従兄。



【ロジャー・ギボン】

 25歳(当時)。シーウェルが囲っている軍師。メイ曰く、中途半端に頭が良い。



【ダニエル・パトリック・シズリー】

 4歳。ギルバートとセアラの息子。両親にあまり構われず寂しくて暴れるが、メイになつく。愛称はダニー。



【オスカー・カートライト】

 45歳。ジーンの父。王立軍の将軍の一人。娘を惨殺され、それを機に息子が家を出て行ってしまい、息子との接し方が分からない。妻は娘が惨殺されて精神を病み、病院に長期入院している。今でも妻を愛している。

 なんとなくジーンと似ている、精悍な男性。息子がメイに好意を持っているのに気づき、親子で好みが似ているな、と思った。



【アイリス・カートライト】

 45歳。ジーンの母。娘の惨殺死体を見て精神を病み、病院に長期入院中。成長したジーンのことが分からない。



【マーガレット・クレア・シズリー・ウェルズ】

 22歳。ジーンやナンシーと同い年。ギルバートの妹で、自身も聖性術師である。愛称はメグで、6年前にメイがセアラと共にかどわかされた時、メイはメグと間違われたと思われる。

 快活な女性で、交友関係も広い。4年ほど前にウェルズ侯爵家に嫁いだ。政略結婚だが、夫婦仲はよい。兄と同じ、栗毛に淡い碧眼をしている。

 身長161センチ。



【ジョージ・エヴァン2世】

 50歳。現在のアルビオン王国の国王。公正な人物で、有益と思えば政敵の意見も聞き入れる見識の広さを持っている。本名はジョージ・エヴァン・フェアファクス。



【メアリ・エレノア】

 46歳。隣国から嫁いできた王妃。教育環境を整え、国を強化することに熱心。頭の良い女性を集めたサロンを開催しており、そこにメイの母クリスティアナを招いたことがある。

 笑わない上品な女性だが、気づかいのできる優しい女性。本名はマリー・エレオノール・ロージェル。



【ウィリアム・アレクシス・フェアファクス】

 26歳。双子の王子の兄の方。第1王子。弟に比べやや気の弱そうな面差しだが、優し気で頭がよさそう。栗毛に緑の瞳をしている。体が弱く、引きこもりがちで、貴族にはあまりよく思われていないが、めちゃくちゃ頭が良い。愛称はウィル。

 身長178センチ。



【エドワード・サイラス・フェアファクス】

 26歳。双子の王子の弟の方。第2王子。姉弟そろってギルバートの同級生。友人。健康的で快活な青年で、貴族に人気がある。周囲が『兄か、弟か』と次の王位を気にしているのはわかっているが、自分は兄が王になれば全力でサポートするつもり。だが、同時に兄の嫉妬や自尊心を傷つけられていること、いたたまれなさを感じていることにも気づいている。頭では兄に勝てないとわかっている。

 兄と同じく栗毛に濃い緑の瞳をしている。兄よりやや精悍。愛称はエド。

 身長181センチ。



【エリザベス・クローディア・フェアファクス】

 23歳。すでに国外に嫁いでいる第1王女。名前だけ。



【エイミー・オーモンド】

 29歳。オーモンド伯爵夫人。エリンの出身。聡明な女性で、名と見た目からメイがクリスティアナの娘であると気づいた。クリスティアナには若年のころ世話になったことがある。ダークブロンドの朗らかな女性。2児の母。

 身長157センチ。



【ソフィア・アンジェリカ・ウェルズ】

 3歳。マーガレットの娘。



【ティナ・リッジウェイ】

 49歳。ルーシャンの書類上の養母。ノエルやクリスティアナとは友人だった。貿易商の妻で、メイが事業を売り払った先。



【ハワード・リッジウェイ】

 51歳。気の良いリッジウェイ商会の会長。メイがウィンザー家の事業を売り払った先で、ルーシャンの養父。ティナは妻で、子はいない。ノエルに商売のノウハウを教えた人物。



【レニー・リッジウェイ/レナード・オリンピア・ウィンザー】

 16歳。メイ、ルーシャンの実弟。寄宿学校から大学に進学した。頭のいい姉と兄の話を聞いて育ったので、それがコンプレックス。顔立ちはどちらかと言うとメイと似ている。淡い茶髪に明るい青の瞳の持ち主。魔術師の才能があるが、それほど得意ではない。法学の勉強をしている。姉の身長を抜けないことを気にしている。

 身長166センチ。



【エセルバート・アイザック・シズリー】

 ギルバートとマーガレットの父。本編開始の3年前に亡くなっている。メイを保護してジョエルに預けたのは彼。ギルバートとは違い、指揮官としての能力が高かった。



【アンジー・マキオン】

 初登場20歳。メイより一つ年下、ルーシャンより一つ年上。看護師でルーシャンが大学病院をくびになったときに振った元カノ。ルーシャンを追ってきた。ややぶりっ子の入ったツッコミ。正式にはアンジェリカ。



【ベイジル・マールバラ】

 初登場時27歳。メイより6歳年上の父方のいとこになる。ノエルの姉の息子。そもそも彼の父親が男爵位に欲があって、子供のころから言い聞かされていたため、事件を引き起こすに至った。明るめの栗毛。瞳の色は青。



【ジョシュア・サージェント】

 初登場時21歳。メイと同い年。エドワードの護衛としてブラックバーンに同行した近衛騎士。メイが敵の首魁だと思って攻撃し、反撃された。



【アレン】

 ウィンザー家の元執事。高級茶葉の卸業者をしている。娘はリズ、15歳。妻はジェシカ。



【アシュリー・エリクソン】

 寄宿学校でギルバートの一期上だった変人な先輩。初登場時27歳。女装が趣味で話し方も女性らしいが、れっきとした男性。学会で女だと思った教授に迫られて急所を蹴り上げたため、学会に出入り禁止となる。ギルバートがメイの代わりとして連れてきた。専門は人間行動学。変人だが気さくで人が好い。

 ブロンドに青緑の瞳をした中性的な面差しの持ち主。男女どちらもいけるが、タイプはすらりとした頭のいいひと。

 身長172センチ。



【デイヴィッド・オーモンド】

 30歳。エイミーの夫でオーモンド伯爵。妻とは同い年。明るい茶髪の感じの良い男性。エイミーとは恋愛結婚。

 身長177センチ。





ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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