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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第十三章
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忘れていた年末


12月31日、物凄く忙しい稽古の合間だけど

今日と明日は、流石にお休みらしい。

晋太さんの事務所自体、最近では個別の仕事などが

多くなってきたので、各自休める時に休んで〜、なんて

最近の企業にしてはゆるい感じなのだ。


(まあ、結局舞台の手伝いに行けば、晋太さんも

 宏太さんも居るから、事務所と変わらないけど…)


なんて思ったけど。


下坂さんや、津乃田さんは


「声優には、年末とか正月休みなんてものないんだ〜!」


って言ってて、少し可哀相だった。

ま、そんな事言いつつも、なんだかんだ仕事が

好きな2人って感じだったけど。



休みといいつつ、結局は働いていたから

この稽古自体、休みになるとも思ってなくて

突然の2日間の空きに、何をしようか少し悩んでいた。



例年なら実家でゴロゴロしていたはずだけど、ここは

九州の実家じゃないし、なんだか1人だと、年末感もない。

街に出ると、正月へ向けての準備が慌ただしくなっていた。


(劇場の近く、あんまり散策したことなかったけど

 結構色んなお店があるなぁ〜〜)



なぜ休みなのに、劇場の近くに居るのかと言うと…

普通に休みであることを忘れていたのだ。

働きすぎだろうか、そもそも言われるまで、今日が31日

年末であることなんてすっかり忘れていたけど。



とりあえず、お店が閉まる前に少し

ご飯でも買って帰って、1人で年越ししようかな。

たまには良いな、1人で過ごすのも。寂しくは無いな。

美味しそうな明石焼きにお好み焼き、あ、普通の

たこ焼きも買って帰ろうかな。(年末感は何処へ)


それに丁度いいし、家で脚本でも書こうかな

…っあ!そう言えば事務所に、資料おいたままだった〜


(これは取りにいくしか…よし、いくか)


劇場からは少し離れてるけど、年末だからか

いつもより人通りは少ない、電車も全然混んでない。

おぉ、これが年末か。なんて思いながら事務所のドアを

開けようと手をかけると…うん?空いてる?



「誰か居ますか〜〜?」



「あっ!庵ちゃんだ〜〜!」


「あれ?晋太さん、なんで居るんです!?」


「相変わらず庵ちゃん、タイミングが本当に

 絶妙だよねぇ〜〜ふふふっ

 宏太くんも僕も、今日は特に予定ないから

 事務所で年越ししようか〜って話てたんだ〜」


「そうなんですか!?私も誘ってくださいよ…」


「ごめんごめん、流石に用事あるかなって思って〜〜」


「ないですよ…年末ですけど…用事…」


「えぇ…なんかごめんねぇ、ほら顔上げて〜

 宏太くんがピザ持って帰ってくるから…!」


ガチャッ


「買ってきましたよ晋太さん〜!あれ?庵ちゃん!」


「わぁ〜〜!宏太くん珍しくタイミングが良いねぇ!!」


「…珍しくってなんです?え、なんですこの状況」


「ほら食べよう、食べよう!庵ちゃん、その

 袋は何買ったの???」


「ん、これですか、あl!家で食べようと思って

 これも皆で食べましょう!」



「ありがとう庵ちゃん、なんだろ、明石焼きに〜

 お好み焼きに〜?たこ焼き…?粉ものばっかだね…」


「晋太さん、庵ちゃんなんかありました…?

 えっ、見えない闇あったりします、もしかして」



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