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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第十二章
89/185

今までで1番のピンチ到来2


(始まっちゃった…)


本番開始時刻になってしまった、あれから

何度叫んでも、扉を叩いても、誰も来ない。

どうしよう、と思っても仕方ない、どうにかしないと…


そうは思っても、どうしようもできない不安に襲われる。



(出番まで、あと50分…)







「さあ!始まりました〜!天馬社生配信企画〜!」


MCの鷲咲さんの声でオープニングが始まる。


「今日は皆さん生放送ですよ〜!津乃田拓です〜。

 お元気ですか〜〜〜!これから2時間お願いします〜」


本番が始まったけど、スタッフサイドに庵ちゃんの姿はない。

まだ打ち合わせしてるのかな?とも思ったけど

あそこに、逢坂さんの姿があるので、それはない。


別のところに居るのかな?見ときます、って

言ってくれてたんだけどな〜。



「皆さん、それでは今日のお楽しみはこれですね?

 天馬社の企画、リレー脚本”探偵ヴァーレの休日”

 4話連続放送です〜、はいパチパチ〜〜!」


「はーい、探偵ヴァーレを務めました津乃田拓です〜」


「はい、リブロ役を務めました、梅代裕です」


(やっぱ梅代くんが出ると、あのコメントが出るか…)


画面のコメントに、ちらほら、熱愛のコメント。

上手いこと、先輩としてフォローしないとな…。


今回のメインのこの企画、内容は1話10分ちょい。

2話が終わった時点で、庵ちゃん達の紹介があって

それから、お題を出題して、3,4話が終わった後

それぞれの短編ストーリーを披露、という形だ。


それにしても、僕たちの紹介が始まったから

1話がもう始まってしまう。庵ちゃんはまだ居ない。


(他の脚本家さん達はもういるのに…?)


そうこうしていたら、1話が始まってしまった。


コソコソ


「ねぇ、梅代くん、庵ちゃん来てないんだけど…」


「僕も思いました、おかしいですよね…?」


「僕と話して、脚本家だけで打ち合わせがあるって

 呼ばれて、行っちゃったんだよね」


「脚本家だけですか?変ですね、打ち合わせの後

 他の脚本家さん、ずっと同じ会議室にいましたよ?」


「えっ?そうなの?」



気付けば2話が終わる頃。

脚本家たちの紹介が始まる。


「今回の即興脚本を書いていただくのは、この4人の

 方となっております〜、まずは、先程放送した、1話の

 脚本を書いてくださった、逢坂美姫さん〜〜」


鷲咲さんが脚本家の紹介をしていく。

いや、さすがに、おかしい、庵ちゃんが来ないはずがない。


とりあえず、1人づつ担当するお題が発表される。

ここで、脚本家がしゃべる流れになってなくて、本当に

良かった。なんとか庵ちゃんが居なくても、乗り切れそうだ。


だんだんスタッフさんも慌て始めてる…。


「おい、西河さんは?」

「いや、本番前から見てないぞ?」

「誰か知らないのか?」


少し奥の通路に、僕が庵ちゃんと話してた時に来た

スタッフさんの姿が見えた。


(あの人!!呼びに来た人だ!!)


3話が始まると同時に、僕はスタジオを飛び出した。


「あ、津乃田さんっ!?」



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