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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第十一章
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役者さんはまさかの…?


「はーーい、じゃあ、ここでいいよ、ありがとね〜〜」


津乃田さんを降ろして、裕さんと駅に向かう。


「どうなんですか?脚本の出来は」


「まずまず、です、かね.」


「まずまず?もっと自身持ったらどうです?

 もっと、これが私の作品だ、ってぶつかったらどうです?」


「…えっ??」


「なんでそんなに消極的なんです?

 あれ?なんか前にもこんな事言いましたよね、僕」


「なんか、いわれたような…いや、そうなんですよね

 分かってるんですよ!しっかり!自身持って、自分の色を

 出していこうとしてるんですよ!」


「じゃあ、もう一度聞きますね?どうです、脚本は?」


「最高の出来です!」


「はっはっ、それでいいんですよ」


「ふふっ、すみません、ありがとうございます」



駅で裕さんと別れて、家に帰った後、明け方まで脚本を考えた。


流れは崩したくないけど、しっかり印象は残したい。

羽多さんが考えた他の”奇妙なお客”は、どれも、一歩間違えば

不審者だけど、いい感じにバックボーンを入れることによって

憎めない存在になっている。


それなら、私の”奇妙なお客”は、むしろ、健全な人間に

してしまえば、あえてこの店を選んでいる、という点が

この流れで出て来た時点で、観客の目には”奇妙なお客”に

映るはずだから。


これでいこう、自信はある!あとは…役者さん頼み…



とりあえず、一眠りしてから行こうかな。




「おはようございますっ!」


「あ、西河さん、おはよう」


「相変わらず粟島さん、早いですね!」


「西河さんもね〜、宏太くんはもう来てたよ?」


「えぇっ、早い…」


とりあえず、羽多さんが来るまで、もう一度

脚本を読み直しておこう。

可笑しい言い回しは、無かったかな?

大丈夫だよな…ここも、おかしくないし…あとは〜


「へぇ〜〜、面白いねぇ〜悪くないね〜」


「う、うわぁっ!!晋太さん!?

 びっくりするじゃないですか!!」


「ははっ、ごめんごめん、それにしても庵ちゃん

 上手いこと書いたもんだねぇ」


「本当ですか!晋太さんに褒められるとか…

 本当はもっと不思議な人の方がいいのかな、とも

 思ったんですけど…」


「いやいや、この不思議な人ばっかになっちゃうより

 庵ちゃんの、このアイデアの方がいい効果を出してる

 これなら僕的には満点だね〜〜」


良かった、晋太さんに言われると、なんだか物凄く

強い味方をつけた様な気分だ。それにしても…


「あ、そう言えば、なんで晋太さん居るんですか?」


「ん?あぁ、僕ね…」


「あれ?なーんだ2人とも、もう一緒に居たのね」


「羽多さん、おはようございます!」


「おはよう、羽多ちゃん」


「おはよ〜、庵ちゃん脚本どう??」


「はい!凄く自信は持ってます!

 晋太さんにも満点を頂いて、さっき!」


「あら、晋太くんが満点?へぇ〜、そう!

 それなら、問題なくお願いできそうね」


「…お願いですか?」


「えぇ、庵ちゃんが書いてくれた脚本を

 演じてくれる役者さん、晋太くんに頼んだのよ」



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