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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第十章
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クリスマスパーティー


あれから事務所に帰って、少し、作品の

続きでも書こうかと思ったら(家だとだらけるです)

そのまま朝までぶっ続けで書いていた。


自分でもびっくり、気づけば朝の6時だった。

家よりは捗る、と思ったけどまさかここまで

夢中で書けるなんて、よっぽど昨日の舞台が

刺激になったんだろう。


あと事務所にこの居心地のいい、空間が

ある事も悪いと思う、こたつがあるのだ。

これはまずい、寝ないけど、最高の事務所じゃないか。


まあそれは置いといて。


(一旦シャワーあびよ…)(お風呂もあるよ)


もともと寝泊まりできる一室があるけど、残業するほど

忙しすぎるわけではないので、ほぼ誰も使っていない。


シャワーを浴びて、牛乳を飲んで、いかにも朝っぽい

朝を過ごしていると、時計は7時過ぎを指していた。



ガチャッ



事務所の扉が開く音がする。朝早くから、誰だ!


「あれ?誰かいる〜〜?えっ、庵ちゃん!

 もしかして泊まったの!?」


年末進行で忙しすぎる晋太さんがいた。



実はかくかくしかじかで…と説明すると


「そこまで真剣に書けるなんて、凄い貴重だよ

 僕もたまに、あるかないか、もん!よかったねぇ〜

 良いものが着々とかけてるんだねぇ〜」


なんて言ってくれるから、朝から気分がいい。


「そう言えば、なんでこんなに早いんですか?」


「あぁ〜、本当はこっそり準備しようと思ったんだけど

 今日と明日お休みを貰ったので、クリスマスパーティーを

 しようと思います!人はもう呼んでます!へっへっへ〜!」


この人は本当に、歳の割にめちゃくちゃ若いんだよな…



「もうクリスマスですもんね。

 聞いたからには、私も手伝いますよ〜〜!!」


「宏太くんと庵ちゃんにも内緒にするはずだったのにな〜」


「ふふっ、聞いても嬉しいですよ」


演出をするだけあって、晋太さんの買ってきた

部屋を飾り付けるグッズが、なかなかお洒落だ…


「そう言えば、誰呼んだんですか?」


「そこは内緒だよ〜〜、誰だと思う〜?」


「そもそも晋太さんの仲良い人、あまり知らないんですけど…

 というか、この時期にそんな時間が空いてる人いるんですか?」


「クリスマス当日は、流石に皆イベントがあって無理だけど

 今日ぐらいなら、奇跡的に予定があったんだよ〜、まあ夜だけど」


「夜!?今何時だと思ってるんです!?8時ですよ!?」


「準備するの!夕方まで!きれいにしたいじゃん!!

 あと今日は鍋ね、皆で鍋するぞ〜〜!」


「はいはい、買い出し行きますね……」



まあ、晋太さんがこんなに楽しそうで、私も楽しいけど。ふふっ



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