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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第九章
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不安と期待


「おはよ〜〜〜、庵ちゃん今日はやいね〜〜」


「あ、宏太さんおはようございま〜す」


「昨日いつの間にか帰ってたでしょ!」


「いやいや、宏太さんがずっとスタッフさんと

 話してたんじゃないですか!」


「今度、イベントで音響とか手伝いに来ない?って

 誘ってくれてね、そのお話してたんだ〜」


「私も梅代さんから、お仕事の話し頂いて

 その話のついでにご飯食べてました」



なんだかんだ、皆の時間が少しずつ動いていく。



「ねぇ、再来週には年末って早いと思わない?」


「ですねぇ〜、晋太さんは年末進行で、ものすごく

 大変そうですし…」


「どうするの?年末の予定は?」


「実家にも今年は帰らない予定なので〜…

 まあ、家でのんびり過ごします。ラジオの話も

 年明けてからの打ち合わせ、って言ってましたし」


「そっかそっか〜、じゃあ庵ちゃんは少しはゆっくり

 できそうだね〜、時間あったら皆で忘年会したいね」


「おっ、いいですね〜!!」



最初は、どうなるのかと思ったけど。

作品が選ばれて、お仕事を貰って、本当に

周りに恵まれてるな、と何度も思ったけど。

この仕事は、結局自分が頑張らないといけないし

自分の脳みそと常に戦ってるんだけど。


それでもこの数ヶ月で、目まぐるしく変わってく状況に

必死についてきて、この年末はやっとゆっくりできる。


来週はクリスマスの裕さんたちのイベント、という

楽しみもあるけど、年末はリレー脚本(という名ばかりの)

企画のラジオドラマが放送される。

しかも、ラジオドラマなのに、生配信サイトで

津乃田さんたちが生配信もするのだ…。


私達の脚本以外にも、今年新人賞を取った人や

人気の作家さんが考えた脚本なんかを、生配信で

朗読しながら配信するらしい。


なんだその贅沢な企画は!!!とは、思ったが。

番組自体、年末向けの特番って感じだから

いつもより、沢山の目に留まるはずだ。


もっともっと、色んなお仕事に繋がって

いくようになればいいんだけどなぁ。



「まぁ、しばらくは2人で事務仕事だね」


「ですね、時間あるから、小説が進みそうです」


「今度読ませてよ、今どんなの書いてるの?」


「現代もの書こうと思ったんですけど、それよりも

 もっとこう、ファンタジー感満載のものも書いてみたくて」


「ファンタジーかぁ〜いいねぇ〜好きだよ俺〜」


「プロット完成させて、序盤だけでも

 しっかり出来たら、是非読んでくださいね」



年が変わるまでは、ゆっくり小説でも書きながら

過ごそうかな。イベントもあるし(結局本音はそこ)



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