新たなお仕事のお話3
才能はある、と、私でも分かる。
開いてる部分に、きれいにはまる、そんな物語を書く。
親の七光り、なんて言われてるけど、彼女が書いた
作品を読んでみれば明らかだ。
ただ、正直、本当に書くことが好きで
書いているような感じがない事が、不思議だ。
まあ、まだまだ未熟な私が何を言っても
これといった確証はないのだけど。
「でも、やるからにはちゃんとやります。
今はどんなに短くても、ストイーリー性のあるものが
書ける場を大事にしたいですし」
「小説、書いてないんですか?今」
「んー、小説っていうか、私、舞台を見てこの世界
凄いな、って思ったって言ったじゃないですか?
で、なんか、私が書く話って、こう、頭の中で
動いてるんですよね」
「…ん?どういうことです?」
「そんな不思議な奴見るような顔で見ないでください」
舞台を作りたい、関わりたい、とは思った。
でも、私の最終目標は、推しである津乃田さんに
仕事もってく、と言う新たな貢ぎ方をすることが
最終的な目標なのだけど(改めて怖い考えだ)。
そう思うようになってから、声優津乃田拓、は
どんな仕事をするだろう。アニメ?ラジオ?朗読?
どの様なものを作れば、津乃田さんに演じてもらえるのだろう。
色々考えながら、ストーリーを考えてると
最近だんだん、その中の津乃田さんに演じてもらいたい
キャラクターが津乃田さんボイスで再生されるように
なってきてしまった。末期だろうか。
「とにかく、小説はずっと書いてますよ」
「そうなんですね〜、なんかここ最近
ずっと忙しそうじゃないですか?」
「まあ、ありがたいことに…!
なんでもチャレンジって期間ですかね、今」
「もうすぐクリスマスですけど、何するんです?」
「早いですよね…怖いんですよ…気づかないうちに
どんどん時間過ぎてるし…あ、クリスマスは何もしないです」
「なんか聞いちゃダメなこと聞きました?
僕もクリスマスはイベントですね〜」
「あ、あのアニメですよね!見てますよ、私!」
「津乃田さんが出てるから、じゃなくてですか?」
「なっ、それは確かにそうですけど…
それだけじゃなくて、あのアニメが好きなんです!」
「そうだ、暇なら招待しましょうか?
脚本の参考に、ってことで、無関係でもないですし」
「えぇ!!本当ですか!?
朗読劇あるんですよね、今度のイベント!!」
「ははっ、めちゃくちゃ知ってるじゃないですか」
「当たり前です、イベント事は全部調べてますから」
裕さんとの食事は、終始驚きで終わった。
仕事の方は、来週打ち合わせをすることに。
お題を与えられて、ストーリーを書くなんて、凄く
楽しそうで楽しみだ。クリスマスのイベントも…
招待されて入るのだから、あまりはしゃげないけど
津乃田さんの朗読劇久しぶりに見えるからなぁ。
(イベントの方が楽しみになりそうだ、危ない危ない)




