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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第六章
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急にオタク心がピンチ


「ここかな…??」


1本路地を入ったところ、隠れ家的、とでも

言うか、名店的なお店だ‥。


「一人で入るの、難易度高すぎやしませんか浅川さん…」


外から中が見えない高そうなお店って入りにくいよね〜。


「いらっしゃいませ〜。お一人様ですか?」


「あっえっと、浅川って人が…」


「あぁ、はい。こちらです」


品のある女将さん的な人から案内されて、奥の通路に

進んでいく。外の外観からは、想像できなかったけど

すごく広い。なんか小さい庭園まであるんだが…


(高そうなお店だ〜…)


「どうぞ、ごゆっくり」


そういって、ふすまを開けてくれたがー・・・




「えっ、えっ、えぇっ!?」




「ははっ、すごく驚いてるじゃん庵ちゃん、はははっ」


「そんなびっくりする〜?面白いね〜庵ちゃん

 さぁ、座って座って」


まさか、いるとは思わないでしょ。

ついさっき、ラジオの収録があるって言ったのはどの口ですか!

ご飯を断ってたのは、どこのどなたですか!?


「な、なんでここにいるんですか!?収録は!?」


「あ、庵ちゃんも聞いてたの?

 いや、なんかさ〜、あれだけ熱く来られたらなんか

 行きにくいじゃん?それに、浅川さんがご飯に

 誘ってくれたし、行かなきゃでしょ〜〜?」


「あぁ、もしかして、例の子?」


「そうですよ、嬉しいですけどね、なかなかね」


「本当にモテるよね〜拓ちゃんはさ〜」

 

目の前で何が繰り広げられているのだ。

いやちょっとまて、冷静になって考えたら

そもそも、今から推しとご飯食べるってこと!?


そうなるよね…いや、まってまって準備が、心の準備が…


浅川さん、何も知らないからって本当やってくれるよ。



「ちょっと、庵ちゃん、早く座りなって〜〜」


「あ、は、はいっ」


といったものの、また新たな悩みだぞ。


どちらに座れば良いんだ…!!

当たり前だけど、津乃田さんの横なんて座れないし。

かといって浅川さんの横に座れば、前は津乃田さん。


どちらにしろ、無理だ…。


いや、横に座って津乃田さんの鷲鼻が素敵な横顔を

眺めるのもアリだな。でも、やっぱり前からあのダンディーなのに

可愛い笑顔も見たいものだし…。悩ましい…。


はっ!違う、悩むことが違う!



「庵ちゃん?どしたの?はいはい、ここおいで」




そんなこんなで、津乃田さんの笑顔を真正面から拝めそうです。




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