表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第五章
32/185

僕の可愛い弟子


もう、かれこれ二十数年作家をしている。

まあ作家だけじゃなく、脚本も書いたりしてるけど。


そんな僕にも可愛い弟子ができまして。

この数十年弟子をもったこともあった、僕は

自分で言うのも何だけど、物凄く放任主義だ。

正直教えることなんて無い。

だっていつまでも僕が居るわけじゃないでしょ?

本人が頑張らなきゃどうしようもない。


だから、現場のあれこれは教えるけど

作品に関しては、感想しか言わない。


そんな僕だから、皆弟子になっても続かない事が多かった。


でも、宏太くんと庵ちゃんは僕に放置されたって

自分たちで仕事をこなして、夢に向かって頑張ってる。

宏太くんは物書きを目指すと言ってたけど、最近は

音響や裏方の仕事に興味があるらしく、僕の仕事に

付いてきてはスタッフさんに色々話を聞いてる。


庵ちゃんは、出会った頃に応募した作品で賞をとって

しかも、今度は企画にまで参加させてもらえてるらしい。

毎日悩みながらも、一生懸命作品を作っていた。



40代半ばに差し掛かり、まわりからベテランと

言われる僕だけど、今はこうやって若者が育っていくことが

嬉しくて仕方ない。


そんな僕ベテラン作家の僕は、最近気になることがある。



庵ちゃんだ。

この間まで、悩みながらも楽しそうに、机に向かって

ずっと脚本を書いていたのに、最近は筆が進んでないように見える。



本人に聞けば良いのだろうけど、なんとなく僕が

口出しすることでは無いような気がして。

それとなく、スタジオが近くなった時に、美東さんに

聞いてみようと思ったけど知り合いって言っちゃダメだったんだ…



なんて、悶々と僕が悩んでいると。


「浅川さん!」


「あれ?美東さん、お久しぶりです〜」


「お久しぶりです!、あのつかぬことをお聞きしますが…」


「はいはい、なんです?」


「新人脚本家の、西河庵さんって、浅川さんの事務所で

 働いてるって本当なんですかね?」



「えぇ!な、なんでですか!」


えっ、僕どっかで口に出しちゃってた???



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ