表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第五章
29/185

増える悩み


裕さんが話を聞いてくれたおかげで

なんだか少し心が軽くなった、というか。

やってみなきゃわかんない!やってやろう!

と、いう気になった、のに、だ。


当初の予定では、リレー形式で脚本を書き

完成した段階で、声優さんを決めて、収録。

という、流れだった。


だけど、それもこれも、あのお姫様、逢坂さんの

色々な意見があって、主役が津乃田さんということが

先に決まった。その段階でオファーしたらしい、が、やっぱり

ゲームやアニメのCV(あ、CVはキャラクターボイスね?知ってる?)

他にも舞台なんかやってるから、合間合間でしか

収録に来られないらしい。


それでも、逢坂さんは、津乃田さんじゃないと無理!

だと言い張り…結局1話を撮りつつ、調整しながら

他の話を、書いてすぐ収録、と言う形になった。




「…いや、無理だ…ちょっと、本当にやばいぞこれは…」


「西河さん?西河さん?」


「えっ、あぁ、島崎さん…もしかして聞こえてました?」


「あっ、はい、少し…ふふっ」




本当ならちゃんと前の話のストーリーを聞いたうえで

1週間づつ時間をいただいて、脚本を書き1ヶ月後に全ての

ストーリーを調整し、完成。とするはずだったけど、津乃田さんの

スケジュールに合わせたら、3話を収録した3日後には

私が担当する、4話を撮らなければいけない…これは非常にまずい。




「大丈夫ですか?西河さん最後だから…」


「大丈夫じゃないです、大丈夫じゃないですけど

 やらないと、ダメなんですよね…」




そうだ、とりあえずやらなきゃ。それに。


それになにより、今日は1話の収録なんだ。

前回の打ち合わせから1週間、津乃田さんの予定が

空いていた今日が、収録日。


逢坂さんの、1話ストーリーを読ませてもらったけど

本当に面白かった。正直ちゃんと話を私が締めれるのか

という不安よりも、この1話の面白さをきちんと4話まで

続けて、尚且活かせるのか、という不安の方が大きい。


そんな面白かった1話を収録する。



収録するということは、津乃田さんが来る。


推しに会えるというだけで、無条件で胸が躍る。

さっきから、自分の心臓の音がうるさいくらいだ。


ただ、心配事が、1つ。


私が晋太さんの下で、働かせて貰っていることを

津乃田さんが言ってしまわないか、と言うことだ。


言っては欲しくないけど、もうすでにこの段階で

津乃田さんに、こっそり言えるわけもない。

なんでこんな大事なことを忘れていたんだ…!

とも思ったけど、この企画の事で頭がいっぱいで

どっちにしろどうにもできない…。



「あっ、そろそろ時間ですね」


島崎さんがそう言ったのと、ほぼ同時にドアが開く



「おはようございます〜、今日は宜しくおねがいします〜」



津乃田さんだ……!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ