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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第四章
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3人だけの親睦会


「内野さん、こちらこそありがとうございました!

 本当にすごかったです、次回もお願いします!」


「庵さん、熱気が凄いですよ、落ち着いて」


「いたって落ち着いてますよ!梅代さんも

 凄かったんですからね!!」


「はいはい、わかりましたから」


「ふふっ、西河さん可愛らしい方ですね

 あっ、そうだ、私この後もう仕事ないんですけど

 ご飯でもどうですか?」



なんて、他愛ない会話から、ご飯に行くことになった。


ついこの間普通にご飯に行った裕さんだけど、こんな仕事姿を

見せられたら、改めてすごい人過ぎて、恐れ多い…。


内野さんも、今をときめく人気声優さんなのに

私なんかに取り合っていただいて……


とは思ったものの、ご飯に行ってみると大盛りあがり。



「庵ちゃん、からあげあげる〜!」


「あ、じゃあ茉優さんこの卵焼きあげますね!」


「お二人共騒ぎすぎないでくださいよ、もう」


「「裕くん、お母さんみたーい!」」


「帰りたい…」




「それにしてもほんとに凄いですよね、お二人共」


「私なんかまだまだだよ、もっと大先輩がたくさん居るし

 この間も、津乃田さんとご一緒させてもらったけど、あの人は

 本当に凄い声優さんだなって思ったよ〜!」


声優さんから聞く推しの話!これはこれで新鮮だ…


「僕もこの間ラジオでゲストに来てもらったし、オトパ出ましたよ。

 庵さんともその時会ったんですよ、ね?」


「えっ、あぁ、そうですそうです!」


「へ〜!ラジオのスタッフの仕事してたの?」


「あぁ、そういえば、オトパはなんで居たんですか?

 僕も気になったけど、全然聞くの忘れてました」


まずい、浅川さんと知り合いなのは、新人作家のくせに

後ろ盾がどうのこうの、って言われたら嫌だから

隠したい、後で浅川さんと宏太さんにも口止めしとかないと…


幸い、あの時の打ち合わせは梅代さんが来る前に

津乃田さんたちと話し終わったから、聞かれてない。


んー、ここはとりあえず…



「きゃ、脚本家志望なんで、現場見学させて貰ってたんですよ!」


「あれ、でも、津乃田さんと話してましたよね?」


「ちょうど近くに居て、今日はどうだったか聞かれただけですよ!」


「あ〜、そういう事だったんですね」



よし、セーフ!あっぶない!



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