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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第二十四章
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内容変更を私が!?2


いきなり晋太さんに言われたことで、動揺する私。


「アニメの脚本なんか、書いたことないですよ私!?」


「まあ、そうなんだけど、ゲームもやってる庵ちゃんが

 考えたほうが、無理なく繋げられるかな?なんて

 おもったんだよね、今。無理はしなくていいから

 素直に今どう思う?無理そう?」


圧なく聞いてくれる晋太さんの、こういうところは

上司として凄く良いところだと思う。

なんでも挑戦させてくれる優しさが、凄くありがたい。

なんて、関心してる場合じゃない。


「私は…やっては、みたいです。

 このゲームもすごく好きだし、作画の皆さんも

 ここまでこだわって作ってる作品ですし

 でも、うまく繋げられるか心配です…」


「それは僕がちゃんとチェックするよ

 じゃあ、やってるみる?」


「…はいっ、やってみます!」



次の収録までに、ということにはなったけど

あまりにも時間がなく、今から作画の人と

打ち合わせとなった。


(この空気、どこかで感じたことある空気だなぁ)


アニメ制作に対して、あまりにも知識のない

私が、この3・4話の大事な部分のつなぎを修正するなんて

きっと作画の人も、スタッフも満足してないだろう。


だけど、ここでめげないことを私は学んできたのだ。

今持てるものを、そしてこのゲームにかける熱量を…

というかこのゲームを最高のものに、できる作業を

私ができるのなら、こんなに嬉しいことはないだろう。


「で、どうつなげるんですか?

 正直間に合わなかったのは、本当に申し訳ない

 でも、どうしても個々の部分はこだわりたかったんです」


「わかってますよ、伊藤さん、このつなぎは今ある

 この作画を使ってリップシンクだけうまく合わせる形で…

 かつ、足りない部分はもう少し書き足してもらう

 必要があるかもしれないんですが、なるべく少ない

 作業量で間に合わせるようにはしたいな、と」


作画監督の伊藤さんと、晋太さんが話しているこの

内容だけを聞くと、私でもどれだけ難しいことを

要求されているのか分かる。


(私、大丈夫か……?)


少し自信をなくしかけていると、晋太さんに話しかけられる


「庵ちゃん、結構つめつめだから、端的に説明するね?

 この歌番組収録のときの部分と、このメンバー間での喧嘩

 までの間をうまくつなぎたくて、元に予定してた作画は

 この部分まであるんだけど…」


そう数十枚の作画をみせられる、思っていたよりも

意外と多くて想像は膨らむ。


「あの、少し、本当に少し時間貰ってもいいですか?」


時間がないのは分かってるけれど、どうしても今

もう一度ゲームをして確認しておきたかった。



(ここの歌番組から、こういうふうにメンバーと

 意見が変わっていくんだった、そうだ思い出した。

 私がやっている部分がまだ進んでいるから、この部分が

 どんなものだったか、少し忘れてた…)


時間を貰って考えると、少しまとまった気がした。

元のゲームが有ると、まとめやすいというのも

あるのかもしれない。



「よしっ、いくぞ」





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