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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第三章
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オタ活と同時にピンチです


今日は公録。梅代裕さんがパーソナリティーのラジオ。


ゲストは私の推しである津乃田さん。

女子パの公録を手伝う前から、この公録を楽しみにしてたのに

まさか手伝うことになるなんて思ってなかったから、正直、今

誰かにばれないか心配で仕方ない。


公録にきて、津乃田さんのファンだというのが

バレることほど、恥ずかしいことはないのだ。

少なくともあの時居たスタッフさんは、ほとんどいない。


席も前の方じゃなくてよかった。

いつもなら、ちょっと残念だけど。


とにかく、今日は楽しむ、ただのオタ活!!


いつも下ろしてる髪を、今日は結んできたし

伊達眼鏡もかけてきた。流石にマスクはしないけど。


「皆さんこんにちは、梅代裕のちょっと一息つきませんか?

 ゲストは津乃田拓さんです〜!」


「は〜い、皆さんこんにちは、津乃田拓で〜す」



今日も!推しは!素敵です!

特に笑い声が良い、はっはっはっ、って感じ。

素敵すぎる。イケオジだ。

最高にダンディーでセクシーです津乃田さん。


はっ、また顔ニヤけてる。


それにしても、梅代さんほんとイケメンだな。

さすが女性人気上位のイケメン声優さんだ。

声もいいし、顔もいいし、完璧かこの人は。


やけに目があう気がするけど、これはイベントに行く

オタクからしたら、あるあるだろうな。

ありがたく目が合ったと思い込んでおこう。感謝。



なんて素敵な90分だっただろう。

久しぶりにちゃんとオタ活したな‥‥。


脚本家目指して大阪に来る前は、このオタ活で

津乃田さんに会って、元気貰って、また仕事頑張ろう。

って、思ってたけど。

今は、そんな津乃田さんに演じてもらえるような

脚本書こう、作品作ろう、って思えるのが凄く楽しい。


「よーーーし、明日も休みだし。今日は帰って書きまくるぞ!」




「あのっ、すみませんっ」


「はい??」


「あの、先週の公録でスタッフさんでしたよね?

 確か‥‥西河さん?でしたよね?」


「えっ、梅代‥さん?えっ‥‥」



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