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推しよ!どうかこのキャラ演じてください  作者: 津河ここめ
第二章
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接近戦は、もはや死を覚悟2


なんて‥なんてつまらない返しっ!!

もう一度やり直させて欲しいくらい、つまらない返事!

津乃田さんが、返事に困るくらいつまらない!


唐突に話しかけられて、テンパりすぎた!!


「晋太さんが言ってたよ〜、頑張ってるんだってね」


優しい、さらに返事を返してくれた、津乃田さん。


「作品できたら僕にも読ませてよ」


「なっ、それはっ、あのっ‥!」


「はははっ、テンパり過ぎだよ〜、そんなに嫌〜?」


からかわれてる!推しに!なんだコレ!!

違う、まって落ち着こう。よし、オッケー。



「いえいえいえっ、まだまだ未熟者ですからっ!」


「そうなの?晋太くんはなかなか見込みがあるって褒めてたよ」


「えっ、そうなんですか?」


「そうそう、庵ちゃんには言わないけどって」


「なっ、言ってくれればいいのに‥‥」


「晋太さん結構見守ってくれる人だからね、それに

 庵ちゃんも、言わなくてもどんどん成長しそうだし」


「えぇ、そんな風に思ってくださったんですか!?」


「まだ今日会ったばっかりだけど、そう感じたよ、僕はね」




「庵ちゃん、拓ちゃ〜ん、スタッフさんが呼んでるよ、きて〜〜」


「あ、晋太さんだ。いこうか、庵ちゃん」


「は、はいっ」


最初は緊張して上手く話せなかったけど、今日会ったばかりの推しに

そんな風に思われるだなんて、思ってなかったし

津乃田さんと話してると不思議と緊張がほぐれると言うか‥


あぁ、やっぱり津乃田さん凄く素敵だな‥

もう少し話してたかったな、ってちょっと思っちゃった。


帰ってから1番お気に入りのシチュCD聞こっと‥。




「今日はお疲れ〜、二人共〜」


「僕たちは、特に何もしてないですけどね

 ねぇ、庵ちゃん?」


「そうですね、勉強にはなりましたけど。

 特に役にもたてずに‥‥」


「そんな事ないよ、二人共結構動いてくれたじゃないか。

 帰ってゆっくり休んでね」



晋太さんから褒めてもらえるのは、素直に嬉しい。

もっともっと学ばなきゃいけない。

でも、なにか忘れてるような‥‥


はっ!!!津乃田さんに会ってしまったということは!!

もうイベント行けないじゃん‥‥うそでしょ‥‥


来週別の公録当たったから行くのに‥ばれちゃうじゃん‥

しかもMC梅代さんだから、まんま今日と同じじゃん‥



これはもう、変装しか‥っ!!



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