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幸運の女神は俺だけに微笑む  作者: 九虎卯雪
1/1

〜プロローグ〜

夏休み、この街がまた日本最高気温を更新した。


右手に持っていた60円アイスもドロドロに解け

肝心のガリガリ部分にも辿り着けずアイスは全て地面に吸収されアリ共のエサと化している。


「暑い」


この暑さが、学校に向かう俺の足を重くしている。


夏休みなのに学校、一見矛盾している様に見えるが俺の脳みそならそれをも可能にする。

この日本最高気温の日、俺には補習という罪が科せられていた。

それを償うため学校に向かっている。


この俺こと「一之瀬 拓磨」(いちのせたくま)のスペックは、決して高性能とはいない。


「勉強」普通以下

「スポーツ」普通

「友達」無

「容姿」は自分で言うのもなんだが普通だと思う。


いわゆる冴えない高校生だ。


だが、そんな俺でもそこらへんの奴らには持っていない能力(モノ)がある。


それは、「運」だ。俺は非常にツイてるのだ。


(もう一本アイスが食べたいな)

そう思い口に咥えていたアイスの棒の裏を見ると、「アタリ」の文字が刻まれていた。


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