表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

朝が来た後で

作者: clown

 モニタールーム

  

 そこには、一人の男がいた。


 モニターには、ある男が、無残な死体の前で手首を切る映像が映っていた。


 男は、その映像を見ながら、クククと笑っていた。


 男は、すこし、快楽を感じるところが人と違っていた。


 血が出るのを見たとき、人が、不可能なこととぶつかったとき、人が死ぬとき、そんなときに男は快感を感じた。

 

 彼のことを、悪だとか、ごみだとか思う人もいるかもしれない。


 しかし、彼にとっては彼は、正義であり、主人公であり、大切な人であった。


 当然だ、彼は別に人間としての理性、プライドがないわけではない。


 彼は、引きこもりだ。

 

 外に出ると、快感を求め、人を殺めてしまいかねない。


 彼は、そんな自分が大嫌いだった。


 人を、殺してしまう自分が、、、


 しかし、快感を求める衝動は抑えきれない。


 夜に、彼は、外に出かける。


 外にはいろいろな人がいる。


 その中の、目に付いた一人、その一人が今日の犠牲者だ。


 その人には悪いが、これも僕が生きるためだ。彼はそう思って、スタンガンを、その人に押し付ける。


 薬を飲ませ、記憶を、忘れさせ、彼が作った、監禁部屋のどこかに放り込む。


 その部屋に、入ってきた人には、クリア不可能のゲームをさせるのが大好きだった。


 そのために、シナリオを書いておいて、そのシナリオどおりに、人が動くのかを見る。

 

 シナリオどおりに動くと、彼は快感を感じる。


 そして、絶望を目前とした人は死ぬのだ。


 彼はひたすら、身もだえ、興奮し、快感を得る。


 そして、朝になって眠るのだった。 

その人から見れば正義でも、他人から見れば悪

そういう風にできているとおもった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ