初めての不快なイベント帰り。
昨日活動報告などで言っていたとおり、東方の同人イベントに行ってきました。
目当てのサークルさんの新作ラミカと新刊以外はほとんど買うものもありませんでしたが、イベント自体は楽しむことができて良かったです。
さて、「イベント自体は」なわけですが、どこがどう不快だったのか祐助を使って再現してみようかと。
つまり訪問録訪問録のおまけ更新みたいなもんですね。本編更新が今回大変遅れてしまった分、おまけをはさんで言い訳逃れします(
思えば俺が『東方pr○ject』、及びその二次創作作家たちの描く世界に魅了されたのは、同人誌の即売会が最初だった。
「東方」というジャンルの存在自体は知っていたものの、その規模の大きさになかなか足を踏み入れられなかった世界だった。
今じゃ言葉を交わすことさえできなくなったかつての親友に手を引かれて、会場に踏み込んだ。
そこにあったのは夢や希望などにあふれた幻想的な世界で、多くの人間たちが思いを共有できる、楽園のような世界に感じた。
俺はすぐにその世界の虜となり、「東方」という共通の興味の下に友人もたくさん増えた。
多少意見の相違はあっても、ここにある者達は皆互いを尊重できる、一つの思いの下に集まっている良識ある者達。
創作者、消費者として、何より東方pr○jectのファンとして確かな絆があると思っていた。
だから、まさか同じファンの中にそんな非常識な者がいるとは思わなかった。
side Yusuke
PM 1:40 - 東方pr○jectオンリーイベント イベント会場
今日は朝から開場30分前程前に一般参加の列に並び、とあるイベントに参加して会場の空気と同人誌やアレンジCDの購入で楽しんでいた。
目当ての品は大体買えたし、空腹感が徐々に大きくなってきたこの時間に会場を出た。
しっかりと受付にいる係の人たちに「ありがとうございました」と挨拶をして町に出る。
いつもは終了まで見届けるのだが、どうにも今日は自分の中に眠る創作意欲が刺激されて、帰宅して作業をしたくなったのだ。
公共交通機関を利用して会場に来ていたので、駅まで徒歩で移動する。
途中、高校生か中学生くらいの男子三人組がどこかのサークルで買い物したらしい袋を提げて歩いていた。
自分は勝手に行動するタイプだから、と「あの時」以来は『遊びに行くときは基本一人で』と決めている俺も少しうらやましいかな、と思ってしまう。
楽しく会話する三人組を見ながら「今度は誰か誘って一緒に来るのも悪くないか」と思っていると、真ん中の一人が袋の中のチラシの束を道端に投げ捨てた。
「いらねーつってんのに一緒にこんなの入れやがって、邪魔だよな。」
「お前やらかしやがってwwww」
「あーあwwひでぇwwww」
左右の二人は咎める様子もない。それどころか、三人ともふざけた笑いを浮かべているではないか。
友人が自分の目の前で悪いことをしたとき、一緒になって償いをするのが本当じゃないのか?
やむなく俺がそれを拾う、どうやら彼らと進行方向は同じらしく、ちょうど後ろを歩いていたのだ。
「ん?」
三人のうちの一人が振り返り、俺の手にあるものを見た。
俺と目が合うとすぐに前に向き直り、小さな声で三人組が話しだした。
しかし、かすかに聞こえてくる言葉からはどうにも反省の色を感じられない。
ヒソヒソ話しの三人の後ろを俺が歩くこと3分後だったか、駅に着いた。
彼らは駅の前に自転車を止めていて――実は駐輪禁止区域だったが――足を止めて自転車の鍵を開けていた。
その間に俺が彼らの背後を通る、ついでに一言くれてやった。
「こういう(マナーの悪い)奴がいるから『東方厨』と一纏めにされて皆が叩かれてしまうんですよ」
「「「はぁ?」」」
どうやら今の台詞はギャグセンスに富んだものだったらしい。次の瞬間彼らは腹を抱えて笑っていた。
……どうにも俺には理解できないセンスだったが。
「ぶはっ!なにそれ、うけるんだけどwwww」
「お前の方こそ東方『厨』だろww気持ち悪ぃのwwww」
「それちゃんと捨てとけよwwww」
共通の趣味がある者同士、ただすれ違う誰かよりは絆のあるものだと思っていたのだが。
俺の事がそんなに面白いかよ、常識に則った行いをした俺がそんなに、そんなに面白いか。
ああそうさ、『本当の普通』は見て見ぬ振りが正解さ。でもよ、同じ空間で同じ時を同じ事をして楽しんだもの同士、見過ごせなかったんだよ。
俺と同じ「東方pr○jectのファン」にマナーの悪いことをして欲しくなかったんだよ。
価値観の押し付け?自分勝手な考え?知ってるさ、それを了解していてもお前達には正してもらいたかったんだ、自分の行いを。
気付けば彼らはすでにいなかった。俺は駅のゴミ箱にチラシをブチ込んだ。
「俺は、間違っていたか。勝手な仲間意識はおいておいても、間違ったものを注意するのが善良な人間の行いだろう?」
気力が失せる、あらかじめ買っておいた帰りの切符で改札を通り、電車に乗る。
こんな状況にあっても、相手を憎むことはできず、相手の立場で考え、相手を愛する。
俺は「全てを愛する者」だから。全ては否定ではなく、肯定から始まるのだから。
そう、いつも通り思うことにしたけれど
やりきれない感情はいつまでも、心の中に巣食っていた。
以上、訳のわからない&活動報告でやれ! な内容でございました。
執筆時間は30分弱?思いをぶつけるだけだったのですんなり書けました。いまだに気分悪い…
『ポイ捨てはダメ、絶対。』なんて考えを一言も話したことのないような相手に押し付けるのは「非常識」なんですかねぇ……
私はこれでもヒーローが大好きなので社会のルールは基本守る子です。彼らは幼い時にヒーローから力で無双する事しか学ばなかったのでしょうか、非常に残念に思います。
今回の訪問録訪問録本編にも出てましたが、「幼い時にろくな教育を受けてない」というのは社会に出て行くときに非常に困ることだと思います。
親が忙しくて子供をしっかり育てられないのか、しっかり育てているつもりでも子供が非行に走るのか。
教育機関がしっかり手綱を握っていないのか、教育機関がセクハラサイコロを振るのか (
難しい話は永遠の16歳☆にはよくわからないのでこの辺でやめにします。ポイ捨てはダメ、絶対。