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ママの手は魔法の手(!?) 現代の鬼子母神

 見つけてくれてありがとうございます


 Twitterから来てくれた皆さん、ようこそお越しくださいました

 その少年は不遇な国に産まれ、案の定不遇な暮らし向きをしていた。

 しかしひもじい思いはしていない。

 欲しい物は他の子供よりも容易く手に入ったのではあるからだ。


 その少年の母は魔法の手を持っていた。

 お金が欲しければ、食べ物が欲しければ、玩具が欲しければ、しばらく街を歩けば簡単に手に入った。

 少年はそれが母が、魔法の手を持っているからだとやがて理解した。人の財布をポケットやら鞄からスルリと抜き取り、札だけを引き抜きサラリと返す。

 スーパーやお店では誰にも気付かれる事なく万引きをしてしまう。

 不遇な国の不遇な家に暮らす、やがて崩壊する家庭のモデルケースである。

 しかし少年は母のお陰で悪いことなど一切手を付けずに成長した。しかし遂に少年が高校を卒業した頃、母が警察に捕まった。

 しかし充分に成長した少年は母の隠し財産を使い、この国の有名企業を興す事に成功する。

 その服飾メーカーの名は語られる事は無いが、そのCEOは胸を張って答える。

「母の手は魔法の手なんだよ。子供の為なら何でも出来ちゃう不思議な手なんだよ」

 今日も保釈させた母親と、貧しい母親達が出社する。

 母の手をもっと素晴らしい魔法の手にしたい。

 少年だったCEOの果てしない野望は潰える事は無いのである。

 読んでくれてありがとうございます

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Twitterやってます。@kokochu539です。

大したことはしていませんが、フォロバは確実です。お気軽にどうぞ

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