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☆力士

☆長身あるある?

★脚長あるある?

 私は地方に住んでいる。買い物で電車で県庁所在地へと出かけた。都会の方が品物が良いですからね。


 そのとき、それはあった。肉の壁だ。相撲取りだ。七月の場所が近いからだと思われた。

 駅で力士が(たむろ)していたのだ。

 基本力士は大柄の人が多い。というよりも大柄な人物に育て上げる手法が確立されているというべきか。運動して、栄養の吸収率を高めたときに栄養を取らせる。それを成長期に。そうして出来上がったのが力士という巨漢たち。

 彼ら力士は大柄だ。横もそうだけど、もちろん縦にも大きい。

 180㎝なんて力士からしたら、大人に子供。

 私は成人してからは普段そんな自分より大きい人に囲まれるようなことはなくなっている。

 昔の舞の海だったか。身長の基準が180㎝なのに足りずに頭にシリコンを埋めたとか。

 180は最低基準ということがこの例からも伺えます。




 大人になってからというもの、満員電車とかでも自分より大きい人は片手で足りる程。

 目線はいつも開けている。

 仰向けば澱んだ空気ではない新鮮な空気を呼吸が可能。

 ただし、おっさん頭のポマード臭さとかは直撃だけど。170㎝ちょいだと頭が目の前に来るんですよね。


 そんな自分が、だ。子供の頃以来となる肉の壁に囲まれる。

 当然子供の頃は小さかったからね。

 だからだろうか。精神的に子供に戻ったみたいに、そのときは感じました。思考が幼くなっているような変な感じです。

 周囲を取り囲む肉の壁が異様な恐怖と圧迫感を伴って、心許なく自信喪失のような精神が脆く弱く潰れそうでした。

 世の、中肉中背の人はいつも満員電車とかでは、そんな感じなのだろうか。

 それとも慣れているから気にしていないというのが正解なのか。

 私には分かりかねます。中二頃の身長だと思われるときは電車などで遠出などをしたことはなかったからだ。自転車などで近くの街へ出かける程度だったので。




 大きいというのはそれだけで恐怖を齎すのだと思います。それに囲まれる状況は非常に過酷です。動悸が酷い。呼吸が乱れる。暑苦しい。汗臭い。いや汗臭いは大きさとは違うのかもしれないけども。

 大人に平然と話しかける子供は優秀だなと感じる一幕でした。


 反対に子供が猫などを追い掛けて、猫が自分より大きい子供を恐れる気持ちも良く分かる出来事です。

 ウチの飼い猫は以前近所の子供から逃げ回って、脚にへばり付いて来ましたからね。

 そして私の肩の上から子供たちを睥睨する。力関係が場所の高低に依存した闘いをしている猫だからでしょう。重力による位置エネルギーが、高いと得られますからね。




 力士は体重という慣性も大きいわけですけどね。

 重量という覆い被さるだけで武器になる。私の倍は重そうでした。

 身長でも負けてます。

 比較の対象が悪いんでしょうけども、素手の喧嘩でもしたらまず勝てない。そう思わせるだけの巨体。

 普通の喧嘩でも勝った覚えはないけど、やはり力士は別格だと思いました。

 他の格闘技の重量級超えてます。



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