★裾上げ
☆長身あるある?
★脚長あるある?
たぶんサブタイトルに付ける。
それはズボンを買いに行った時の事。
レジに既製品のズボンを提出するといつも言われることがある。
「裾上げどうしますか?」
「…………」
これには、いつも反応に困ってしまう。だから押し黙って眉を顰めてしまっても仕方がないだろう。
この時は私に必要ないことを示しました。初めての所だったので毎回断るのも面倒ですからハッキリとです。
ズボンを手に取って腰に当てて、私はこう言いました。
「裾上げの必要、ありそうに見えますか?」
「…………」
それを見て息を飲みます。
この時はおばさんが笑顔を絶やさず、そのままレジ作業を熟してました。私の目が曇っていなければ、このおばさんは表情が僅かに顰めて、引き攣ったままの作業。
私も裾下げなら応じたかも知れません。下手すると既製品は短いですからね。
制服とかもウエストのサイズを大きいのにしても股下は変わらないんです。困ったものです。
それでも太めのズボンの方が膝の曲げ伸ばしが楽なので好きです。
昔、部活でみんなが同じジャージを注文しても短かったりしてね。上着は問題ないのに、ね。
体育の柔道のとき、柔道着とかは脚が短い人が多いのか高校の武道の授業時は酷い短さでした。サイズ、下は一つ大きいのにしたのに、ウエストは紐を結べば良かったのですけど、裾はどうにもならなかったのです。膝下数cmというような感じでした。つんつるてん。
また高校のジャージは脚の出口にゴム紐ついていて土踏まずとかに引っかけるように言われてましたが脚が長いため、動くとパンツまで引きずり下ろされそうで辛かったことを思い出します。膝を曲げると特に。床や地面に座るときとかですね。私は真面目に言われた通りにしてたのに、逆に怒られたり。解せぬ。
一番最初は子供服のズボンでした。小六ぐらいでしょうか。
「裾上げしましょうか?」
と声を掛けられてズボンを合わせられて、
「必要ありませんでしたね。このまま包みますね」
と、なりました。大人な対応のこの時のお姉さんには脱帽です。
今ではこの必要のない確認行為にちょっと嫌気がしてますが、他の人には必要なんでしょうね。
店員さんは親切で言ってくれているんでしょうが、それを断らないといけないこちらは非常に迷惑です。苛立ちが募ります。
さらに酷いのは「裾、どうします?」です。下げれるならいいんですが省略しないで欲しいと切に願う。「下げて」と注文するよ。客の脚の長さも目視で測ってから訊こうよ。こっちは必要ないんだからさ。マニュアル通りで何でも済ますのはせめてバイトだけにしてよ。と心の中で思っています。
実際に会社で「裾直し出来ます」と制服のズボンを渡されて皆に言っていたとき、つい「裾下げもできますか?」と尋ねたことがあります。我慢ができなかったのです。気が緩んでいたんでしょうかね。
そのとき笑顔でスルーされて「裾上げ出来ます」と言い直して去っていきました。
せめて謝罪とかしてよ。無視とか酷くないですか。