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 ーーグサッーー

 ーースバッーー

あらゆる魔物を剣で絶命させる音がうす暗い洞窟の中に響き渡る

ただ洞窟といっても一種のダンジョンでありある程度道は石畳で舗装されて、一定間隔でたっている魔道具で灯りは確保されているが、不気味な雰囲気なことには変わりない


そこで数多くの魔物の中心に未だ怯むこともなく剣を振るい続けるもの

その名はカクラという

カクラはこのダンジョンのある街の出身のものだ

しかしカクラに親はいない。決して捨てられたわけではないが、父親は今のカクラと同じダンジョンなどの魔物のドロップ物・通称"(ライト)"というものを商人やギルドに売って生計をたてる所謂、冒険者という職業だった

ギルドというのはその冒険者の組合であり各地に存在する


対して母親は酒豪であり遊び暮らしていてだらしない人だった。しかし、カクラのことは愛して丁寧に育ててくれたようだったが、カクラが6歳の時、夜遅く酔っぱらって自宅に帰る道で意識が突如途切れたのか気を失って倒れてしまった。

住んでいた家の位置は狭い道が何本も重なって母を目にとめるものはいなかった。

母親は夜遅くまで帰って来ないことも日常茶飯事だったので父とカクラは何も気にすることはなかったが、朝早く父がダンジョンにいつも通る道を歩いていると既に息絶えたようだった母の姿を見つけ、思わず父は泣き叫んでしまいご近所の方にも面倒をかけることにもなってしまった。その後は小さく葬儀を行い父はいつも通り冒険者の仕事を行っていた。


カクラが10歳ほどになると父の仕事について行くようになり実践から、技術を学んでいた。

学校などはないので、この街にある図書館をよくカクラは利用するが、父は勉学に乏しいので一人で勉学にも励んでいた。それを毎日続けた結果みるみる成長していき一人でもダンジョンを潜れるようになり、商売のための計算やいくつかの主要な他の言語も取得した。

しかし、団体での階層のボス討伐の依頼を受けていた父が戦死してしまったと伝えられたが、亡骸を見ることはできなく最後まで使っていた剣だけが還ってきた。15歳のことであった。


それでカクラは独りの身となってしまい、自分でお金を稼がないといけない状況に陥った。

貯金は母が勝手に使うもので無いも同然だった。


自分で稼げるものは何かと考えた結果、一番身近だった冒険者だった。

冒険者には登録が必要だが父について行くときに一緒につくってもらった。

死ぬのも自己責任なため年齢制限というものも16歳の成人するまでは身寄りの者などが同伴の場合だけ可能という位である。

そのためすぐ冒険者業を行えることになった。結果、たいしたダメージもなく数匹の翼竜系の魔物を討伐し適切なお金に変換することができた

冒険者業は一攫千金を狙えるが命をいつ落としてもおかしくないハイリスクハイリターンな業種だ。

だがカクラは安定して稼げる法を文献や父との経験で知っているためお金を稼いで生きて還ってくることができた。

ここから年月が過ぎていった、、、


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