木村です。お酒の飲み過ぎ体に悪いですよ。
一週間後……
「亀ちゃ〜ん
ドラマの仕事よ〜」
「マジですか!?」
「そうよ〜」
ヨッシャ〜久し振りのドラマだ〜
「しかもレギュラーよ」
これもサプライズのおかげだな。
台本は今日中に来るらしい。
みんなに報告したいけど…サプライズの収録は今日はない。
他の仕事が入ってるから。
「それじゃ亀ちゃん
遅れないようにね」
(ぴ)
マネージャーとの電話を切った。
今日はサプライズに行けないんだな………
「クイズ・サプライズ〜ヒットパレード〜」
(ワァァァァァ)
収録が始まった。
今日はみんな他の仕事があるらしくオレと欄ちゃんしかいない。
「今日はおバカ6人組は二人しかおりません
つまりコイツらが入らないチームの優勝です」
「ちょっと頑張りますよ」
収録は進んで行くけど……やっぱり寂しい……
「優勝はピンクチーム!!」
(ワァァァァァ)
「おい太一に里中!
答えれへんのはいつものことやけど
今日は元気ないぞ!」
……だって……
「しっかりしろや
ただせさえアホなんやから」
「「は〜い」」
……
…
収録が終わった。
「カット〜」
今日のオレの撮影は終わった。
久し振りのドラマは楽しいな。
もう九時か…
………一人で飲もう………
タクシーでみんなで飲んだときの店に来た。
「いっらっしゃいませ」
一人でカウンターについて注文する。
ドラマ楽しかったな………
でも……寂しいな…
まぁ仕事だし…しょうがないか……
「おまたせしました」
店員がビールとおつまみを持って来た。
一人で飲む酒はあんまり美味しくない…
そんな事を考えながら、ただ飲んでいた。
「んじゃ〜私たち帰るけど…欄ちゃんどうする?」
「まだいるよ」
「飲みすぎないようにね〜」
手を振りながら帰ってくファミリーの女の子たち。
カウンターに移動しようかな。
私は今いつもの居酒屋にいる。
今日はこの前の事を反省してあんまり飲んでない。
個室からカウンターまで移動してる途中に…
「ん〜〜ん〜」
亀兄がいた。
亀兄が顔を真っ赤にしカウンターで酔っている。
「亀兄?」
「ん〜〜欄ひゃん?」
かなり酔ってるみたいで呂律が回ってない。
「ろうしてここひいりゅの?」
なに言ってるか全然わからない……
「亀兄けっこう飲んだでしょ?」
「れんれん」
たぶん……全然って言ったんだと思う。
「ん〜欄ちゃ〜ん」
笑顔で見て来る。
亀兄の隣に座った。
「亀兄が酔っぱらったとこ初めて見たよ」
「ん〜しょう?
酔っれるつもひはないけろ」
ギリギリわかるくらいだな……
「「……」」
二人の間に沈黙が流れる。
気まずい……
なんか話してくれないかな〜
そう思いながら亀兄の方をチラッと見ると…
「………ZZZ」
寝てるし……
酔っ払いのお世話って大変なんだね…
私いつもこんな感じなんだね……
「すいませんお勘定お願いします」
私は亀兄の分も払った。
「亀兄行こう」
ゆすっても起きない。
しょうがないな………
「よいしょ」
肩で亀兄を抱えて歩き店をでた。
重いな〜
流石は男の人だな〜
……にしても重い。
タクシーを止めて乗った。
「どちらまで?」
……亀兄ん家から行かなきゃダメだから……
亀兄ん家に行ってもらうよ言った。
…………亀兄もこんなに酔う事あるんだな〜
グッスリ寝てるし…
寝顔けっこうカッコいいいつも笑顔なのに寝てるけど真剣な顔に見える。
「欄ちゃん…」
亀兄が私の名前を呼ぶ。
「なに?
…………寝言か」
寝言で私の名前ってどんな夢みてんだろ?
「つきましたよ
三千七百円になります」
私戻ってるギリギリのお金だ……
どうしよう私ん家まで行けないじゃん……
「どうしたんですか?」
「なんでもないです」
お金を渡してタクシーを降りた。
「どうしよ…」
とりあえず亀兄を中に入れよう…
引きずりながら亀兄をベッドまで運んで行く。
「フゥ〜〜
じゃあね亀兄」
歩いて帰るかな………
「ん〜」
!!
「な………に?」
亀兄が私の腕を引っ張り隣に寝せた。
「ちょ……亀兄?」
慌てて起き上がろとしたら……
「え………
もう……」
抱き付いて来た。
「亀兄起きて」
起きる気配がない…
どうしよう……
「欄ちゃん……」
亀兄に名前を呼ばれると…まぁいっか…って思っちゃうな…
私は意識が遠くなるのを感じた。
ちょっと更新遅れます(ToT)