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亀谷です。酔っ払いは大変ですね。

午後11時……


あれからずっと飲んでいた。

高田さんと井本さんは明日仕事があるらしく帰った。

西田さんは

「あいつピンの仕事もらいやがって」

とひがんいた。




「レベッカってお酒強いんだね」


直行はレベッカ話していた。


あっちはいいか…

問題は…この二人だな……


「あ〜飲み過ぎちゃった〜」

「私も〜」


太一と欄ちゃんはダウンしていた。


「またか〜

前も飲み過ぎてたろ」


オレは二人に言った。


「ゴメ〜〜ン」

「ゴメンなしゃい」


太一は聞いてないし…

欄ちゃんに関しては呂律が回ってない。


「雪は大丈夫か?」


「大丈夫だよ」


ほとんど飲んでなかったからな……


「西田さんは?」


「オレは飲めへんもん」


「そうでしたね」


じゃあコイツらだけか。


「あ〜……気持ち悪い……」


「オレも……」


この前みたいなカンジだな。


「ニシモ〜ン飲もうよ〜」


「飲めへんって」


あっちあっちでは大変そうだね……


「気持ち悪い……」


「水……」


「持って来るから待ってて」


オレは水を取りに行った。


「あ〜……飲みすぎた……」


また飲み過ぎちゃった……


この前もだっけ……

あの時は亀兄に迷惑かけたな〜


「はいお水」


いきなり声をかけられてビックリした。


「あ…ありがとう……ございます」


亀兄が私に水を渡す。


「太一大丈夫か〜?」



「全然……」


太一は完全に酔いつぶれてるみたいだ……


「欄ちゃんは大丈夫そうだね」


亀兄の優しい笑顔。

なんか可愛い……


「……どうしたの?」


「い…いや何でもないですよ」


多分私は顔が真っ赤だろう。


「相当酔ってるね顔真っ赤だよ」


「そ…そんなことないでしょ」


「そうかな…」


ちょっと酔いが覚めて来た。


「亀に…

「飲むくらいいいじゃん!!」


「だから飲めへんねん!!」


二人の声に私の声は書き消された。


「二人ともやめなよ」


止めに入る亀兄。


「ふん」


「ふん」


は〜あの二人は……

なんか仲良すぎない?

気のせいじゃないと思う。

三十後半と二十前半がケンカかよ……


「西田さんそんな怒鳴ることないでしょ」


「しつこいからやんけ」


「だからって…」


「もうええわ帰る

金は置いてくわ」


帰ろうとする西田さん。


「待ってよ」


「………」


雪の言葉を無視する西田さん。

そのまま西田さんは店を出って行った。



西田さん出て行った後はみんな解散することになったが………


「まぁ雪…明日には西田さんも忘れてるよ」


「あいつが忘れても雪が忘れないもん」


強気な子だな……


「まぁいいや……

とりあえずコイツらどうしよう……」


みんな寝ちゃったし……


「雪コイツら運ぶの手伝……」


「………」


雪も寝ちゃった……


「結局ぼくか…」









店員さんにも手伝ってもらって

全員タクシーに乗せた。


「え〜と……」


誰から送ればいんだよ……

家知らないし…

直行の家は……

どこだったけ……


オレん家でいいか。



オレは運転手に住所を告げて走ってもらった……

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