吉伸や…「おバカでもええ奴等やねん」
……こない………
もうそろそろ五時になるのにこない……
(プルルル)
欄ちゃんからか…
(ピッ)
「もしもし」
「あ〜亀兄今どこ?」
「カジテレビにいるんだけど……」
自分で言っといて……
「私もいるんだけど……」
「ぼく表にいるけど……」
「私も……だけ……
あっ!!
ゴメン!!TBAの間違いだ!!」
TBA……!
「間違いすぎだろ!」
「ゴメンなさい…」
「まぁ今から行くよ……
ちょっと待ってて……」
………
「ったくも〜」
今TBAについた……
「いない……」
「亀兄〜!
こっち〜!」
よかった……いた……
「すいませんでした」
すまなそうな欄ちゃん。
なんか可愛い……
「……亀兄?」
「ん…あぁ
とりあえず行こうよ」
「…そうですね…
こっちの方です」
オレは欄ちゃんについてった。
「………」
「………」
会話がない。
気まずい……
なんか話さなきゃ…
「あの…亀兄この前はありがとうございました」
欄ちゃんがオレより先に話しかけて来た。
……あのときの飲み過ぎのことかな……
「そんなお礼を言われるほどのことはしてないよ」
「そんなことないですよ
ありがとうございます」
「ははは……
照れるな〜」
欄ちゃんに言われて多分オレは顔が真っ赤だろう…
「………」
「………」
……
……
……
…
…
結局会話はなくなった…
はぁ気まずいな……
「おまたせ〜」
「遅いよ〜欄ちゃ〜ん」
笑顔で言うレベッカ。
「まぁ来たからよかったですけど」
「そうだよ」
直行、雪が続けて言う。
「雪も遅かったけどな〜」
「ちょっ…言わなくていいでしょ!」
太一が雪をからかう。
「まぁやめて二人とも」
「全員そろったし入りましょうよ」
欄ちゃんと直行はしっかりしてんな〜
「んじゃ行こうぜ」
オレがみんなに声かける。
「亀兄が仕切るの〜」
雪が言う。
「いいだろ一番年上だし」
「年下見たいですけどね」
「太一!」
みんなにからかわれる。
こんなカンジも楽しかった。
店の中に入ると高田さんとニシモトの二人がいた。
「遅いぞ〜」
「ホンマに〜」
「まぁまぁ二人とも」
3人が酒を飲みながら笑ってる。
「すいませ〜ん
亀兄が…」
「ぼくのせいかよ!」
欄ちゃんはさりげなく人のせいにする。
「どうでもいいけど飲もうや」
高田さんの一言でみんなが座って注文を決める。
しばらくすると店員がビールやお酒を持って来た。
「「「「「カンパ〜イ!!」」」」」
みんなでグラスをぶつけあう。
「そういえば亀谷お前歌うまいな」
突然井本さんに言われる。
そういえば…収録いたな……
「うまかったね〜亀兄」
「そんなことないですよ」
照れるオレ。
「亀兄がうまいなんて意外だな
なぁ直行」
「そうですね」
「雪も意外!」
「私も〜」
みんなからそう見られてたとはショックかも……