レベッカで〜〜〜す。こんにちわ〜〜〜〜
どこ行ったんだよ〜………
雪……
はぐれちまった……
早く見つけないと……
怖い……
亀兄……
欄ちゃん……
レベッカ……
直行……
吉伸さん……
みんな……
…
誰でもいいから助けて…
……ニシモン……
「おいオッさん何してんねん?」
「えっいや…」
「ちょっと降りてもらえます?」
誰………?
「君も一緒に降りてくれる?」
助けてくれた人に優しい声で聞かれる。
「ほら降りんぞ」
もう一人の人は声が怖い。
私は助けられた……
今は駅のベンチに座っている。
なんか体中の力が抜けるようなカンジだった…
「雪大丈夫?」
「あっハイ……」
この人の声って……
「……太一!?」
「今ごろかよ!」
「太一が助けてくれたんだ…」
なんかホッとしたけど……寂しい……
「いや…オレだけじゃないんだけど……」
「えっ?」
「お前の隣にいるオレは無視か!」
「……ニシモン!?」
「今気付くんかい!」
あの怖い声はニシモンか……
「ゴメン…」
「まぁええわ…
んじゃ行くわ…」
私の髪をグジャっとして立ち上がりながら
「まぁ雪が無事でよかった」
ささやいた……
「ありがと…」
ニシモンはそのまま駅から出て行った。
……なんだ私は……勝手に勘違いしてみたい……
「雪〜いた〜!」
亀兄が走りながら大きい声を出す。
「どこ行ってんだよ」
「亀兄が降りる駅言わないからでしょ」
「……ごめんなさい」
「それでよし!
それじゃ雪帰るから……」
「えっ……話があんじゃ…」
戸惑った顔で聞く亀兄。
「じゃねぇ
太一に亀兄」
「なぁ太一なにがあったの?」
「言いません!
それじゃ〜」
「なにがあったの………」