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海賊王の娘と森の国の王子  作者: 権田 浩


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13.最初の一歩

 目の前で胸を張り、泉の中に立っているのはどう見ても緑の髪をしたドルイドの娘エルネッドだったが、エリアスは彼女の言葉を信じた。髪と瞳の色を除けば年頃も背格好もアウラ王女と一致するし、思い返せば最初から怪しい点はいくつもあった。横たわっていた彼女の怪我は戦いに巻き込まれて一方的にやられたようには見えなかったし、ドルイドたちの態度もおかしかった。スケイルズ訛りのある言葉や〈シーリの二つ心〉を首飾りにしているのもそうだ。発達した肩の筋肉やエリアスの目を奪うしなやかな脚も鍛えられた戦士のものと思える。


 しかし彼女の提案――スケイトルムの王エイリークの娘アウラとアードリグの王ヨルゲンの息子エリアスが結婚して両家を結び付ける――が上手くいくとは到底思えなかった。


 北方での〝王家〟という言葉には王とその家族という意味しかない。王の権力は属人的なものであり血筋に起因するわけではないからだ。二人の結婚に王の考えを改めさせて戦いを止めるような力などあるのだろうか。


「さぁ、エリアス!」


 微塵も不安を感じていない、成功への確信に満ちた顔でエルネッドが――いや、アウラが手を差し伸べる。彼女の瞳は木漏れ日が落ちる水面のごとくキラキラと輝き、降り注ぐ光の中へとエリアスを誘っている。


 様々な不安や遭遇するだろう困難がエリアスの脳裏に溢れた。理性は彼女を拒めと告げている。彼女の愚かな考えを諭して正せと言っている。にもかかわらず、彼は影の中から手を伸ばした。それが、自分を殺そうとしているこの苦しみに満ちた世界で差し出された唯一の手だったから。このうえ後悔という苦しみまで加わったら耐えられないと思ったから。そしてたぶん、この胸の高鳴りは本物だろうから。


 ためらいがちに伸ばされた手をアウラが掴んで、ぐいと力強くエリアスを立ち上がらせた。ばしゃばしゃと水を蹴散らし光の中へ引き出された彼は彼女と向かい合う。


「本当に僕でいいのかい?」


「ええ、わたしはもう覚悟を決めた。あなたは?」


 一瞬だけ、最後に逡巡してエリアスは答えた。「うん。やろう、アウ――」


 言い終わる前に引き寄せられ、二人は唇を合わせた。その力強さと対照的に彼女の唇は柔らかく、口づけは優しい。本当は触れ合わせるだけではないとエリアスも知っていたが、その先へ至る前にアウラは離れた。


「まずは婚約の誓い。次は証人の前で宣誓ね」


 その瞳に浮かんだ恥じらいを見て、エリアスは彼女を愛おしく思った。抱きしめたい衝動に駆られたが今はその時ではない。


「それが最初の問題だ。よほど信用のある人物か、大勢の前でしないと」


「それは大丈夫」アウラは自信満々に断言した。「ファランティアのドラゴンと竜騎士なら不足ないでしょ」


「いやそれは無理……じゃないのか、彼女を呼ぶんだな」


 ファランティア王国の白竜騎士カティヤがエイリークの養女であり、アウラと共に育てられた話は有名だ。あの幼い日、〈血吸いヶ浜〉で最後の話し合いが行われた日にテントへ忍び込んできた勝気な赤毛の女の子。


「うん。でも呼ぶ必要はない。もうここにいるから」


 冗談だろ、と言いかけてエリアスは止めた。彼女には冗談や嘘を言う必要がない。思わず笑みがこぼれて、それを見たアウラは不満げに口をとがらせる。


「本当よ。わたしを助けてくれたのも彼女なんだから。信じないの?」


「いや、信じるよ。そうじゃなくて……続けてこんなに驚かされたのは初めてだから、思わず笑っちゃっただけ」


 アウラはそっぽを向いて腕を組んだ。「変な人」


 しかし次にやるべきことを考えると、エリアスの気分は沈み、笑みは消える。「そうなると最初の問題はボリスをどうするか、だ」


「ボリス?」新緑の瞳が再びエリアスを捉える。


「一緒に来ている背の低い太った男だよ。あいつは子供の頃から僕と母様の護衛をしているけど、それはヨルゲンに命令されたからだと聞いている」


「ああ、あのずんぐりむっくり。彼の任務が護衛だけとは思ってないんだ?」


 エリアスは無言のうちに肯定した。


「それなら、これがわたしたちにとって最初の一歩になる。あなたが戦いを嫌っているのはわかったけど、わたしたちの計画を進めるには力に訴える場面もあると思う。靴を履いて剣を取って、エリアス。いつでも抜けるように。その間に覚悟を決めて」アウラは泉をざぶざぶと横断して自分の靴を取りに行った。


 準備を終えた二人は視線を交わして手を取り合い、茂みの中のほとんど道とは呼べない隙間を歩いた。小枝が服や髪に引っ掛かってもエリアスにそれを気にする余裕はない。ボリスのことで頭がいっぱいだったからだが、説得に使えそうな思い出は何も浮かんでこなかった。ただ影のように、彼はいつも近くにいた。それだけだ。


 茂みを抜けて、天を衝く大樹へと歩いていく。ドルイドたちは驚いたように二人を見ていたが声をかけてくる者はいない。ボリスも気付いて首を伸ばし、目を丸くしたのも瞬きの間、現れた感情は途端に消えて、すっと目を細めた時にはいつもの無感情に戻っていた。エリアス以外の人間が近くにいる時は愛想よく振る舞うが、こちらのほうが本来の彼だ。


 そのままボリスの前まで歩いて行こうとするアウラの手を引いて止め、「僕が話す」とエリアスは前に出た。


「ボリス、彼女はスケイトルムのアウラ王女。僕らから正体を隠すため髪と瞳の色をドルイドの魔法で変えている」


 周囲のドルイドから小さく驚きの声が上がった。彼らは全員知っているものと思っていたエリアスだが、そうでもないらしい。逆に一番驚いてもいいはずのボリスは全く動じず、感情の無い声を返す。


「そうですか。全く信じられませんがエリアスがそうだと言うならそれでいいです。この女を捕らえますか。それともこの場で?」腰に吊るした幅広の片手剣(ブロードソード)の柄に手を置いて、のっそりと立ち上がった。


 彼が驚かないことにエリアスは驚き、それなら最初に垣間見せた表情は何だったのかといぶかしみつつ手を向ける。「いや、彼女に危害を加えるのは許さない。僕らはお互いに結婚を誓い合った。この場にいるドルイドや……お前にも証人になってもらいたい。僕らはスケイトルムとアードリグをつなぐ新しい王家を作るつもりだ」


「何をバカな」ボリスは吐き捨てるように言った。「そんなの、よく考えなくても無理だとわかるでしょう。エリアスなら理由の一〇や二〇は今すぐ言えるはずですよ。王はあなたの言い分なんて絶対に聞きませんし、叛意ありと断ずるに決まってます」


 エリアスは何も言わなかった。家族でもなく、友人でもなく、しかし長い時間を共にした彼にはそれで十分に伝わったようだった。


「それをわかってて……やるって決めたんですか」ボリスはため息まじりに首を大きく左右に振った。「エリアスはずっとブルンドの農場にいたから、あなたの父が……ヨルゲン王が……あいつが、どんなに残酷で恐ろしい人間か知らないんです。歯向かえば一切の容赦はしない。一族郎党だけでなく友人まで皆殺しにするような怪物なんですよ!? 魔獣よりもずっと恐ろしい生き物なんです!」


 堰を切ったようにボリスの目から、その声から、恐怖が溢れてエリアスを飲み込んだ。心はもう決まっていたし、アウラの手を掴んだその瞬間から覚悟はできているつもりだったが、口を開けば不安が漏れ出てしまいそうで何も言えない。


「……私が〝玉無しボリス〟って陰で言われているのは知ってるでしょう。あれは私が臆病者という意味じゃないんです」


 ボリスは感情を抑え込もうとするように、ゆっくりと話を続ける。


「私はかつて、あなたの母君に恋をしました。若かったんですね。もう彼女が手に入らないなら生きていても無意味だってくらい情熱的にです。しかし彼女は……ヨルゲンに手を付けられてしまった。そして彼女の心もヨルゲンの力に取り込まれてしまった。私は彼女のヨルゲンに対する気持ちは本物じゃないと信じていましたし、ヨルゲンが彼女を抱いたのは一時の気晴らしに過ぎないとわかっていました。だから私は……愚かにもヨルゲンに挑戦権を行使したんです。彼女を賭けて」


 エリアスは目を丸くした。王に対して挑戦権を行使したなら結果はどうあれ語り草になってもおかしくないが、そんな話は聞いたことがない。


「私は負けました。命を捨てる覚悟で挑んだのですから、後悔はありませんでした……その時までは。ヨルゲンは〝反逆者の血を残すな〟と命じ、私の血縁者は全員殺された。でも私だけは殺されなかった。何故だかわかりますか。見せしめのためですよ。〝反逆者の血を残すな〟という命令どおり、私は子供を成せない身体にされて、母君には決して近寄らないまま護衛するように命じられたのです」


 ボリスは全身をぶるぶると震わせて訴える。


「それがどれだけ残酷で恐ろしい所業か、想像できますか、エリアス! 彼女に触れることもできず、自分を慰めることもできず、気が狂わんばかりの夜を過ごして……あれだけ命を捧げてもいいと思った彼女への愛は、もうこれっぽっちも私の中に残っちゃいません。私を選ばなかった彼女を、ヨルゲンを待ち続けた彼女を、恨んでさえいる。ただ後悔と恐怖と恨みで醜く膨れ上がったのが今の私なんです。〝玉無しボリス〟にはね、〝ヨルゲンには逆らうな。逆らえばこうなるぞ〟という意味もあるんです。せめて彼女の忘れ形見であるあなたには、私のようになって欲しくない!  お願いですエリアス。その女は連れて行かなくても殺さなくてもいい。私も誰にも言いません。ただ私と二人でソールヴの農場に戻って下さい!」


 エリアスは圧倒され、立ち尽くした。ボリスがこれほど感情を露わにしたのは初めてだったし、気になっていた彼の過去が今や知らなければ良かったと思えるほど残酷なものだったからだ。ボリスの恐怖が伝染し、エリアスの頭の中にたくさんの〝最悪の場合〟が(よぎ)っていく。


「〝玉無しボリス〟にはあなたが臆病者っていう意味もあるみたいね」その場に満ちた恐怖を切り裂くように、凛とした声でアウラが言った。


「そんなに生き恥を晒すのが辛いなら死を選べば良かった。自害できないように見張られていたわけじゃなさそうだし、剣も持っていたみたいだしね。でも死ぬ勇気は無かった。何もかもを捨てて遠くに逃げたってよかったのに、その勇気も無かった。それどころか、かつての自分を認める勇気さえ無い。王に挑戦したのは自分の正直な気持ちを貫こうとした誇るべきことなのに、若さだとか愚かさだとかを理由にして」


 ボリスは眉を吊り上げてエリアスの肩越しにアウラを睨みつけ、それから視線を戻した。彼もまた彼女によって恐怖から解放されたように冷静さを取り戻している。


「エリアス、王に召される前の数年、あなたはよく〝狩りに行く〟と言って農場の外に行きましたよね」


「ああ。いつもお前は一緒だった」


「夕方には農場へ戻るようにと言われていましたから、あまり遠くには行けず、結局は農場の周りをぐるぐる回るだけでしたね。でも私には分かっていましたよ。あなたが自分の居場所を探しているのだと。だから……」


 エリアスにその自覚は無かったが、そうだったかもしれない。


「……だからさっき、すぐにわかりました。あなたは居場所を見つけたんだと。そして私は、あなたがヨルゲン王の手の中以外に自分の居場所を見つけてしまったら始末するよう命じられています」


 ボリスは足の位置をずらして剣の柄を握り、身構えた。ちらりと近くに置いた斧と盾に目をやったが使うつもりはないようだ。チュニック一枚のエリアスは裸も同然なので必要ないという判断だろう。ずらりと幅広の片手剣(ブロードソード)を抜く。


 エリアスもまた剣を抜いた。彼のためにアードリグで鍛造されたその剣は細腕でも扱いやすいように剣幅は狭く、先端は尖っている。


 ボリスは農場で唯一エリアスに剣を持たせてくれた人だった。アードリグに呼ばれてからは従士たちの猛特訓を受けたが、もし剣の師匠は誰かと問われれば思い浮かぶのはボリスだろう。だからなおの事、彼が本気なのだとエリアスには分かった。遊び半分の訓練とはまるで違う。いつにも増して無感情な目には同情も殺意もない。


 大樹の落とす影の下で二人は鈍く光る剣を手に間合いを取った。整地されていない地面で戦うのは初めてで、かかとが根か石か何かに当たって一瞬転びそうになる。


(落ち着け。これは最初の一歩だ)


 靴底で地面を確かめながらエリアスは自分に言い聞かせた。


(全ての戦いを避けるのは無理だ。それにこれは自分と彼女のための戦いなんだ)


 じりじりとボリスは距離を詰めてきた。エリアスより背が低く手足も短いので間合いは彼のほうが狭い。しかし、ずんぐりして厚みのある身体には圧力がある。気圧されたエリアスはさらに下がろうとしたが、背中にアウラの視線を感じたような気がして半歩で踏みとどまった。逃げ回るような情けない戦いを彼女に見せるわけにはいかない。


(とはいえ、初めて会った瞬間から情けない姿ばかり見られていたけれど)


 そんな事を考えるのは余裕があるからではなく、戦いの緊張感と恐怖からの逃避であった。いけない、とエリアスは目の前の敵に集中する。


 ボリスは剣を横たえるようにして、剣先を上下に動かしつつ、間合いを計っている。何度も手合わせした経験から、下からの攻撃を狙っているのだとエリアスは思った。さらに、ずい、とボリスが踏み込んでくるのに合わせて防御のために剣先を下げる。


 その瞬間、ボリスは大胆にも剣を頭上に振りかぶって、腹を突き出し大股で踏み込んできた。力任せの大雑把な攻撃。胴体はがら空きだ。もしエリアスがいっぱしの戦士であったなら、相手の剣が振り下ろされる前に腹を一突きできただろうし、横に回避しつつ首を狙うこともできただろう。しかしエリアスは、相手の動きが見て取れたにも関わらず、理解できたにも関わらず、反応できなかった。


「エリアス!」


 アウラの声にハッとして力いっぱい剣を振り上げる。振り下ろされたボリスの剣とエリアスの剣が激突して、がぁんと大きな音を響かせた。体重の乗った重い一撃に体勢を崩されたエリアスは転ばないようにするので精一杯。よろよろと後退する。腕が痺れて剣が持ち上がらない。


 対するボリスも剣を弾かれはしたものの衝撃から立ち直るのは早かった。今度は大きく弧を描くように下から剣を振り上げる。エリアスにできたのはやっと剣先を上げることくらいだ。防御のためでも攻撃のためでもないその剣をボリスは激しく叩いた。跳ね上げられた剣はエリアスの手を離れ、足がもつれて尻餅をつく。顔を上げた時、すでにボリスは目の前にいて剣を振り上げていた。


「さようなら、エリアス」


 無感情にそう言って、剣を振り下ろす。


 全てが終わる刹那、意外にも命を失う恐怖はあまり無かった。斬られた経験のないエリアスには、すごく痛いんだろうな、と身構えるくらいしかできない。そして何故か、今まさに自分を殺そうとしているボリスのことを考えた。


 ――エリアス、あまり遠くに行かないで下さいよ。


 狩りと称して農場を離れ、目的もなくぶらぶらしていた時に彼はそう言った。


 ――少しくらい剣が使えてもいいでしょう。


 農場の人間は誰一人、握らせてもくれなかった剣を教えてくれたのは彼だ。


 ――せめて彼女の忘れ形見であるあなたには私のようになって欲しくない!


 あの叫びこそ彼の本心に違いない。


 ボリスはエリアスを殺したくないのだ。その彼に、ここまでやらせてしまうのが〝恐怖〟の力なのだ。だとしたら、この世は――。


「左ッ!!」


 ほとんど悲鳴に近いアウラの叫びがエリアスの思考を切り裂き、びくんと反射的に彼は左に転がった。回転する視界の中で一瞬垣間見えたのは、自分の剣のきらめきとアウラのしなやかな脚。地面をごろごろ転がって、がばっと上体を起こした時には全てが終わっていた。


 剣先を地面にめり込ませて、ボリスは上向きに顔を反らしている。そのふっくらした喉元には鋭い剣先が突き付けられていて、そうしているのは飛び出してきたアウラだ。緑色の長い髪だけが、彼女の動きの残滓となって揺れている。


「乱入してごめんなさい、エリアス。彼は武装してるのに、あなたはチュニック一枚じゃ不公平過ぎる。わたし一人分くらいの加勢がないと釣り合わない」


 エリアスは、あーとも、うーとも言えずに固まっていた。今更ながら死という喪失の恐怖が、安堵を伴って押し寄せてきて、全身がガクガクと震える。とても立ち上がれそうにない。


 アウラは突き付けた剣の先を睨んだまま問うた。「さてエリアス。この男はどうする?」


「う……あ……わ、わからない……」


 定まらない顎で思ったままを即答してしまったエリアスに、アウラは落胆した様子も軽蔑した様子も見せず、前方を睨んだまま今度はボリスに訊ねる。


「では、あなたに選択の機会を与える。このまま死ぬか、二度とエリアスに危害を加えないと誓って命乞いするか。選びなさい」


 ボリスは即答しなかった。彼は挑戦権を行使して敗れた瞬間からヨルゲンのものだ。そもそも選択権など持っていない、というのが北方では常識である。それを敢えて問うたアウラの真意をエリアスは図りかねた。少しの間があって、ボリスは乾いた喉からかすれ声を出す。


「……に、二度とエリアスに危害を加えません。どうか命ばかりはお助けを……」


 ボリスが剣を捨てて両手を上げると、アウラも剣を引いた。


「やっぱり〝玉無しボリス〟ね。命惜しさにヨルゲンを裏切った、というわけ」


 言葉は辛らつだったが、その声に侮蔑の気配はない。そして彼女は、まだ立ち上がれずにいるエリアスに向かってニコリと笑って見せた。


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