神
からめの語りの続きからです
おい、やめろって、お前には無理だ。
いいや、俺には出来るさ。君たちとは、いや、誰とも俺は違う。絶対に倒してみせる。
そう言って聞かずに飛び出して行ったT氏。昔からおかしな奴だったが、まさか死にに行く程とは、、、
え、悲しくないのかって?そりゃ悲しいさ、だがもしかしたらってこともあるだろ
なにぃ!?なんの話しをしているのか分からないだって?まさか、あの伝説の話を知らないのか?おいおい、嘘だろ
しょうがないな、ざっくりだが話してやるよ。まず、今俺達がいるのがこの木がいっぱい生えた場所だろ?なんて場所かは知らないが。
ここから白に黒い模様の入った木がある場所分かるか?そうそうこの先をずっと行ったところだ。その木の先に言ったことはあるか?無いのか、まあいい。
その先に行くとな、地面に大きな大きな溝があってな、下は深くて深くて真っ暗な場所があるんだ。
そして一箇所だけ、向こうの地面まで横たわるおっきな木が倒れてる。その木の上を渡っていけばあちら側に辿り着ける。
だが、そんなことをする阿呆なんざアイツくらいのもんだな。何故かって?そりゃあクチナワ様がいるからに決まってんだろ。
クチナワ様は考えられないほどでっかい蛇で、あちら側の神として君臨していて、その神を殺せたら神の力が手に入るって伝説があんだよ。
だから、大昔の人には倒しに行く奴も居たそうだが、今ではめっきり見ないそうだ。ハハハ、アイツ戻ってこないだろうけど、良い奴だったよ、、、、
おーい、今日飲みに行かないかー?
お、いいですね、ただし、先輩の奢りですよ?
ったく、しゃーねーな
ハハハ
、、、、アイツら元気かな