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9.ヒポポ草の乱獲

外壁から10分ちょっとの所にある森でヒポポ草を探すべく3人で朝から潜り込んでます。


「着いたな!では今からヒポポ草採集を始めようと思う!」

「ねぇルイ……1つ質問」

「なにかね?言ってくれたまえ」

「ヒポポ草知らないから見分け方が分からない」

「そうですよご主人!どうするんですか⁉︎」

「ふふふ甘いな……甘いぜ!チョコレートパフェに砂糖をぶち込んだくらい甘いぜ!」

「ちょこれぇと?なんですかそれ?」

「気にするな」


甘いな!俺にはスティタスゥがあるぅ!ヒポポ草なんて一瞬だぜ?最高だろ?

とりあえず1本目までは自力で探すけどね。その後は[イメージ]使って効率の良い集める魔法でも作ろうじゃあないですか!


「ご主人って……天才ですか!」

「落ち着きたまえ……それ正解」

「では早く探しましょう!明日の宿のため明日のご飯のために!」

「おぉそうだな……とりあえず1本目を探すぞ!」

「はい!」

「さっき言ってたすていたす?ってなに?」

「まぁ後で分かるって!」


さっそく探すぜ!


「これなんてどうですか?」

「どれどれ……」


———


名称 アルナ草

備考 どこにでも生息する。この草を煮詰めて抽出した液を薄めると毒消しのポーションが作られる。

回復のポーションを作る事が出来るヒポポ草に似ている。


———


おぉ!ヒポポ草に似てるのか!それなら探す手間が省けるな!


「これじゃないけどヒポポ草はこれに似てるってよ」

「そうですか!はやく見つかりそうですね!」

「ルナもこれに似た草があったら教えてくれ!」

「うん!」


これはすぐ見つかりそうだぜ!


▼▼


「あれ?さっきからアルナ草ばっかじゃない?

これもう100本近くあるんじゃないの?」


毒消しが出来るらしいのでとっておく事になりずっと集めていたらちょっとした山になった。

どうすんのこれ……3人で運べる量じゃねえ。


「この山どうします?」

「どうするって言ってもな……抜いちゃったもんは仕方ないし持って帰るしか……」

「そうだご主人!アイテムボックスを使ったらいいじゃないですか!」

「ん?アイテムボックス?」


アイテムボックスってあれだよな……ドラ○モンの4次元ポケットみたいな……

でも俺にはないよ?そんなもの。ステータスにもなかったし。


「多分呼んだら出てきますよ?」

「アイテムボックス……ん?なにこれ」

「これですこれ!さすがご主人!」


俺の目線の先には空中で浮いている謎の渦巻き?みたいなのが出来ていた。まさか……本当に⁉︎


試しにアルナ草を1本入れてみると吸い込まれて

消えてしまった。


「おぉ!すげぇ!」

「じゃんじゃん入れちゃいましょう!」

「おう!全部入れてくれ!」

「……なにしてるの?」

「今からアイテムボックスってやつに入れるんだよ」


アイテムボックス最高!どんどん入るぜ!

まだヒポポ草見つかってないけどな!


「あっ!これ!花の色だけ違う!」

「おぉ!これは期待できるぞ!」


———


名称 ヒポポ草

備考 探すのが難しい。煮詰めて抽出した液を薄めると結構な量の回復ポーションが出来る。毒消しのポーションを作ることが出来るアルナ草に似ている。


———


おぉ!これだこれ!ナイスだぜルナ!


「ルナ!これだよ!」

「よかった!」

「すごいです!後はご主人がやるんですよね!」

「おう任せとけ!後はなんとかするぜ!」


これから大量採集の予定だが朝ごはんの時間なので

1回宿に戻る。

すぐ戻ってくるんだけどね……


▼▼


「よし!じゃあヒポポ草大量採集にかかる!」

「どうするつもりですかご主人?」

「ふふふ……まぁ見てなって」


俺が考えたヒポポ草大量採集の為の魔法とは…

今から作るぜ!


とりあえず索敵系の感知魔法が使えたら簡単に出来ると思うんだけど……索敵…感知かぁ。

イメージするだけでいいんだけど……どうイメージすればいいのか。そこが問題だな。


感知ってどうするんだろ火魔法は結構簡単にスキル認定してくれたからな。

ダメ元で聞いてみるか……


「ねぇナビ?感知系の魔法ってどうやったら覚えられるか分かる?」

「えっとですね……ここに石があるじゃないですか」

「あぁあるな……」

「じゃあ後ろ向いて目を閉じてください」

「お、おぉ」

「じゃあ感じて避けて獲得しちゃってくだっさい!」

「ビュン!」


何かが飛ぶ音がしたので慌てて頭に下げる。


『新しいスキルを獲得しました』


「なに⁉︎なにしたの⁉︎なんか飛んできたんだけど!そしてなんか新しいスキル獲得したんだけど⁉︎」

「ではスティタス?とやらを見てみてください」

「わかった」


———


名前 木月 涙

性別 男

LV 4

HP 102/102

MP 139/139

攻撃力 81

防御力 89

俊敏性 106

運 75


称号

[転生者]


スキル

[初級火魔法Lv4] [感知魔法Lv1]


固有スキル

[ナビゲート]


エクストラスキル

[無詠唱]


???スキル

[怠惰] [イメージ]


———


あっレベル上がってる……いやいや相変わらずのチートっぷりな上がり方ですね。嬉しいけど。

あ![感知魔法Lv1]だ!やったぜ!ちょっと見てみるか!


[感知魔法Lv1]

・周辺の敵意、また任意の対象の感知をする事が出来る。

レベルが上がると感知範囲が広がりより鮮明に感知する事が出来る。


どストライク……すごいぴったりだねうん。

これで安心して宿代と飯代が稼げそうだぜ!


「出来た!感知魔法ゲットだぜ!」

「流石ご主人です!」

「今の石を投げただけで感知魔法を獲得したの⁉︎」

「うん」

「ですね」

「おかしいですよ!初級の魔法でも1ヶ月はかかるって言われてるのに!」

「まぁまぁ!ご主人は特別ですから!」

「そういう事にしておいて」

「そんな……だって新しい魔法を……」


ルナは納得いってないようだけども……

よし!ちゃっちゃとヒポポ草を絶滅させる勢いで高速採集してやるぅ!


このヒポポ草を探したい!


すると周りの情報が入ってくる。

後ろで頭を抱えているルナそれをなだめているナビ。

そして赤の点が無数に浮かんだ視界。


なんだこれ……この赤い点……草かな?

あっ!これヒポポ草じゃないか!ってことはこの赤い点全部……キタァァァ!


「じゃあ俺……ここら辺のヒポポ草全滅させてくる」

「頑張ってください!」

「そんな……新しい魔法が……」

「行ってくる!」


忙しくなるぜ!この無数に表示された赤い点を

見つけてとって入れるだけ簡単だね。


それから俺は3時間くらい夢中で赤の点を探しヒポポ草を乱獲した。

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