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2.ヒキニート異世界に爆誕!

「いてててて…」


いくらなんでも殴るって酷くない?

女としてどうなのよ…

まぁ!そんな事で異世界行けるからいいんだけどね!ありがとよ!


えっと…ここは…あれ?家の中じゃね?

ふむふむ、あの女の人家まで用意してくれたのか!優しいな!

なんかないかなぁ…


「ガサゴソガサゴソ」


ん〜ないなぁ…こっちかな?


「ガサゴソガサゴソ」


あった!これかな?なんか赤くて丸いな…

リンゴなのかな…食べてもいいのか?

ん〜この丸い奴の情報が欲し…


「シュ!」


なんだこれ…薄い板?なんで浮いてんの?

……あっ!ステータス!テンプレじゃん!

何が書いてあるんだ?


名称・レッドフルーツ

備考・西の大地で生産される甘いフルーツで

料理のトッピングやスイーツとして用いられる


いやっふーい!食べれるじゃん

いっただっきまーす!


「シャクシャク」


おっこれ歯応えいいな…甘くて美味しいし俺好みだ…異世界すげー。

てかあんまりお腹すいてなかったな…

やる事ないし、自分のステータスでも見るか…


「シュ!」


あっ…出てきた出てきた。


———


名前 木月きずき るい

性別 男

LV 1

HP 19/19

MP 23/23

攻撃力 12

防御力 9

俊敏性 31

運 22


称号

[転生者]


スキル

無し


固有スキル

[ナビゲート]


エクストラスキル

無し


???スキル

[怠惰]


———


すげぇ…本当にステータスってあるのか…


なになに?まぁこの世界の基本が分かんないけど、

いい感じのステータスじゃない?MPあるから魔法使ってみたいね!

今度試すか…っとまぁさておきなんだ?

[怠惰]って…俺の事なのか⁉︎ニートだからなのか⁉︎ 寝るの好きだけどさ…


とりあえず[転生者]から見てみるか…


[転生者]

・全ての言語を理解し話す事が出来る。


[ナビゲート]

・???


[怠惰]

・寝る事によって、LVが上昇。

HP MPなどの全てのステータスが大幅に上昇。

(制限無し)

・寝る事によりHP MPが満タンまで回復する。


[転生者]は結構使えるな…

異世界来ても、言語分かんないのキツイもんね


[ナビゲート]なんだこれ…後で使ってみるか


[怠惰]これかな?あの人が言ってたチートはこれで間違えないよな?

だって…寝るだけでLV上がるって…俺にぴったりのチートじゃないか!


とりあえず[ナビゲート]使ってみよ。

とりあえず心の中で叫ぶか…


ナビィゲェトォォォ!


「お呼びくださりありがとうございます!」


あら、かわいい女の子が突然現れたぞ?

うーん小学生くらいかな?


「君が[ナビゲート]って事でいいのかな?」

「はい!ご主人!私になんでも言ってくださいね!」

「じゃあ早速だけど…服着てくれる?」


いやね?裸を見られるのは男として嬉しいけどさ。

これからお世話になりそうなので、

きちんとしておこうかなってね?思うんですよ。


「分かりました!」

光に包まれた後、一瞬でメイド服の様なものに着替える。


「じゃあ、早速聞きたいんだけど…名前は?」

「お好きな名前で読んでくださると嬉しいです!」

「んー……ちょっと安直だけど、【ナビ】でいい?」

「はい!もちろんです!」

「あのさ…膝枕してくれる?」


この言葉を受け入れるか受け入れないかで今後の接し方が変わるぅ!

前者なら、俺の好きなタイプ。

後者なら、俺の好みでないタイプ。

さぁ!君はどっちだ!


「喜んで!」


うわぁお!圧倒的前者!しかも笑顔だこれ!


「とりあえず聞きたい事は、寝てからにする」

「はい!ごゆっくりお休みください!」


ロリの膝枕最高…いい夢が見れそうだぜ…

では、おやすみぃ〜


▼▼


「んっ…あぁーよく寝た」


あれっ?なんか音がする…ナビかな?

何してるんだろ…


「お目覚めになられたんですね!

今からご飯が出来ますので、椅子に掛けてお待ちください!」

「おう!」


最高だな…起きたら飯が出来るんだぜ?

ナビゲートってこんなに有能だったっけ?


「出来ましたよ!ご主人!」

「おぉ!これはなんていう料理なの?」

「これは、[ダグールム]と言いう煮込み料理

です!」

「ほぉ…それじゃあ一口」


モグモグ…おぉ!シチューみたいな感じか!

うまい!このとろとろで甘みが絶妙な…


「うまい!」

「そう言って頂けて嬉しいです!

おかわりありますよ?」


あっ…いつの間にか皿の中空っぽじゃん。


「おかわりお願い」

「かしこまりました!」




「ぷはぁ!うまかった〜!」

「お気に召した様でなによりです!」

「あっ…この世界ってお風呂ってある?」

「もちろんです!いつでも入れる様に

しておきましたよ!」

「ありがと!じゃあ入ってくるー!」

「お着替えご用意しておきますね!」

「頼んだ!」


お風呂っ!お風呂っ!異世界のお風呂!

あれ?お風呂ってどこだ?


「ねぇねぇナビ?お風呂どこ?」

「ふふっご主人は本当に面白い方ですね…

こちらです」

「ありがと!」

「それじゃあ私は、食器を洗ってから

行きますので!」


あれ?気のせいだよね!来るわけないよね!

そんな事より、お風呂っ!お風呂っ!




「ザッパーン!」


ひっろーーーーい!すげぇ広いぞこのお風呂!

旅館とかの大浴場くらいじゃね?

癒されるなぁ…やっぱりお風呂はいいよね

疲れが…俺今日何もしてなかったよ


「お湯加減どうですか〜」

「最高だよ!」

「それは良かったです!では、失礼しますね!」

「おう!失礼してく…ん?失礼?」


「ガラガラガラ」


えっ…マジで入ってきちゃうの?ナビさん…

どこまで貞操観念が緩いんだよ!

お兄さん心配だお!


「えっと…ナビ?なんで?」

「はい?なんでとは何でしょう」

「なんで一緒にお風呂に浸かってるの?」

「気持ちいいですね!」

「いや…ナビがいいなら俺はいいんだけどさ」

「?」


あらま!顔を傾げるナビもかわいいこと!

目に入れても痛くないとは、この事だぜ!




「ふぅ〜気持ち良かった〜」

「はい!私も、大満足です!」

「そうだった…ナビ?この世界について

教えてくれる?あんまり言いたくないんだけど

俺は[転生者]なの」

「存じ上げてますよ?私はご主人を助けろって

イルル様から聞いてましたので」

「イルル?誰それ…」

「ご主人を転生させてくれた女神様ですよ?」

「あれ女神だったの?それにしては、棒で

殴って来たりしたんだけど…」

「一応女神ですね…」

「そうか…俺からしたらナビの方がよっぽど

女神なんだけどね」

「……あ、ありがとうございましゅ」


かわいいなぁ…顔真っ赤っかだ

ほっぺから湯気でてるよ…あっ…お風呂上がり

だからか


「じゃあ、この世界について教えてもらっていい?」

「もちろんです!この世界は…」


こうして、涙の異世界生活が始まった。


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