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15.武器屋さん

「ふぁ〜あぁ……眠ぅ……」

「今日は大変でしたねご主人。ゆっくりお休みになってください」

「じゃあ、お言葉に甘えてゆっくり休む事にするよ」

「リアもお眠なの」


ご飯を食べ終えリアが俺のベッドに潜り込んできた。

あっ……リアどこで寝かせたらいいかな……


「リアちゃん?ご主人はお疲れなのでこっちのベッドで寝てね?」

「んむぅ……こっちで一緒に寝たいの」

「でも……」

「俺は大丈夫だからさ……ふぁぁ」

「ご主人が言うなら……分かりました」


もうだめ……目が……閉じ……


そのあとすぐに涙は眠りにつき、リアも涙の隣でスヤスヤと寝息を立てていた。


「ふふっ……ナビちゃん顔が緩んでるよ?」

「ふえっ⁉︎」

「ナビちゃんはルイに甘いよね〜」

「ご主人が悪い事するなんてありませんからね。優しいですし!」

「そうだね!本当にルイに、ナビちゃんにそしてリアちゃんはまだ仲良くなれてないけど……出会えてよかったって思うの」

「なんだか照れますね……」

「私も照れちゃうよふふっ……そろそろ私達も寝ようか」

「ですね」


▼▼


「ごーしゅーじーん!朝ですよ!」

「ん……むにゃ」

「むにゃ……じゃないですよ!起きてください」

「おはよ……」

「おはようございますご主人!」


いつものように起こされて目を擦りながらナビの顔を見るといつになく笑顔だった。


「今日は何しよっかな」


完全に目を覚ました涙は、椅子に座りながらつぶやいた。


ん〜……クエストでも見に行くか……


「ガタッ」

「ご主人?どこに行くんですか?」

「ちょっくらギルドまでー」

「私も行きたいです」

「クエスト見に行くだけだからいいよ」

「むー……分かりました」

「じゃ、行ってくる」

「いってらっしゃいご主人!」


▼▼


「Aランク……Aランクっと」


Aランクになったからな〜採取クエスト以外も

やってみたいな〜お金稼いで武器とか欲しいからな。


「すいません!キズキ=ルイさんですよね?」

「へっ?なんですか?」


見たところギルド職員の人かな?慌ててどうしたんだろ。


「ギルド……ギルドマスターがお呼びです」

「ん?」


俺は職員の人に連れられてギルドマスターのいる応接室へ。


あれ?俺なんかしたっけ。



「失礼します」

「おぉ!やっと来てくれたか!」

「?」


そんなに何を待ってくれてたんだろ……


「お話ってなんですか?」

「ドラゴンの事なんだが……成功したらしいじゃないか。よくやってくれた」

「……あっ!」


忘れてた!報酬貰えるんだったわ!いやぁ〜〜すっかり忘れて……


「報酬についてなんだが、これを持って行ってくれ」

「この大きな袋は?」

「報酬の200万ユルだ、受け取ってくれ」

「に……ににひゃ?200万ですか⁉︎」

「あのドラゴンの住処の近くに隣の国へ行く道があるのだが……ドラゴンの所為で商人などが来なくなって少しばかり物資が危うかったからこのくらいはさせてもらうよ」


200万て……宝クジ当たったみたいな数字見たことないな……200万かぁ。


「それで防具や武具を揃えてこれからも立派な冒険者目指して頑張ってくれたまえ」

「はい!」

「では、私は失礼するよ」

「はい」


武器に防具かあ……確かに洋服とか防御力1だよね……初期装備って感じだし。

よし!今日は武器や防具を買いに行こう!

お金あるし!


▼▼


「おかえりなさいご主人!」

「ルイおかえりー」

「おかえりなの」

「ただいまー突然だけどみんなでお出かけするぞー」

「「「???」」」


むふふふ!200万ユル200万ユルゥ!



「ご主人どこに行くんですか?どこに行くか教えてください」

「気になるの」

「私もー」

「武器とか防具とかを買いにね!今のままじゃ限界がありそうだから」

「でも……ご主人お金ないですよね……」

「ノンノンノーんノープロブレム!気にしないでいいから!」

「のんぷろ……なんですかそれ」

「気にしないでいいよ」


かっこいい剣とか見つかるといいなぁ!



「いらっしゃいませ!今日はどのような品をお求めですか?」

「武器とか防具とかを」

「ごゆっくりどうぞ!」


元気だなぁ……俺もバイトやってた時あんな感じだったっけ。営業スマイル大事だよね……懐かしい。


「好きな物見てきていいからね!」

「分かりました!」

「分かった!」

「分かったの」


剣……欲を言えば刀が欲しいな。刀使ってみたかったもんな……


「ん〜〜魔法剣士はどんな武器を使えば……」

「魔法剣士用の武器をお探しですか?」

「そうなんですよ。武器を買うのが初めて……

うわっ……びっくりした」

「魔法剣士でしたらこちらになりますね。でも

魔法剣士なんてすごいですね」

「魔法剣士がすごいんですか?」

「えぇそれはもう。武器を使って敵の攻撃を受けつつ攻撃をしながらも魔法を使うなんて無謀ですから誰もやりたがりませんし」

「へ……へぇー」


oh……まじかよ。魔法剣士ってカッコよさげで

人気ありそうなのに。


「あの……魔法剣士はどんな武器を使うのが普通なんですか?」

「基本的には普通の剣ですね。魔法剣士をやる人があまりいないので詳しくは分かりませんが」

「なるほど……モンスターが強いと武器も強くないとダメだと思うんですがどうですか?」

「そうですね……受けるクエストに寄りますが……

Cランクを超えた辺りの魔物などは鉄や銅の武器では頼りないですね」

「Aランクぐらいになるとどれぐらいの武器があれば安心ですか?」

「Aランクですと少々高めになりますが……こちらなんてどうですか?」


そう言って対応のいい店員さんは一本の剣を見せてくれた。


「これは?」

「こちらはですね……高ランクの冒険者様しかダメなんですけど隣の武器職人さんが作る武器なんですけど

凄いんですよ」

「おぉ!武器職人!かっこいい!」

「今から行ってみてはどうですか?この店を出て左隣にありましすよ?」

「じゃあ行ってこようかな」


武器職人かぁ……刀とか作ってくれるかな。


涙は、店員さんに教えて貰った通りに武器屋を出てすぐ隣にある店へと足を運んだ。


「すいませーん」

「なんじゃ久しぶりの客じゃな……用件は?」

「えっと……刀を作って欲しいんです」

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