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10.スキルの進化

「すいませーんヒポポ草の受け取りをして貰いたいんですけど」

「ヒポポ草ですね。ではギルドカードをご提示ください」

「あっはい……」

「はい……ってえぇ!562本⁉︎でもそんな数のヒポポ草なんて持ってないじゃないですか!」

「あっ……カウンターの下に置いてたから気づきませんでした?これですよっと」

「なんですかその大きな袋……まさかこの中全部ヒポポ草だって言うんですか⁉︎」

「確認してみてください」


ふはははは!俺にかかればこんなもんよ!1日10本?そんなんじゃ飯も食えないぜ!


「全部ヒポポ草で間違えないですね」

「そういえばアルナ草の買取ってやってますか?」

「1本30ユルでお受け取りしますよ?」

「じゃあこれもお願いしますよっと」

「まさかこれもアルナ草ですか⁉︎」

「まだありますよ?」


そのあと同じくらい大きな袋を3つだした。

一応アルナ草もマークして採っておいたのだ。


「986本……」

「そんなにありましたか?」

「ちょっとお待ちください」


いやぁ稼いだ稼いだ!1本100ユルだから56200ユルと1本30ユルが986本だから大体30000ユルか結構なぎじゃないかな?当分宿代にはこまらないぞ?


「こちら56200ユルと29580ユルになります」

「この袋はこのままでいいですか?」

「はい、こちらで行いますので」



ちなみにナビとルナは先に宿に帰っていてここにはいない。

驚くだろうなぁ〜〜


▼▼


「どうでしたか?ご主人!」

「聞いて驚くなよ?合わせて85780ユルだ!」

「さすがご主人!」

「採取クエストでそんなに稼ぐなんて……」

「お陰で美味しいご飯と暖かいベッドで寝られるからいいじゃないか」

「これで当分は安心ですね!」

「おう!」


これで当分は動かなくていいぞ!いやっふー!


「じゃ、俺寝るからご飯になったら起こして」

「分かりましたご主人!」

「ランク上げに行こうよ!」


そういえばランク上げって指定のモンスターを一定数倒したら昇格試験的なの受けれるんだっけ。


「だってもう稼いだし……結構動き回ったし」

「じゃあ明日はランク上げに」

「なんでランク上げたいの?」

「なんでって……冒険者はランクを上げるものじゃないの?」

「ん〜言われてみればそうかな」

「じゃあ!」

「モンスターの討伐するんだろ?ならいっぱい寝なくちゃ」

「なんで?寝てても強くなれないよ?」

「寝る子は育つとか言うアレだから」

「?」

「じゃあ明日からモンスター行く?」

「やった!」

「ご主人が折れましたね」


モンスター怖いんだよな……スライムはかわいくてよかったけど。

明日からリアルなモ○ハンが始まるんだけど、大丈夫かな……ジャギィとかいるのかな……


「すみませーん夕食のお届けに参りましたー」


ドアの向こう側から女の子の声が聞こえた。

もうご飯か……はやいな。


「どうぞー!」

「失礼しまーす」

「はーい」


今日の夕食は何かなぁ。結構動いたからガッツリ食いたい。

それと別に関係ないけど店員さんむっちゃかわいいな身長が低くて……主に身長の低い所が。


「 モネ鳥になります」

「おいしそうですねご主人!」

「そうだな」

「では失礼しました」

「はーい」


お肉ぅお肉ぅ!いっぱい食っていっぱい寝て明日に備えよう!うんそれがいい!


目の前の異世界鳥料理を夢中で口の中に放り込んでいく。


「…………」

「ご主人すごい勢いで食べますね」

「はっへほいひいほん!」

「ちゃんと飲み込んでから喋ってください」


一旦手を止め飲み物で流し込む。


「プハァ……だからおいしいんだって」

「宿の料理ってすごいですよね!」

「何言ってるの?」

「いや……宿のご飯ってこんなにおいしいんだねっていう」

「だってこの宿高いよ?」

「うん?高いってなにが?」

「ここの宿」

「「…………」」

「大丈夫?」

「「………………」」


高い?宿が?宿が高い?それはどういう……

ちょっとまてよ、俺はもちろんこの世界の平均価格とか知らない……ナビは……


「ナビってこの世界のお金の価値って……」

「ワカリマセン」


下を向き汗をダラダラと流しながらまるでロボットのように答えた。

やっぱり……じゃあ最初の10000ユルで結構な日数泊まれて焦らなくてもよかったんじゃ……


「ごしゅっ……ご主人……おこっ…怒ってますか?」


ナビは、今にも消えそうなか細い声で半泣きになりながら上目遣いで聞いてきた。

まぁ過ぎた事だし怒っては無いかな。惜しい事したなっては思うけど。


「怒ってないよ?でもこれからはわからない事はそのままにせず相談してくれたらいいから。もちろんルナもね」

「「うん」」


よしよし……まぁ相談されて分かるかっていったら分かんないと思うけどそのままにしておくよりはいいと思うからね。


「じゃ!明日に備えて俺は寝る!」

「おやすみなさいご主人!」

「おやすみなさい」

「おう!」


俺はベッドで眠りについた。


▼▼


「起きてくださいご主人!朝ですよ!」

「ん……あぁおはよう……ふぁ〜あぁ」

「ルイって朝弱いよね」

「そーかなぁ」

「朝ごはんも届いてますよ」

「顔洗ってくる……」


その後、朝ごはんを食べ終え今日の目的モンスターをハンターするためにギルドへ向かった。


「そういえば……ルナ?モンスターってどんなやつなの?参考までに教えて欲しいんだけどさ」

「本でしか見たことないから名前くらいしか……ごめんなさい」

「いいっていいって!俺が知らないから聞いただけだから気にしないでくれ。名前だけでも教えて貰えると助かる」

「スライムとかゴブリンとかかな?他にも知ってるけど」

「スライムか……かわいいんだよなあいつ」

「ですね!」

「とりあえずクエスト見てから決めようぜ」

「「うん」」


ギルドに入りクエストボードを眺める。

あっ……ランクFの討伐あった……『国の西にあるライラヌの森でゴブリンかスライムを10匹以上討伐』丁度良さそうだな。


クエストボードから紙を取りカウンターへと持っていく。


「これを受けたいんですけど」

「ギルドカードをご提示ください」

「はい」

「これを受けるって事はランクアップ目的ですか?」

「あっそうです」

「クエストの受注完了しましたよ。頑張ってくださいね。あとこれギルドカードです」

「ありがとうございます」


ギルドの人は丁寧でいいね。かわいいし。

よし!気合い入れていくぜぇ!


西にあるライラヌの森と言われている場所へと

向かった。


▼▼


「結構遠いな」

「ギルドから30分ってとこですかね」

「わくわくするね!」

「ルナは本当元気だな」


やっぱり遠いな……まぁ30分くらい離れてなきゃモンスターの処理が大変って話なんだけね。

モンスター探すために感知魔法使うか……


意識を集中させ目を閉じる。


するとここからおよそ30m先に3匹のゴブリンを発見した。

すげぇ……目標との距離までなんとなく分かる。いいこと知った。


「向こうに3匹いるよ」

「ちゃっちゃと火魔法で片付けてください」

「私もいくよ?」

「モンスターにどれだけ俺の魔法が効くか試してみたいから今回は譲ってくれない?」

「わかった」

「ありがとう」


俺はゴブリンの背後に回り込み、距離を5mまで詰めた。

気づいてないな……木とか隠れられる物があると便利だな。


「ファイヤーボール!」

「グギャ!」

「グギャャャ!」


ファイヤーボールは1匹に命中しもう1匹が巻き添えをくらった。残りの1匹だけは、まだ動けるようだ。

やっぱり日に日にファイヤーボールが大きくなってる気がする……寝てるからか。


「グギャギャ!」

「ファイヤーボール!」


襲いかかって来たが距離があったため余裕で倒せた。

モンスターに対しても結構いけるな。


『スキルの進化を確認しました。進化先を選んで下さい』


「へ?」


目の前には、見たことのあるウィンドに進化がなんとか……進化ぁ⁉︎


「グチャ」


足元を見ると、グチャグチャになり焼け焦げた

ゴブリンがいた。


「うっ………うえっ」


スキルの進化と18禁グロテスクゴブリンを見て頭が混乱し、とりあえず1発ぶちまけた。

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