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1.死んじゃった!

「あれ?ここどこ?」


見渡す限り満天の星空 の中にポツリと立っていた。


「ふぁぁ〜」

「随分と大きな欠伸ですね」


目の前に突然、胸のおっきなねぇちゃんが現れた。


「誰?てかなんで浮いてんの?」

「そんな事どうでもいいじゃないですか!」

「良くねぇよ!今の状況を説明しろやぼけぇ!」

「まぁ!こんなにも可愛い女の子に対して暴言を吐くなんて…」


甘えるような目でこちらを見てくれるなよ…


「やめろよ気持ち悪い」

「えぇっ!こんなにも可愛いのに!」

「ロリ 貧乳 じゃないと女として認めないんだよ!

あとかわいい女の子は自分をかわいいなんて言いません!」

「まぁ冗談はさておき、本題に入りますか」

「早くそうしてくれよ…」


全くなんなんだ…この場所といい、この女といい。


「あなた死にました」

「ん?何か言ったか?」


なんか死んだとかなんとか言ってたけど…

気のせいだな!産まれて29年!引きこもり歴12年!

童貞歴=年齢の俺はまだピチピチのはずだ!


「だから死にましたって」

「なるほど死んだのか…なら仕方ない甘んじて受け入れ…ないよ!受け入れたら死ぬじゃん!」

「ふっ!おもしろいですね」

「いやいや笑ってる場合じゃないでしょ? なにがおかしいの?俺が死ぬ事なの?ねぇねぇ!」

「わざわざ1日に数えるの面倒なくらい死ぬ奴の

面倒見るの嫌ですよ」


話を聞かないよこの子!誰だこいつを育てた親!


「だぁかぁらぁ!あんたが今年一番ロクな生活送って無かったから選ばれたの!分かる?」

「なにに選ばれたの俺…まさか30年童貞守りきったから魔法使いに…」

「なりません!」


ですよね…一度でいいからアニメみたいな世界にいきたかったな…さらば俺…短い人生だったけど。

ありがとな息子…使う事が無くてごめんな?来世では努力するから許して。


「あの〜聞いてます?無視とか酷くない?」


目の前で手を振ってくる。

まて…俺は今来世にお願いしてるんだ、息子が使える

来世にと…


「ねぇねぇ!死んじゃった?」

「うるせぇよ!今来世にお願いしてんだよ!」

「は?来世とかないよ?」


ん?来世ないの?今から魂的な物と一緒に消滅?

仏教徒なんで輪廻転生して欲しいんですけど…


「だから転生させてあげるって言ってんでしょ!」

「聞いた覚えないけどぉぉぉ⁉︎」


これは、良いんだよなあの転生でいいんだな!

決まったよなこれは…俺の新しい人生の幕開けだ!


「チートくれぇ!」

「はいはい…ちゃんと付けとくから…」


いやっふー!ありがとう女の人!


「とりあえずあんたの好きな魔法と剣の世界でいいよね?」

「それそれ!待ってました!」


俺もついに異世界デビューか…胸が踊るぜ!


「そういえばあんたの名前は?」


剣と魔法の世界が好きな事知ってるのに名前知らないのかよ…


木月きずきるいって名前」

「じゃあ涙くん!2度目の人生を楽しんでねぇ!」


そう言って棒状の物を取り出す。


「なにそれ…」

「ごめんね!これしか送る方法がないの…えいっ!」


棒状の物を俺の頭目掛けてフルスイング。

他に方法無かったのかよ…

そこで、プツンと意識が途絶えた。



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