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超売れっ子探偵

作者: デビルfish

彼は街中を歩いていた。彼の風貌は茶色が混ざった金髪に黒いジャケット、破れたジーパン、チェーンに繋がっている財布、どこをとっても良くはなかった。

彼が歩いていると4〜50代のサラリーマン風の男とぶつかった。彼はそれから少し歩くと舌打ちをし、ポケットから急いでケータイを取り出し薄気味悪い笑みを浮かべながら掲示板に先程のことを書いた。

それから彼はコンビニへ行った。彼にとってはこれが今日の外出の最大の目的である。

彼は切れていたコーラとスナック菓子を大量に手に持ちレジへ向かった。

「4444円になります」

そこで彼はあることに気づいた。

「あっ・・・」

「財布がない」


僕の名前は笹先咲切斗(さささきさきと)、売れっ子探偵なんかをやっている。

今日も、

金髪に黒いジャケットからまどか☆マ○カのTシャツを覗かせている自称24歳の引きこもりから現金44万の入った財布を探してくれとの依頼が来た

依頼料は44万円の1割ということで交渉が成立した。


さっそく現場のコンビニ周辺の道を探すと10分くらいで彼の言っていた財布の特徴と一致するものが見つかった。確認を取ると、確かに彼の物で間違いないそうだ。

その財布は中身が4万円の状態で捨てられていた。

彼は依頼料の4万4千円を置いて泣きながら帰っていった。



依頼人に感謝されるほど気持ちのいいことはないな、これだから探偵はやめられない。

そんなことを僕は心の中で呟くと事務所を閉じた。

フルハウス見る時間だ。仕事なんてそんなもんでしょ?


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