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そんな私の夏休み  作者: ろく
1/7

日常


バイトもしてない夏休み。家族に嫌味の限りを言われるなんてことない日常。どちらかといえば人生ずっと落ちこぼれ。誰にも負けないのは愛犬そらへの愛情のみ。

全くなんて世知辛い。


「…暑い。」


夏休みも寝て起きて、気付けばあとわずか。女子大生とは名ばかりの自堕落な生活を送る私の名前はかおる。

夏は終わる気配を見せない。日々上昇していく気温を、何もできない(したくない)甘ったれた私への罰よろしく団扇のみで乗り切ろう。甘んじてこの状況を受け入れよう。嘘。クーラーつけたい。


3つ歳の離れた1人暮らしの兄は帰省しても忙しい。運動も勉強もすべて母の腹の中から先に持っていった憎き男。留学だお洒落だなんだと休む暇もなくラストの大学生生活を謳歌している。

母は大病院の医療事務。父はいない。

とすれば家に居るのは私1人かといえばそうはいかない。私の家には母方の祖母が居る。こいつがまた厄介な相手で、とにかくめんどくさい。先月79歳を迎えた彼女はとにかく元気がいい、そしてめんどくさい。どこがといわれても説明がつかない程なんというかめんどくさい。祖母とほぼ2人で過ごす一日のめんどくささは語るに尽くせぬものがあるため省略する。

とにかく私には夏休みバイトもせず家でダラダラと過ごす割にストレスニキビが絶えないのだ。全くなんて世知辛い。


「クーラー…」


ばあちゃんはどこに行ったのだろう。

ばあちゃーん…呼ぶも返事はしないのが彼女である。同じ家に居て居留守を使うあたり全くめんどくさい。

ばあちゃーん…。これでも孫の端くれな私。昔は学校で友達の名前をたくさん書きましょうという拷問的道徳の授業でばあちゃんの名前オンリーで出した旧おばあちゃんっ子な私。何度かばあちゃんばあちゃんと呼び見つけた先は炎天下の庭先。太陽が激おこばりに真っ赤に照りつけるその下で草を毟るその背中を見つめ、あぁ。めんどくさい。




やってしまいました感が否めない、相変わらず長長い纏めが効かない、日本語知らない。

見切り発車し過ぎて、いい加減私もクーラーつけようと思いました。

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