60/71
光は生まれる
立ち上がるその足に未来を込め、掴み取るその手に希望を秘める。
その身で暗黒を切り開くと黄金の扉は顕れる。
金色不変の扉は最涯ての地にある。
命の言葉が生まれ、夢の花は意味を持ち咲き誇る。
月は人を悪戯に撹乱し、迷えるものらを狂いへ導く。
回帰する伝道師は永遠を彷徨い歩き、闇と孤独に挟まるものを救いだす。
扉を開けば想いは溢れ、全てを包み込む。
命を礎とし立ち上がると夢は広がり、終わりを掴み取れば幻は消え失せ、すでにそこにいる。
光は満ち満ちて、遍く世界へ流れゆく。
そして望むのは聖なる地平、高御座が鎮座する永遠の都、終わりの大地にて光は生まれる。




