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神聖独劇  作者: さとう
第一六章――頽廃の焔
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光は生まれる

 立ち上がるその足に未来を込め、掴み取るその手に希望を秘める。

 その身で暗黒を切り開くと黄金の扉は顕れる。


 金色不変の扉は最涯ての地にある。

 命の言葉が生まれ、夢の花は意味を持ち咲き誇る。

 月は人を悪戯に撹乱し、迷えるものらを狂いへ導く。

 回帰する伝道師は永遠を彷徨い歩き、闇と孤独に挟まるものを救いだす。


 扉を開けば想いは溢れ、全てを包み込む。

 命を礎とし立ち上がると夢は広がり、終わりを掴み取れば幻は消え失せ、すでにそこにいる。


 光は満ち満ちて、遍く世界へ流れゆく。

 そして望むのは聖なる地平、高御座が鎮座する永遠の都、終わりの大地にて光は生まれる。

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