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神聖独劇  作者: さとう
第十一章――夢幻人
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讃美

 畏れ慄け、そして崇めよ! 眠れる太陽を信仰する異教徒に鉄槌を! 輝ける太陽こそが神の御胸に在りし道!

 蒼穹に輝く光は我らの道。暗黒に浮かぶ光は夷の道。

 狩れ、無垢な魂を誑かす邪教徒を! 殺せ、無邪気な笑いに毒を盛る者を!

 後悔せよ、その首を審判の篝火に焼べるのだ! 断罪せよ、その命を裁判の炬火に捧げるのだ!


 永遠の主は汝の心の中に。永遠の理は汝の心と伴に。

 祝福の鐘を鳴らすのだ。神と在りし者は救われるだろう。悪と在りし者は断罪されるだろう。

 天に浮かぶわだつみを見よ。

 神に愛されし者は自由に泳げるだろう。悪に魅入られし者はもがき苦しむだろう。


 いと高き永遠の存在は、全ての道を、掟を、魂の流れを、星の数に等しい諸々の事象を定められた。


 主の忠実なる僕は迷える民に御言葉を給う。天の使いが妙なる響きに主の御業を歌う。


『主の鮮やかな行いを讃えよ。終わりの時まで辿るべき道を定められた、その御業を。

 咎を被らないよう優しき教えを与え給うた、その御業を。

 贖う者らすべての民の魂を救済し天国へ届けんとす、その御業を。

 主の栄光は光とともに、主の恩寵は光とともに。いと高き永遠の存在の、その御業を讃えよ』


 太陽からの使者は主の啓示を彷徨い人に告げる。


『思索は地を這いずり探索し、ついに時の回廊を見つけだす。思い出は甦り、記憶は溢れ、真の目的を胸の奥深くから鮮やかに切り出す。

 汝は覚えているか。かつて切望した暖かな未来を。いつか涙流した切ない過去を。

 懊悩の牢屋に閉じ込められた思考に、光という呪文を投げ掛けろ。氷解した心には新たな道程が広がる。

 そうして汝は永遠の未来へ躍り出るだろう』


 天の使い、太陽の使者の御言葉を忘れるな! 御言葉を心に留めおけば、主の栄光に導かれん!

 幸あれ、すべての信じるものに!

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