表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神聖独劇  作者: さとう
第十一章――夢幻人
41/71

命の満ちる場所

 夢幻の彼方に見える静寂の地平、そこは誰もが畏れ、望む場所。最涯てにある永遠の御国、そして終わりの地。

 夢と幻の涯てにそこは在る。幾億もの人たちの忘れられた夢の記憶が流れ、集まり、形作られた未来への扉から辿り着ける。

 夢幻の回廊。巡る世界。永遠の地平。様々な呼び名を人々は付けるだろうが、どれも同じこと。名前に意味はなく、意味を持つのは事象。


 その始めにあったのは暗黒、なにものも存在しない空っぽの世界だけであった。暗黒が蠢く中、やがて混沌が生まれ、混沌は意味を持つものを生み、果てしない流転によって掻き混ぜられ、遍く事象が生まれた。

 すべては前に進む、過去から未来へ、変わることのない真理だ。

 だが、一つだけ例外がある。『命の満ちる場所』だけは未来にある。いつも、これまでも、これからも、未来にあり続ける。そして、幸福も、悲しみも、是非も、憎悪も、慈愛も、全てを受け入れ、あらゆるものが最後に足を運ぶ。

 多くの人はそこを、静寂の地平、と呼ぶ。なにものも拒みはしない。終わりの地。

 そこは扉を開け、来るべきものを待っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ