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神聖独劇  作者: さとう
第十章――幻想の種
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旅人のみた光

『時が止まり花が咲いた。狂人は始原の言葉を寿ぐ。夢が開き夜が始まった。終わりとは真の夢への扉だ。月が輝き人が笑う。月の輝きに包まれ影を手に入れるのだ。夜が落ちて太陽が昇った。』


『時空の彼方から黄金の輝きが見える。それは未来への証し。時間を飛び越え、過去と未来を結ぶ永遠の存在が飛来する。

 空を見よ、時空の裂け目が呼んでいる。恐れるな、永遠はすぐそこで待っている。

 永遠の外から、永遠の中へ。自由の外から、自由の中へ。夢の傍観者から夢の体験者へ。恐れることはない、すべてを手の中へ。』

 

『眠りの世界の夢は現実の延長にあり、ある一定以上の非現実な世界を創りだすことはない。だが、光の扉を潜ればそこには想像を絶する不思議な世界が待っている。

 しかし、間違ってはいけないのが、正しい光に進まなければならないということだ。間違って月光の先に足を踏み出してはならない。そこにあるのは狂気だけなのだから。

 正しき光の向こう、真の夢の世界が開かれるとき、新世界の夜明けは、聖なる大地とともに訪れる。』


『月の照らす海に漂い、原始のさんざめきを体で感じるだろう。原初にあった営み、鼓動、言葉、記憶。遥かなる時の彼方で、すべてがひしめいている。蠢く存在たちの中にたった一人でいる。そこにやすらぎを感じる。

 孤独じゃない。みんながいる。時間を越え、空間を越えて。すべてがあって、すべてがない。存在の彼方で笑う自分が見える。』


『誰かが呼んでいる。彼の語る言葉は始原の姿。彼の歌う言葉はこの世の哲理。彼の読む言葉は原始の脈動。

 いつも、いつまでも、いまも、これからも、彼はいる。けれど、彼の名前を、姿を、居場所を誰も知らない。だけど知っている、どこにでも、彼はいる。』

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