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神聖独劇  作者: さとう
第九章――清浄なる未来
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やがては聖なる地平へ

『光の下で希望を握り締め、その存在を照らすと正しき道は開かれ黄金色に輝く扉が顕現する。すると、静寂が訪れ大いなる変化の兆しが見える。

 それは新たな始まりだ。日々の空虚の中に隠された永遠の主題が表に現れ、行為と希望を同化させると一切の記憶を光の中へ封じ込める。

 遠くから響く金色の音色は幸福の到来を告げ、感情の爆発が時の流れを止める。止まった世界で思い出は溢れ、そこから予期される未来への憧憬が形造られる。

 ついでやってくる沈黙の夜明けは想いを眩き姿に変え、すべての祈りと願いを叶えると、未来へ――扉はまだ開かれない――導く。それは世界に喜びが満ち、始まりが起こった証。

 古い時代は流され一つになり、古の叡智が眠る海へと変わる。そこへ、光に封じられた記憶、命の花が知るこの世の理を投げ入れると、再び変化が訪れる。大海は穏やかな旋律を奏でながら覚醒し、世界に絶望の波が押し寄せる。それは新しい世界をも呑み込み、終わりの色がすべてを覆い尽くす。

 最後が近づき、諦念だけが残ったそのとき、閉ざされていた金色絢爛たる不変の扉が開かれる。その先に望むのは輝ける地。

 扉を潜り新しい世界に足を踏み入れる。あらゆるものが絶望を回避し歓喜に狂う。この場所で、かつて封じられた記憶の光が新たな意味を持ち花開く。その意味は時を越えて未来へ繋がり、光は幸福の礎となる。

 輝く大地、聖なる地平。幸福と光の溢れる世界。あらゆるものがあり、すべてがない。ただ、そこには終わりが待っている。』

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