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神聖独劇  作者: さとう
第五章――新生
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神聖

 主は言いました。『あらゆるものを受け入れろ。理解しろ。すべては繋がっている。』彼は多くの場合、この言葉から始め、また締めの言葉とするのでした。


 主は受容することを説きました。すべてを受け入れることで人は神聖なる御国へ、安らかに眠れる地へ訪れることができるのだと示しました。誰もが光になれる、明るい未来を想い描き、理解してこそ、命の記憶が繋がってゆく、希望を諦めてはいけない、それはすべてを受け入れることから始まる、そう告げたのです。


 主は理解するべきものを説きました。しかし、私たちには理解できません。きっと未来に起きる出来事なのでしょう。ここに述べたことが起きたとき、理解することを忘れないよう、残してくださったのだと思います。後世の人々がそれらを迎えることができるように、聞いた言葉を正しく受け継がれるようにしなければなりません。


 主はあらゆる事象は繋がっていると説きました。繋がりは必ず光とともにあるのだと仰られました。それを受け入れ理解するのだと、やがては光の向こうへ赴くため、主の目指す神聖なる地へ行くために、光の奇跡を信じなさい、すべてはあるがため、すべてはないゆえに、どこまでも信じなさいと、主から言葉を賜りました。


 主は最後の瞬間、多くの人がその御姿を見守る最中に激しく煌めく一閃の光を放ち、消えたのです。瞬く姿を直接みた者はいませんでした。強い光だったため誰もが目を逸らし、隠したのです。

 その後、多少の動揺が広がり混乱しましたが、かつてのような不安はなくなっていたため、すぐ落ち着きを取り戻しました。また、私たちは一人で歩くことができるようになっていました。主は人々の心にそれぞれの形を持って存在し、言葉が人の間に繋がりを生んでいたのです。

 そして今、為政者打倒まであと少しのところまできています。もうすぐ我らが主を柱とする世界が立ち上がろうとしているのです。


 後の世に生まれ、これを読む皆々様、ここに記したことを忘れないで頂きたい。これが新しき歴史の始まりに起こった事なのです。光の人であり奇跡の救世主、彼の言葉を忘れてはいけません。

 以上が主の言葉と簡潔な出来事です。すべてはここから新しく始まったのです。

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