夢の話 強盗
仕事帰りに公民館に寄った。公民館の中では中学生が放課後のクラブで卓球をしていたり、本を読んでいた。私は、中学生の卓球の腕前を見ていた。自分も混ざって練習したいなぁと思ったが、邪魔したらいけないので公民館を出て行った。
帰りに彼女のアパートに寄ってご飯食べて帰るのが日課になっていた。ご飯を食べ終わった後に、彼女に今日泊まりたいとお願いしたら、いいよ。と言われた。嬉しくて彼女に抱きついた。
2人でコンビニでアイスを買いに行く。夜の散歩は気持ちいい。たまにはいいものだ。とウキウキした気持ちでいた。
歩いていると、川を挟んだ向かい側の道で、ジャリジャリとゲームセンターのメダルを動かしたような音が聞こえた。え?なんでこんな所で?っと振り向いた瞬間、右側にいる彼女が「強盗だ」と小さな声で言った。え?何?
彼女の声は小さく、自分にしか聞こえなかったが、強盗の1人がこちらに気付いて、こっちを睨んだ。
強盗は3人で、1人は現金輸送車から金を運んでいて、1人は警備員の髪の毛を鷲掴みにして引きずり出そうとしていた。警備員の頭部は血まみれで頭部がブラブラしている。首を根元から切られて死んでいる。もう1人の警備員は見当たらない。もう殺されたのだろうか。強盗の3人目はこちらを横目で睨みつつ、金を黒いバッグに入れている。金を積み終わったら、お前たちを殺しに行くぞと言わんばかりの殺気がした。
彼女は恐怖で体が震えていた。私は、このままでは2人とも殺される。来た道を戻るべきか、さらにこのまま先に進んだ方がいいのか考えた。このまま進んだから強盗たちがいた道に合流するから、危ない。来た道を引き返そう。彼女は恐怖で足が動かない。彼女を引っ張りながら、思うように逃げればない。先に助けを呼ぶか?しかし携帯を部屋に置いて来てしまった。住宅地に逃げて助けを呼ぼう。とにかく来た道を引き返えした。薄暗くて街灯も少ない。人家も見当たらない。歩きながら逃げていると、現金輸送車の100m後ろに出てしまった。
「こっちの道も繋がっていたのか。」
強盗たちはまだ気づいてないが、車で追いかけられたら直ぐに捕まってしまう。